釣った魚で仙台名物の笹かまぼこを作ってみよう!
仙台名物として知られる笹かまぼこは、仙台藩主伊達家の家紋の笹に由来してこう呼ばれるようになったと言われている。仙台湾でヒラメが大漁だったことからその保存食として生まれた。
今回、かまぼこの鐘崎・笹かま館のご協力により、釣った魚のみを使用した笹かまぼこ作りに挑戦!まずは蒲鉾に出来る魚を釣るため仙台サーフに釣行した。
(2023年9月に取材を行いました)
蒲鉾の材料となる白身の魚を狙い仙台サーフへ釣行
今回、笹蒲鉾作りを体験するにあたり、まずはサーフで蒲鉾の材料となる魚を釣った後、TEAM釣無魚の早坂さんが勤めている「かまぼこの鐘崎・笹かま館」に移動。この笹かま館には体験教室のコーナー(要予約)があって、今回は体験コースと同様に釣魚で笹かまを作るという計画だ。
早坂さんに笹かまの材料に出来る魚種を確認したところ、ヒラメ、コチやスズキなど白身の魚からおいしい笹かまを作ることができるそう(一部例外あり)。ただ、イシモチなど少し小型の魚種は3~5尾ほど尾数が必要になるので、出来ればある程度大き目サイズのターゲットを釣りたいところ。
実釣隊は仙台市の蒲生海岸近くに整備された日和山駐車場に集合。ここは仙台近郊の人気釣り場で、サーファーや散歩の方なども多く集まる場所だ。
日和山駐車場
七北田川の河口を見ると、サーフィン日和で波が高めのためか、多くの釣り人が導流堤から河川内でキャストしていた。ちょっと見ている間にマゴチをキャッチしている人もおり、一同も河川内から釣りを開始することにした。
七北田川導流堤から狙うが釣況は厳しい
堤防の方に移動してくると、上げ潮のため七北田川から蒲生干潟の方へ水が流れ込む状況。足場のある石積み提の周辺は水深が浅いが、ハゼの仲間やチーバスの魚影が多くみられた。タカさんはライトタックルにチェンジし、小スズキを狙ってみることに。
七北田川河口内にウェーディングしてシーバスキャッチ!
流心にウェーディングしていたアングラーの方が帰ったのをみて、大人チームは流れに立ち込んで釣ることに。子供たちは危ないので浅い所で水遊び。
シーバスが釣れたのは、ウェーディングを始めてからしばらく時間が経ち、今日は厳しいかもと諦めかけた頃。子供たちも水遊びに飽きてきて、蒲鉾の材料をどうしようか早坂さん達が相談を始めたところだった。
ともあれ、笹かまでに出来るスズキが手に入ったので、車で10分ほどの鐘崎さんへ移動することに。
かまぼこの鐘崎 笹かま館へ移動
蒲生海岸からすぐ近く、若林区の卸町にあるかまぼこの鐘崎・笹かま館へと移動してきた。ここは工場に併設された観光施設になっていて、工場見学、体験教室のほかにお土産もの購入や食事、休憩などいろいろ楽しむことができる。ちょうどお昼ということで、杜のこんだてカフェで食事しつつ、館内を見学して回ることにした。
釣ってきたお魚を使った笹かまぼこ作りに挑戦!
魚本来の旨味を活かした、無添加の笹かまぼこ作りを体験することができる。体験教室には、笹かまの成型から焼きを体験する「笹かま手作り体験教室」と、素材の魚を捌くところから始める「かまぼこ職人に学ぶ!本気塾」とがあるが、今回は持ち込んだスズキを使って捌くところから挑戦した。
鐘崎 職人の技を教えますサービス – 鐘崎 笹かま館
[笹かまぼこ作りの動画]
早朝の釣りから、手間と時間をかけて作った笹かまぼこに「ほくほく!」「美味し~」と一同感動。釣った魚を使っての仙台名物笹かま体験、仙台塩釜港や仙台~県南サーフの帰りにも寄りやすい場所なので、予約して挑戦してみてはいかがでしょう?
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