釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

東北ロックフィッシュ盛期をエンジョイ!PFJ塩釜ボートロック釣行会

編集部 2020年12月2日 更新

ロックフィッシュ盛期の松島湾周辺でボートロック!11月下旬に入り、すでにスポーニング期はアフターに入り始めるタイミングだが、前日まで大荒れで濁りの入る難条件。そんな中、ピュア・フィッシング・ジャパンのフィールドスタッフ達が集まり、ワイワイと釣行会を楽しみました。

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ピュア・フィッシング・ジャパンの東北関係スタッフ達が勢ぞろい

ピュア・フィッシング・ジャパン東北関係スタッフ、ゲスト、社員が秋から冬のハイシーズンを迎えているボートロックで釣行。ハンター塩津氏は急遽参戦できなくなったものの、アーネスト佐藤尚行船長と岩手の佐々木健太郎さんのロックフィッシュスタッフに、山形のソルトスタッフ冨樫修さんやバススタッフの白鳥稔一さん、ゲストとして宮城釣りガールのみくみくちゃん、社員の宮崎さん、秋山さんが遊漁船アーネスト(塩釜港)に集結。お互いけん制し合いながら(?)盛期の釣りを楽しんだ。

左からフィールドスタッフ冨樫修さん、宮城釣りガール@みくみくちゃん、フィールドスタッフ佐々木健太郎さん、フィールドスタッフ佐藤尚行船長、JBプロアングラースタッフ白鳥稔一さん、東北担当営業の秋山駿さん(今回主催した社員の宮崎さんはカメラマンの後ろにいます)
※参戦予定だったハンター塩津さんは残念ながら欠席!

朝イチ、2週間前にはスポーニングに入りかけていたというポイントからスタート

最初に釣ったのは社員の秋山さん。ガルプ!パルスワームの4インチ(プロトカラー)で 

水は濁り、落ち葉などのゴミが多数浮いている状況

濁りが入った松島湾周辺海域 アイナメの活性は著しく低下

この日の松島湾周辺海域は水が濁り、松島周辺から松の葉などのゴミが多く浮いている状況。前々日に3mほどのウネリが入り、前日の北西風でウネリは消えたものの、岸からの風の影響で落ち葉などが海に吹き付けられたため。

この状況が根魚にどう影響するのか?佐藤船長によれば、「松島湾の海底は泥が多いので、ウネリでかき回されるとすぐに濁ってしまいます。泥が巻き上げられて濁ると溶存酸素が低くなり、特にアイナメは活性が著しく低下します」

この条件のため、スポーニング期のメインターゲットであるアイナメはかなりの苦戦が予想された。一方、ソイ類は比較的環境変化に強いらしく、濁りが入ってもアイナメほど活性に影響が出ないことが多いそうだ。

シャローを撃ってみると・・

佐々木健太郎さんに釣れてきたのはミニサイズ。小さく乗らないアタリが多く、「クラビー2インチ」にチェンジして正体を確認! 

盛期なら釣れそうなサラシ周りのポイントも撃ってみたが

ゲストの宮城釣りガールみくみくちゃんに釣れてきたのも、ハゼサイズのアイナメ(パワーベイト・パワーホッグ) 

ここでレギュラーサイズのアイナメを釣ったのは、またもや営業・秋山さん!

お腹にまだ卵が残っている、産卵後期段階のメスアイナメ

ヒットルアーは「ガルプ!パルスクロー」の人気カラー「チャートリュースグリーンブラックフロセントオレンジ(CGBFO)」。ハンター氏もご愛用の渋い時の定番ルアーだ  

秋山さんに続けてヒットしたのは、またもや社員の宮崎さん!「パワーベイト・パルスワーム4インチ」のグリーンゴールドで

ここでフィールドスタッフのタカ船長にオスのアイナメ

いくらかポイントを移動するうち、ようやくスポーニング中のアイナメがポツポツとヒットし始めた。シャロー撃ちは小型が多く、少し落ちたところにアタリが集中した。

「この時季、水深2~3mの底がみえるようなところでこのサイズがポンポン釣れてくるんだけど、この濁りなので今日はかなり渋いね」と佐藤船長。

 
 

