東京湾・金沢沖 春の3目釣り!
イージーフィッシャーにAAAの西島さんが登場!
関東地方もようやく春の気配。今年は本当に寒かった。地方へ冬ならではの釣行を、と考えていたものの、例年より深い雪に阻まれ中々実行出来ずじまい。太平洋側から日本海側へ向かう道中は毎年の事だけど、今年は海沿いでも、可なりの積雪があったエリアも多かった。これからはその分、地方に展開していきますのでお楽しみに‥。
という感じで今回は、あの「イージーフィッシャー(フジテレビCS放送)」のロケにお邪魔して、東京湾で春の3魚種をまとめて狙ってみようという事になりました。ご存じ児島玲子さんに加えてゲストが凄い…。なんとAAA(トリプルエー)の西島隆弘さん。聞く所によると釣りは大好き。こういったスターの方々に「釣りが好き」と言って頂けるのは、本当に嬉しい限りです。こうなると少し道具の手配も気合いを入れて‥と考えていたのですが、まずは手軽に楽しんでもらう事が優先。出来れば数種類という事を考えると…。
「これにしよう!」と選んだターゲットは、東京湾の、カサゴ、イシモチ、ブランドの金アジ。これだとワンタックルで狙う事が出来ると考えて、ライトタックルのシステムをセレクト。オモリはカサゴ、イシモチが25~30号。ライトアジはコマセカゴが30~40号の設定なので、竿の調子が微妙に違うだけ。細かく言うと、調子に依存する所は多いけれど、汎用性の高い竿を使えば十分に楽しめるワケだ。
今季の魚の調子は、イシモチ(シログチ)は絶好調。カサゴも好調、金アジは少し不調…と言うか、金アジのポイントまでイシモチさんが進出。抑えはバッチリ。そんな感じで楽しめそうな釣り物プラス、上がってきたら、港で「バーベキューしちゃおう」という企画です。忠彦丸では港でバーベキューを出来るプランもあるので、これからのシーズンは最高。釣りが終わってからも盛り上がること間違いなし。2月27日、楽しみにして宿に向かったのです。
強風の中…まずは1魚種目のカサゴを狙う
港に着くと、「ううっ…」風が強い。時折15m以上の北風。予報は徐々に収まるとのことだったが、出船出来るか心配。というか、折角来て頂けるのに…。スタッフの皆さんも少し心配な表情。
準備を開始していると「山ちゃんおはよう」と児島玲子さん到着。そしてAAAの西島さんも到着してご挨拶。「釣り好きなんですよ‥でも最近行けなくて」とのこと。ルアーが好きなのかな?と思ったら、カレイなどなど、エサ釣りがメイン。北海道が出身地だったのだ。港は思わぬスターの到着でワナワナ…。児島さんも西島さんも気軽に写真撮影に応じたり、お話ししたりと良い雰囲気。まあ、今回は楽しんで行って下さいという感じで、午前8時、安田船長の操船で金沢漁港を離れ、小柴沖のポイントへ。まずはカサゴから狙うことになったのです。
航程約30分でポイントに到着。胴突き2~3本バリのシンプルな仕掛けに、エサは青イソメ。水深は約30m。が…波も高く、潮も速い状態で底ダチが取りづらく、根掛かりの回避も難しい状態だ。本来、仕掛けの動きを止めて、食わせる間を少し取りたい所であるが、波がそれを邪魔する。
「やばいな・・・」と思ったが、暫くするとカサゴがヒット。「少し小さいけどカサゴ‥」と児島さん。西島さんにもヒット。コンディション的には悪い状態であったが、他のメンバーにも次々にヒットしてきた。小型でも、味噌汁や、半身で一貫にするお寿司のネタには最高。美味しいカサゴだ。
西島さんもこの釣りは初チャレンジ。釣れる釣れないよりも、釣りをすることが好きな様子。時に楽しく、時に真剣な表情で竿先を見つめている。その西島さんも徐々にコンディションに対応してカサゴを釣り上げていった。小型が多かったものの、時折まずまずのカサゴもヒット。外道に25cmクラスのトラギスがヒットしたりと、賑やかな展開。
イシモチ&アジに移り、イシモチが釣れ盛る!
