釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

宮古沖のヤリイカ&スルメイカを釣ってアニサキスチェック!

編集部 2023年12月22日 更新

ハピソンガールのみなせちわちゃんとプロスタッフおがPコンビが今回狙うのは岩手・宮古湾の夜ヤリイカ。二人とも宮古湾釣行は初。その時の楽しい模様をお届けします。
※2023年11月釣行、12月掲載。



ヤリイカ好季に突入した宮古湾へ釣行

11月中旬、宮古湾でヤリイカの好釣果が聞こえ始め、日ムラはあるようだったが60杯~70杯超と釣れ続けていた。それも良型サイズがかなり混じる様子。この好機をイカ釣りファンでもあるちわちゃん、プロスタッフおがPのハピソンコンビが見逃すはずはない。早速二人のスケジュールを調整し宮古に足を運んだ。

当日は波、ウネリ、後半風が吹く予報。タフコンディションも視野に入れての実釣となった。この日のポイントは風裏にあたる重茂半島北端の閉伊崎周辺。周囲を見渡すとイカ釣船が多数集結していた。出船から30分もすると漁場に到着。アンカーを投下し、いざ実釣。

リアスハーバー宮古に隣接している駐車場に続々と釣り人が集結。乗船前にちわちゃん、スタッフおがPもタックルの準備
出船前に、今回お世話になる平進丸の佐々木船長とパチリ

ちわちゃん、おがPともに初の宮古湾イカメタル釣行にテンションアップ。連日、良型のヤリイカが上がる好調をキープしているだけに期待は充分

岩手県南東部、太平洋に面する本州最東端の半島である重茂半島を眺めながらポイントを目指した。ポイントは半島北端の閉伊崎周辺
ベイトや潮流を確認しながらポイントを探り、確定後、アンカー投下。この日は65mラインだった

アンカーを投下し船も潮流に馴染んだ15時半、スタートフィッシング


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序盤はポツポツ、中盤に入りアタリ連発

明るい時間帯はボトムを中心に20号のイカメタルを使用し緩やかなフォール、ステイでヤリイカを探った。時合いなのかバイトが多発する場面もあったものの、ショートバイトでなかなか乗せることが出来ず。ヤリイカの活性も今一つでポツポツ釣りながら集魚灯の点灯を待った。

集魚灯が灯されると船上の活気が上昇。点灯直後は以前と変わらずポツポツ釣果。ヤリイカがアタるのはベタ底付近と我慢の釣りが展開された。そんな状況下、徐々にヤリイカが上向いてきたのは潮が動き始めた1時間後だった。

この日は重茂半島先端の閉伊先周辺にイカ釣り船が等間隔で陣を取っていた

開始してしばらくするとおがPにアタリがあった。「なんかイカじゃないような。魚だと思う」と期待に胸が膨らむ。姿を現したのはムシガレイ。釣った本人は思わず苦笑い
ムシガレイをリリース後、再びイカメタルを投下したおがP。ヤリイカのレンジであるボトムを探る。すると先程のムシガレイとは違ったフッとラインがふけたアタリがあり即アワセすると、今度は念願のヤリイカをゲット。いつもはスロースターターなおがPが幸先の良いスタートを切った
当日は風、ウネリとタフコンディションな中での釣行。開始から集魚灯が灯されるまでの明るい時間は全体的にポツポツと我慢の釣りが強いられた
日が沈みすっかり暗くなった16時過ぎ。集魚灯が灯されいよいよ本格始動
ヤリイカのレンジはボトム付近に集中しアタリも出始めた

ボトム付近を丹念に探っていたちわちゃん、おがPにもフワっとしたアタリが連発、そしてヒット。慎重に巻き上げ本命のヤリイカを釣り上げた。良型のヤリイカにちわちゃん満面の笑み

フォール、ステイを中心にヤリイカを拾い釣るスタンスだった前半が嘘のように中盤はアタリが連発、静から動へと移行した。

アクションを入れてからのスローなフォールで数を重ねていたものの、予想以上にヤリイカの活性が高かったことから攻めの釣りにスイッチ。ガンガンアクションをかけ、速めのフォールでアタリをとる。ホバリング中やメタル投下中にもヤリイカは乗り乗りでコンディション良、そのままプチフィーバーへ突入。船上はお祭りとなった。

ちなみに、この日のヒットカラーはピンク、暖色系が絶好調。特にピンク系に好反応で、納竿まで好調をキープしていた。

集魚灯が灯されてから1時間経過。船上はプチラッシュに突入した。ヤリイカを釣り上げて再投入するとフォール中にもアタリがくるほどコンディションは上々。次々とヤリイカが乱舞し船上は一気に盛り上がった
ヤリイカ主体の釣果の中に、ビール瓶級のズッシリ重みある冬至スルメも混じった