大型クロソイ実績ポイントへ狙いをシフト

アイナメのスポーニングポイントで魚の存在は確認したものの、かなり活性が低く本来の釣れっぷりではない。そこで、「チョット前にいいサイズのクロソイが釣れ盛った場所があるので、風が強くなる前にそこに行ってみますか。かなり叩いてしまったので、釣れるかわからないけど」

クロソイ実績ポイントへ移動し、今回、急遽来れなくなってしまったハンター塩津さんの噂話などをしていると・・健太郎さんに良型ヒラメがヒット!

クロソイ狙いのポイントで最初に釣れてきたのはヒラメ  

マックスセント・フラットノーズミノー」を底から5センチくらい浮かせてドリフト状に流して食わせた 

PowerBait MaxScent Flatnose Minnow 4inch (フラットノーズ ミノー 4インチ)
ガルプ!とパワーベイトをいいとこ取りしたマックスセント。このフラットノーズミノーはベイトフィッシュそっくりな細身ボディでアピール&食わせ系のバランス良いワーム  

Berkley(バークレー) ワーム パワーベイト マックスセント フラットノーズ ミノー 4インチ スモークブラックブルーゴールド PBMSFM4-SBBG

 

ピュア・フィッシング・ジャパンFWスタッフの白鳥稔一さんにきたのはベッコウゾイ!  

ヒットワームはこの日、重点的に使用していた2021年1月発売の「パワーベイト・パルスワーム4インチ」カモカラー  

このポイントで狙っていた良型クロソイを最初に釣ったのはゲストのみくちゃん  

ヒットルアーはマックスセントシリーズのカーリーテール「ランチワーム 6インチ」。ボディ部分をちょっと短くカットして食わせやすくチューニングした  

Berkley(バークレー) ワーム パワーベイト マックスセント ランチワーム 6インチ グローシルバーフレック PBMSLW6-GLSF

アイナメ、ヒラメに続いて本命のクロソイをキャッチ。クロソイの場合、ポイントに入って落とした瞬間に食ってくることも多いが、そこで一回バラしてしまうと、パタリと食いが止まってしまうことも。ポイントをつぶさないように釣るにはチームワークも大切だ。

クロソイポイントで秋山さんに釣れてきたアイナメ。ソイ狙いにもアイナメ、ヒラメが混じる  

松島湾の島々を巡る観光船が通る絶景スポットでの釣り

本日最大のクロソイが登場!

クロソイ、ヒラメ、アイナメが混じる状況になり、朝方の渋い状況から一転、楽しい雰囲気に。佐々木健太郎さんには40UPのナイスプロポーションなクロソイが釣れてきた。

佐々木プロに40cm台の良型クロソイ

7gのビフテキリグ、軽めのリグにチェンジして釣り上げた。ワームは先ほど白鳥さんがベッコウを釣ったのと同じ、「パワーベイト・パルスワーム4インチ」のカモカラー


ヒットシーン動画

佐々木さんがクロソイを釣った時はスピニングタックルを使用。「ERDロックスイーパー・カッシウス」に2021年春頃発売予定の超軽量スピニング「ZENON」。ラインは「スーパーファイヤーラインウルトラ8」の1号 

アブガルシア(Abu Gacia) ロックフィッシュ ロッド エラディケーターロックスイーパー ERSS-77MHF – CASSIUS -(カシウス)
バークレイ(Berkley) ライン ウルトラ8 1号16LB150mクリスタル

クロソイポイントはヒラメも多数混じる!「ガルプ!パルスワーム」のモエビカラーにて

宮崎さんはソイに有効といわれるホワイトカラーで狙ったが、きたのはアイナメ!

「パワーベイト・パルスワーム4インチ」の新色ホワイト。2021年1月頃発売予定だ

続けざまにタカ船長、ここの本命クロソイをキャッチ!