そして、お昼も近付き、イシモチとアジに移動。本来はイシモチとアジは別々に狙う予定であったが、アジのポイントでもイシモチが好調なため、ライトビシを使用したコマセ仕掛けで狙うことになった。エサはイシモチも視野に入れて青イソメ。アジが多ければ青イソを1cm位に切って付ける。イシモチを多めに狙うなら、5~6cm位に切って装着。
港方向にポイントを移動してスタート。コマセはイワシのミンチ。水深は30m、タナは下から2m。底にビシが着いたら、1mほど上げ、3~4回振りコマセを出す。さらに50cm、ハンドルを一回転くらい巻いて、2~3回振り、ふたたび少し巻いて2mくらいでストップ。これを繰り返してコマセが効いてくると、「来たっ」と、あちらこちらで声が上がる。
上がって来たのはイシモチ。児島さんも「いいね~」とダブルでイシモチをゲット。底荒れが心配であったが、イシモチは元気一杯だ。20cmクラスのものもヒットしてきたが、30cmクラスも顔を見せて、あっという間にクーラーのスペースが無くなっていく。忠彦丸看板娘の黒川佳巳さんも楽しそう。本来、このイシモチ釣りは胴突き2本バリ仕掛けに、エサは青イソメの1匹掛け、長めのエサで狙うスタイルであるが、活性が高く、長さの短いエサでもヒットが続いていた。
西島さんも「掛かった…」と笑顔でファイト。「本当に釣りが好きなんだな…」と思わせる一面。イシモチを次々に上げる中、「今度は大きいやつを狙わなきゃ」と楽しそうだ。ところが…肝心のマアジが釣れてこない。どうやらアジよりも先にイシモチがヒットしてしまう感じなのだ。タナは低く2m、波が1m以上のコンディションだと、船が下がった時にかなり底方向に仕掛けがある場合がある。それでもマアジのタナには入っているはずだが、この下がった時にイシモチがヒットしてしまうのだ。贅沢な話だが…。
かといって、さらに1m上げて底ダチ3mのタナで狙っても、コマセがピンポイントで効かず、アタリすら無くなってしまう。こうなるとイシモチをメインに考えて、楽しんでしまえばいい…。そんなことが出来るのもライトタックルの楽しさだ。
児島さんも大型をヒットさせて嬉しそう。番組だと本当にプレッシャーが掛かるのです。流石です。そうしていると上がる時間も近付き、潮も緩んで終了モード。その時、ポツポツとマアジがヒットしてきた。恐らく潮が緩みイシモチの活性が下がった瞬間なのかもしれない。見事な美味しそうな金アジ。しかし、アジも潮が緩めば活性が下がる。ほんの一時の連続ヒットであった。しかしながら、春の3魚種でクーラーは一杯。そして西島さんは最後に大型狙いへ…その模様は番組で。
帰港後は釣った魚でバーベキュー!
午後2時に納竿して港へ。ここからもお楽しみ。バーベキューで盛り上がるのです。色々なお話を聞きながらキャンプの雰囲気でお食事。お肉や野菜のほかにも、釣った魚を開いて焼いてみたりと楽しみながら、児島さんとAAA西島さんのトークも弾み、色々なお話を聞けました。
そして無事にロケ終了。お腹が空いた私たちも「猫まっしぐら」でお食事スタート。その後も、ファンとの会話、記念写真に応じて楽しそうな雰囲気は続いていったのです。これから本格的な春のシーズン到来。皆さんもどんどん釣りを楽しんでくださいませ。この模様は是非フジCSイージーフィッシャーでご覧ください…。
【番組案内】
■イージーフィッシャー
「AAA西島隆弘の休日!春を感じる壮快フィッシングSP!」
■ゲストフィッシャー AAA西島隆弘(Vo)
■番組ナビゲーター 児島玲子
■放送局 フジテレビONE(CS放送)
■OA日
2012年3月 9日(金)24:00~25:00 (初回放送)
2012年3月13日(火)08:00~09:00(再放送)
※以降、リピート放送あり。下記HPにてご確認下さい。
■イージーフィッシャー(URLはPC用ページです)
http://www.fujitv.co.jp/otn/easyfisher/
本来なら各ターゲットで竿の調子が違うのだが、今回はワンタックルというテーマで狙ってみた。この日は海況が悪く、ベストとはいえなかったが、海が安定してくるこれからはロッドの汎用性を生かした楽しみ方が出来る。また、カサゴを専門に狙うなら、イシモチ、ライトアジよりも先調子。7対3で張りのあるタイプで、1.8~2.1m、オモリ負荷は20号前後という感じだ。ライトアジとイシモチは6対4。長さは2.1m前後がベスト。共にベイトタックルだ
竿:ポイントオリジナル ライトスティック205K64-1
リール:ポイントオリジナル 伝衛門丸ボートリール AD100
道糸:PE1~1.5号
忠彦丸(東京湾・神奈川県金沢漁港)
■船長:安田剛
■乗合船、仕立船、屋形プラン、バーベキュープランあり
■HP(PC用ページ):http://www.gyo.ne.jp/tadahiko/
■住所:神奈川県横浜市金沢区海の公園9
■TEL:045-782-3135
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横浜市在住のライター&フォトグラファー。元2輪レーサーで、「宮城ササニシキレーシングチーム」を結成するなど、宮城や東北にも縁がある。現在は大好きな釣りと魚を求めて各地を旅するのが楽しみ。ヤマシタ・アドバイザリースタッフ、マリア・フィールドスタッフ。ブログShisen
※取材・テキスト/山口 充
※取材協力/忠彦丸(TEL:045-782-3135)