釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

モンスターベッコウを求めて網地島磯ロック釣行

編集部 2023年7月19日 更新

東北ロックフィッシュのエキスパートで、現在は関西在住のバレーヒルフィールドテスター千葉正博さんが石巻の網地島に磯ロック釣行!狙うは初夏のモンスターベッコウゾイ(タケノコメバル)。片道13時間かけてやってきた千葉さんに、離島の大物は姿をみせてくれるのでしょうか?

※2023年6月実釣、7月掲載。

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10年以上のブランクがある網地島へ

網地島は牡鹿半島に属する島で、集落は島の北端に網地(あじ)、南端に長渡(ふたわたし)地区がある。かつてよりモンスター級の実績、定評のある島で、毎年多くのロックフィッシュファンが訪れている。今回の網地島釣行は1泊2日の行程で、バレーヒルフィールドテスター千葉正博さんが初夏のモンスターロックフィッシュに釣戦。その模様をお届けします。

宮城県在住の頃は牡鹿半島をはじめ田代、網地島に幾度となくロックフィッシュ釣行で足を運び、数々の自己レコードを叩き出していた千葉正博さん。今回の網地島釣行は約10数年ぶりに訪れることもあり魚のパターン、ポイントも変わっているのでは、との懸念を抱えつつ昔の記憶を辿ってのモンスター級への挑戦。果たして結果はいかに⁉

鮎川港から網地島長渡港へ。アクセスは離島航路を運航する網地島ライン。定期便の時間は決まっているが季節によっては臨時便の時間で運航することもあるので、乗船する前に必ず確認を!
[網地島ラインホームページ]

鮎川港から長渡港までの運賃は片道470円。就航船マーメイドⅡに乗り込む。船内はトイレはもちろん自動販売機等もあり快適
約10分の航行で目的地の網地島長渡港へ到着
セミハードロッドケース160ワイド
164×150×210。仕舞寸法が155cmまでのロッドが収納可


バレーヒル(ValleyHill)
しっかりロッドを保護できて遠征などにも最適!

今回の釣行は1泊2日の行程。まずは荷物を置きに今晩お世話になる真崎荘へ。真崎荘は長渡漁港から徒歩5分以内の好立地。アットホームな女将さんがおもてなししてくれる。夕食はアワビをはじめ島ならではのクジラ料理の他、ホヤやひじきなど海藻類、季節の魚と海の幸いっぱい
荷物もカートで運ぶほどの量があったことから、今晩お世話になる真崎荘に置いて準備に取り掛かる。当日は風が強くタフ気味なコンディションだったことから磯ロックは二日目に入磯することに。初日は風の影響が少ない港内での堤防ライトロックに挑んだ

まずは宿近くの長渡港で網地島の実力を拝見

荷物を置いて身軽になったところで、足場の良い堤防でライトなロック、メバルを楽しんだ。初心者でもハードルが低く、気軽に楽しむことが出来る釣りだ。

開始早々ヒット。遠目にキャストしフォール。ボトムをゆっくりリトリーブ。上がってきたのは良型のメバルだった

港内はゴロタ場、少し沖目になると一気に水深がある。様々な大きさの岩が密集している他、ポイントによってはコンクリートで作られた大きな箱状のケーソンもあり、根魚のよい隠れ場になっている

ロッドはバレーヒルの「サイファリストHRXプロスペック CPRS-93H」。遠投して沖のポイントの大型ロックフィッシュを攻略するために、ロングキャスト性能を磨きをかけつつ操作性、ロッドバランスを高めたロングスピニング

ケーソンの穴を探り、漁港サイズのベッコウゾイをゲット。続けてテトラ周辺の藻場から先程よりは少しサイズアップしたベッコウゾイがヒット。「アタリは頻繁にありますね。手軽に狙えるから初めて釣りをする人も楽しめますね」

日が傾きはじめ、辺りが薄暗くなってきたタイミングでメバリングにスイッチすることに。ジグ単仕様でポイントも防波堤中盤から潮通しの良い先端周辺まで移動しライトタックルで狙う
ラインはヤマトヨ「Jigging8 PE 0.6」。リーダーにヤマトヨ「fluoro shock leader 14Lb」を使用

キャストからフォール、そしてゆっくりボトムをリトリーブ。が当日のヒットパターンだった。釣れるサイズは20cmオーバーばかり。中には25cm超の良型も混じりコンディションも上々、日没までの間、プチ時合いに入りコンスタントに数を伸ばした。外道のサバの猛攻をかわして、いかにメバルのレンジに到着させるかが釣果のカギとなった

漁港ロックでも離島のポテンシャルを体感。メバリングに関しては、プラグやフロートリグ、ジグ単と釣り方はいろいろあるものの、スレていない離島のメバルには1~3gほどのジグヘッドに、極小ワームをつけて狙うジグ単が面白い。飛距離は出ないが、足下やボトムを狙うには最適。基本的にフォールからのスローリトリーブ、ただ巻きで楽しめる。

夏本番を迎え日中は猛暑が予想される。そんな時は夕マヅメから涼みながらのライトロック、メバリングがオススメだ。夜釣りにまで差し掛かる時は単独行動は極力控え携行用ライトは必須。安全最優先で楽しみましょう。

【ライトロックタックル情報】
ロッド:バレーヒルサイファリストHRXプロスペック CPRS-93H
リール:シマノSTELLA
ライン:ヤマトヨJigging8 PE0.6
リーダー:ヤマトヨfluoro shock leader 14lb
シンカー:バレーヒルstable heavy 1/4oz
フック:バレーヒルBLADE hook 2/0
ルアー:バレーヒルebi shad 3inch



バレーヒル(ValleyHill)
千葉さんが得意とするロングスピニングの釣りに欠かせないモデル!


