釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!
  • 秋の味覚を求めて追波湾ジギング釣行!

    編集部 2024年11月20日 更新

    晩秋を迎えてなおタチウオ船が盛期の釣れっぷりを維持し、大型のサワラやヒラメも上がっている追波湾。ハピソンガールみなせちわちゃん、ハピソンプロスタッフおがP(尾形慶紀さん)の2人は美味しい秋の味覚を狙ってジギング釣行!
    ※2024年11月掲載記事です。



    好調続きの追波湾のタチウオだが朝のラッシュ後で沈黙

    ちわちゃんとおがPの2人はおがP船長のフィッシングガイドサービスGroovyで追波湾へ釣行。前日の追波湾は朝方は反応が渋かったものの、昼前頃にちょっとしたラッシュになってタチウオが釣れ盛ったそうで、この日もそんな感じの釣れっぷりに期待して雄勝湾を出港した。

    海況は非常に穏やかな釣り日和。ちわちゃんはマグマカイロ装備の防寒MAXで挑んでいたが、そんな心配無用なほど(暑くなったら中着を脱げばOK!)

    追波湾に着き大隆丸の牧野船長に調子を伺うと、朝方のタチウオラッシュは終わり喰いが止まっているとのことで、集まった大船団が再び釣れ出すのを待っているところだった。大隆丸のお客さんにもとても美味しいサワラを釣った人もいるそうなので、サワラ狙いでタングステン製ジグにブレード付きフックを装着してスタート!

    フィッシングガイドサービスGroovy(おがP=尾形慶紀船長)
    追波川河口付近はすごい濃霧

    絶好調のタチウオを狙って多くの船が集まっていた
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    金華サバ風(?)美味しい秋サバからのスタート!

    船団に突入し、魚探で反応を探していると何かの魚群を発見!底から中層付近までびっしり出ている反応に落とすと、釣れてきたのはイナダ(ワカシ?)とサバのダブル。青物の方は落ちてしまった。

    続いて釣れたのは1尾目よりちょっと大きい良型のサバ。金華山沖の脂の乗ったサバは金華サバと呼ばれブランド魚になっているが、このサバは金華サバ風。津本式の計測マルチ絞め具でしっかり脳締め&血抜きをして持ち帰ることにした。

    金華サバ(風)の良型サバ
    Hapyson×津本式コラボ「計測マルチ絞め具」の『小』を使用。眼の後ろから脳締めすることが多いが、脳天側の両眼の間からも脳締めすることができる
    エラ蓋からマルチ絞め具のナイフを入れて血管を切ったら、バケツに入れた海水でしっかり血抜きをしておく。サバはかなりの量の血が出るので、しっかりと出し切ることが臭みを残さず食べるために重要

    さらなる秋の味覚タチウオと青物を追加!

    サバを数本釣った後、底の方にタチウオらしい反応を発見。ボトム付近を集中的に狙ってみると、ちわちゃんが見事にタチウオをキャッチ!タチウオの場合は津本式の計測マルチハサミでチョキンと眼の後ろを切るだけでも脳締め血抜きできるのでカンタン。

    サバを何本か釣った後、サバとは明らかに違う魚が底付近でヒット
    ちょっと細めながら、追波湾名物となりつつある太刀魚。タチウオの場合は「計測マルチハサミ」で眼の後ろあたりをチョキンと切って絞めるのがカンタン!


    ハピソン(Hapyson)
    新色のブルー(ネイビー)。絞め具や計測マーカーを搭載し、分解してナイフとしても使えるマルチな魚捌き専用ハサミ!

    何とかタチウオが釣れたものの、周りのタチウオ船もポツリポツリでなかなか釣況は上向いて来ない。9時過ぎに秋の味覚3魚種目となるイナダをキャッチ!これも脳締め&血抜きをして持ち帰ることにした。

    秋の味覚3種目はイナダ。お刺身をタレに漬けて漬け丼が美味しそう
    このくらいのサイズならマルチ絞め具の絞めヅノは(小)の方でOKだが、絞め具(大)の方を使えば10kgくらいのブリサイズまで対応可能!