中盤から終盤へ。ヤリイカの活性はマックスに達しヤル気満々、ダブル連発。レンジはベタ底から5mほどに集中。時間帯によっては繊細なアタリもあったが、終日コンスタントに釣れ続け釣果を重ねるちわちゃん。この日はなぜかピンク、暖色系に高反応で、他のカラーには見向きもしない状況だった。船上の皆さんも大半がピンク系のスッテ、イカメタルを使用し数を重ねていた

三陸ヤリイカ盛期を満喫!

初めて訪れた宮古湾で夜イカ釣りを存分に満喫したちわちゃん、おがP。釣果はヤリイカがほとんど。そこにスルメイカが数杯混じる状況と、宮古湾ヤリイカのポテンシャルの高さに驚いた様子。それもサイズが良型揃い。この日の竿頭は70杯。ちわちゃんは59杯と大健闘だった。

「イカ釣りってほんと楽しいですよね。またチャレンジしたいです」とドハマりしたちわちゃんだった。今回の釣行は、ちわちゃんのイカ釣りのページに、新たに上書きされたことは言うまでもない。

釣果は良型ヤリイカが多数。そこに1~2杯スルメイカが混じる状況だった。良型揃いということもあり終盤の頃にはバケツはイカで溢れかえっていた。ちわちゃんの釣果は59杯!!
「夜釣りはたまに船酔いすることもあるけど、今日はヤリイカが沢山釣れていたから酔うことも忘れていました。イカ釣りって凄く楽しい」

透き通るほど透明度の高い釣りたてのヤリイカ。鮮度を落とさずに各々匹数を数えながらクーラーボックスへ収納
良型揃いのヤリイカ。Lサイズのジップロックに入れると10数杯でパンパンになった
今回、2人が使用していたタックルはレジットデザインのSKC-ST68L/ML-AJINGギガアジスペシャル。
バチコンでのギガアジ対応ロッドではあるが、30号のシンカーを背負いつつも細かに誘える繊細かつパワフルロッド。今回のヤリイカ釣行にもってこいなロッドということでおがPが持ち込んだタックルで、好釣果を叩き出した。
ラインは、これもおがP推奨のサンラインボートファンアジーロPE0.6号を使用

帰港後にスルメイカのアニサキスをチェック!

スルメイカはアニサキスが寄生している確率が高く、安心して食べるためにもアニサキスライトを使って1杯1杯チェックしておくのがベター。今が盛期のヤリイカはスルメイカに比べるとアニサキス率は低めながら、アニサキス症の可能性はあるため油断せずチェックするようにした方が良いだろう。

「アニサキスライト」(ハピソン)

大人気で一時は品薄状態になっていたアニサキスライトだが、現在は供給が追い付き、釣り具店以外に大手スーパーなどの食品売り場でも販売されるようになった。台所でも見やすい光量、釣り人のみならず一家に一台アニサキスライト!



ハピソン
通常のブラックライトとは異なり、室内灯の下でもアニサキスを発見しやすい光量、波長に調整してあるのが最大の特長。

ちわちゃん帰宅後スルメイカからアニサキスを発見!

帰港後の漁港でのアニサキスチェックではアニサキスを見付けられなかったが、食べる前にチェックしたらアニサキス発見!アニサキスを除去して安全、安心に釣果を食しましょう。

佐々木釣具店・平進丸のご紹介

本日の釣行を終え帰港後記念撮影。今釣行でお世話になったのは宮古市に店舗を構える「佐々木釣具店」併営の釣り船「平進丸」の佐々木船長。初心者の方からベテランに至るまで親切丁寧、きめ細かな対応でサポート。とても気さくで老若男女の釣り人にも慕われている名船頭。例年、イカ釣りは状況にもよるが、年明け後の1月中旬頃まで狙う予定(お一人様8,000円/氷付き)。メガラ船(お一人様8,000円)、深海マダラ・メヌケ船(お一人様12,000円)は好評ご予約受付中。

船はリアスハーバー宮古隣接の岸壁に横付け(手前から4番目に停泊)


ゆったり広々前方デッキ

船首にはアンカー巻き上げ機やロッドホルダー、氷用クーラーボックスも常備
各座席には海水給水口あり
水洗トイレも完備されており女性や初心者の釣り人も安心して釣りを楽しめる
イカ釣り集魚灯
船尾には日除け幌を完備

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※取材協力/ハピソン平進丸

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