2日目磯ロック 灯台周辺の地磯にIN

網地島釣行2日目。まずは初日に下見をしていたポイント、ドワメキ崎灯台周辺の地磯に入ることにした。状況は前日の荒天から一変。波、ウネリも収まりつつあり青空が見えて一荒れからの回復の兆し、ランカー級のスイッチが入ることに期待は大。これは狙えるかも!!

最初にエントリーした場所で手前から反応を伺う。小さなバイトはあるがショートバイトで乗らない。次に広範囲をキャストし魚の反応を見るが、魚の着きそうなポイントにもアタリが無い。

状況を把握するため少しずつポイントを移動しながら、ヒットへと導く答えを探していった。

「今日はロングベイトとロングスピンの使い分けでエキサイティングなロックフィッシングを楽しみたいなぁ」と言っていた千葉さん。ロングスピニングの先駆者としてはロングベイトも欠かせないのだ。手前をほとんど打ち尽くし、奥へ奥へと進むことにした。

集落を抜けると濤波岐埼灯台(ドワメキ崎)への案内板が見えてきた。地磯、藪漕ぎを幾度となく経験してきた千葉さん。両手の自由を優先しタックル、小物類はリュックにまとめて移動の効率化を優先していた

御年50歳には思えない千葉さん、軽快な動きでエントリー地まで担々と突き進む
ゴロタ浜を歩き奥の地磯を目指す。若干の風波は残るも前日と比べればだいぶ落ち着いている。「少し波っけがあった方がランカーも出やすいんだよね」と千葉さん。期待に胸が膨らむ

エントリーする前にタックルの準備。ピンで竿抜けポイントを狙うことにした千葉さん。岩礁帯はもちろん、藻場でウィードを切りながら攻める際にも最適な、ロングキャストも対応可能なベイトモデル「サイファリストHRXプロスペック CPRC-98MMH」をチョイス

バレーヒル(ValleyHill)
ロングキャスト性能を活かしつつ、ベイトの強みでガンガン攻められる
ラインはヤマトヨ「Jigging8 PE1.5号」、リーダーにはヤマトヨ「fluoro shock leader 20Lb」を使用

手前から探るが反応は薄い。徐々に広範囲に広げながらここぞというポイントを撃っていく。新しいスパイク跡だらけの地磯を竿抜け探しながら奥へ奥へと進む。エントリーしやすい手前はプレッシャーが高いのかほとんどバイトはなかった

遠近を広く探っていた千葉さんが狙いを定めた

大型の入る場所を見極めて見事キャッチ!

デカいのが釣れそうな大岩を狙えるポイントにエントリー。周囲はホンダワラや昆布の海藻帯が点在し、ランカー出現の雰囲気が漂う。ここで少し粘ることにしたのか、今までフットワーク軽く移動を重ねていた千葉さんの足が止まった。たぶん長年培った経験から、ランカーが出現しそうな勘がそうさせたのかもしれない。

20分は経過しただろうか、千葉さんのロッドが大きくしなった。遠目からもロッドのしなりから大型であることが伺えた。慎重に慎重を重ね近付いて来る魚を見事ハンドランディング。その瞬間、千葉さんがガッツポーズ!!念願のランカーベッコウが降臨した瞬間だった



大きな口にガッチリとフッキング。アワセはバッチリだった。迫力のある重量感ある魚体はゴーマル。「竿抜けを探しながら昆布帯の奥の奥にリグを落とし込み続けたのが良かった。ロングベイトだから果敢に攻めることができた結果だよ」と笑顔がこぼれっぱなしだった
シンカーは低重心な特殊形状で根掛かり回避性に非常に優れたバレーヒル「TGシンカーステイブルヘビー」の 3/4oz。フックはロックフィッシュにアピール抜群なブレード付きオフセットフックの「HRXブレードフック」#3/0を使用(何れもバレーヒル)


バレーヒル
シルバー、ゴールド各1個ずつのパッケージ!
ゴーマルを手中にしたワームは、バークレイ「MaxScent Lunch Worm 6inch」集魚力とニオイ効果を兼ね備えたマックスセントシリーズ。大き目テールはスイミングからリフト&フォールまで様々なアクションで安定した実釣力を発揮
昆布帯のパッチ狙いでヒ~ット!「ガンガン攻める釣りには、間違いなくベイトモデルがベストです」と千葉さん。ヒット手前にはいくつかの昆布帯があり、それをかわしながら慎重に寄せる。魚のコンディションがいいのか良型なのか

重量感あるファイトのあとに姿を見せたのは、もう少しで50cmの太さのあるアイナメ。「ナイスファイト」と千葉さんも満面の笑み

これにて2日間にわたる網地島釣行が幕を閉じた。モンスター級を手中に収められたことについて「タイミング、そしてロングベイトロッドで狙い通りの釣りに徹することが出来たのが良かった。そして何より網地島のポテンシャルの高さに助けられたのが一番かな」と、謙虚に振り返った千葉さんが印象的だった。

初夏から夏へと移り変わった当地。現在もベッコウゾイをはじめ、アイナメの好釣果が聞こえている。「また来年も網地島に来たいなぁ」。思い入れある網地島で今度はどんなドラマが生まれるのか。今回の釣行は千葉さんにとってかけがえのない2日間になったことは言うまでもない。

【磯ロックタックル情報】
ロッド:バレーヒルサイファリストHRXプロスペック CPRC-98MMH
リール:シマノantaresDCMDXD
ライン:ヤマトヨJigging8 PE1.5号
リーダーヤマトヨfluoro shock leader 20Lb
シンカー:バレーヒルstable heavy 3/4oz
フック:バレーヒルBLADE hook 3/0
ルアー:バークレイ MaxScent Lunch Worm 6inch

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※協力/バレーヒル

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