    Hapyson(ハピソン)
    通常の魚に使用する絞め具(小)、大型魚用の絞め具(大)、小型魚などに便利なフィッシュピックの3種、エラ膜切りに特化したナイフを搭載し、あらゆる魚を絞めて持ち帰ることができる。
    時間が進んでもなかなか状況が好転せず、集まっていた大船団が少しずつばらけ始めた
    ちわちゃんが魚探を担当し、おがPに選手交代

    おがPも良型のサバを釣り上げた
    さらに、ちわちゃんにがマアジが釣れて秋の味覚は4魚種目に!

    昼過ぎまで追波湾で粘ったものの、五目達成のため追波湾を離れ、雄勝に戻りながら湾外の魚を探してみることに。しかし、この日は潮が悪いのかヒラメやワラサのポイントにベイトがみられず、かなり望み薄だったので雄勝湾内に戻ってジギングで最後の勝負をかけた。

    雄勝湾のポイントでは前のGroovyの船のオーナーのイトーさんとトシさんがバチコンを楽しんでいる所だった。バチコンで釣れたというタチウオを見せてもらい、数日前にはサワラも出ているので期待したが、ベイトはいるのに活性低く、ここでもサバを追加して終了となった。

    大須沖や雄勝沖の実績場所を巡ってみたが、いつも魚探に反応のあるような場所も気配は皆無。この日はちょっと潮が良くなかったようだ
    湾内に帰ってきてジギングでラストチャンスに掛ける
    ベイトのウルメイワシ。ちょうどジグのサイズとマッチしているのだが
    走り回る秋の味覚サバを追加し終了。このサバのアニサキスは下の方で‥

    翌日は90cm座布団ヒラメとサワラが

    おがPは翌日もお客さんを乗せて追波湾に釣行。後半は時化予報のため朝方だけ追波湾に行き戻ってくる航程だったが、90cmの大判ヒラメにサワラもキャッチ!前日にこれが釣れてくれたら‥。

    翌日に釣れた大型ヒラメ

    ヒラメも脳締めしてから血抜きを行った

    嬉しいサワラの釣果も

    美味しい秋の味覚だがアニサキスにはご注意を!

    いろいろな秋の味覚が旬を迎える10月、11月頃は食中毒が増えることが知られている。とりわけ釣り人が注意しなければならないのがアニサキス。サンマやサバ、サケ、タラ、スルメイカなどの北日本周辺を回遊する魚種に多く、東北地方のアングラーはアニサキス症の経験者も多いはずだ。

    ちわちゃんが雄勝湾で釣ったサバの腹を開いてみると、胃の幽門垂や肝臓は丸まったアニサキスで一杯だった。氷で冷やしていたため動きは鈍かったものの、宿主が死ぬと内臓から筋肉(身)の方に移動することが知られているので、アニサキスライトでチェックしてから食べるのが安心。

    寒ブリや寒ビラメ、寒ダラ釣りも始まり、秋から冬の釣魚が美味しい季節が続きます。ハピソン×津本式シリーズを活用して、上手に〆た旬の味覚を味わってくださいね。

    ※※この下に寄生虫のアニサキスが出てきます。※※

    ※※苦手な方はご注意ください。※※

    サバのお腹から見つけたアニサキス(閲覧注意)

    サバの肝臓に付いているアニサキス。通常は内臓の部分にこのように丸まって寄生していて、宿主が死ぬと筋肉などへ移動し食中毒の危険が増す
    黒い所に置くと分かりやすいが、内臓や筋肉中に居る時は色が同化していて分かりにくい。アニサキスライトで照らすとアニサキスだけ光って見付けやすくなる
    「充電式アニサキスライト」
    乾電池式の1.5倍の明るさで、充電式で使いやすくなったアニサキスライト。ただの紫外線ライトとはちょっと違う、室内でもアニサキスを見つけやすい波長の光を追求。釣り人だけでなく一般家庭やプロの調理場などでも使われているヒットアイテム!
    便利なUSB充電式になり、電池残量を気にせずに長時間使用できるようにもなった
    ハピソン(Hapyson)
    便利な充電式になって長持ち、明るさもアップしてアニサキスを見付けやすくなった。
     

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    ※取材協力/ハピソンフィッシングガイドサービスGroovy


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