「ガルプ!パルスワーム」のモエビカラーは渋めの状況に最高の食わせ系。12月末から1月にかけてのシーズンもマストアイテム 「Gulp!Saltwater PulseWorm 3.2inch (ガルプ!ソルトウォーター パルスワーム 3.2インチ)
Gulp!Saltwater PulseWorm 4inch (ガルプ!ソルトウォーター パルスワーム 4インチ)」 

バークレイ(Berkley) ワーム ガルプ SWパルスワーム 3.2インチ モエビ G2SQPW3.2-MEB
バークレイ(Berkley) ワーム ガルプ! ソルトウォーター パルスワーム 4インチ モエビ GSWPW4-MEB

このあと急激に風が強くなり、風裏になる湾内へ移動

秋~冬のロックフィッシュシーズンは折り返しアフターへ

クロソイポイントで連発したあと、予報より早く風が強くなってきたため風裏側へ移動。湾内側は濁りがきつく、魚の反応も一気に渋くなってしまった。

ピュア・フィッシング・ジャパンでは来春には画期的性能のスピニングリール「ゼノン」が登場予定。また、来年1月には新作の「パワーベイト・パルスワーム4インチ」も発売される。食わせ効果抜群の「ガルプ!パルスワーム」「ガルプ!パルスクロー」や今回も好調だった「マックスセント」シリーズを駆使して、ロックフィッシュゲームをこれまで以上に堪能していただきたい。

アブ・ガルシア「Eradicator Rocksweeper (エラディケーター ロックスイーパー)
超絶強度と高感度、軽量化を可能にするTAF製法を採り入れたNEWロックスイーパー。ボートロックスペシャルの「ダブルスウォード」中心に、スピニングの「カシウス」なども使用した 

「ERD Rocksweeper ERSC-71EXH  - DOUBLE SWORD – (ダブルスウォード) 」
佐藤船長も愛用するボートロックスペシャルモデル。繊細かつ、パワーを持ち合わせたバランス設計で、感度を活かしたテクニカルな釣りが可能。14~21gのテキサスリグをメインにディープロックの24~30gのシンカーにも対応するので、ハイシーズンから冬や夏のディープのシーズンにも活躍できる

「ERD Rocksweeper ERSC-77ML-BF  - DELUSION – (デルージョン) -」
7~14gのリグを扱いやすいロックフィッシュ専用ベイトフィネスロッド。ベリーに張りをもたせた調子で、軽量リグで根掛かりを回避しやすい

「ERD Rocksweeper ERSC-777H-ML  - GAMBLERS DREAM – (ギャンブラードリーム) -」
繊細なティップと強靭なブランクス、7フィート7インチという中間的なレングスで様々な状況に対応しやすい

「ERD Rocksweeper ERSS-77MHF  - CASSIUS -(カシウス) -」
ロックスイーパーシリーズのオールラウンダースピニングロッド。繊細さに対応しながらタフなブランクスは、3gのライトリグから20g程度まで快適に操作可能 

「ZENON(ゼノン)」
2021年春頃発売予定のアブ・ガルシア最高峰スピニング。2500番で150g前後の超軽量、究極の感度は手にしたら驚くはず

REVO ULTRACAST BF8(レボ ウルトラキャスト BF8)」 
2020年3月に発売された、ソルトウォーター完全対応のハイギアベイトフィネスリール。近年人気浸透中のSWベイトフィネスを快適に楽しめる設計

アブガルシア(Abu Gacia) ベイトリール レボ ウルトラキャスト BF8-L (REVO ULTRACAST BF8-L) 左巻き

AbuGarciaインフレータブルジャケット
AbuGarciaインフレータブルベルト」 
Abuのおしゃれな自動膨張式ライフジャケット。ジャケットタイプとウエストベルトタイプがあり、もちろん遊漁船で使用できるTYPE-A対応

アブガルシア(Abu Garcia) ライフジャケット インフレータブルジャケット BLACK 桜マーク対応 ライジャケ
アブガルシア(Abu Garcia) インフレータブルベルト (Inflatable Belt) ブラック

遊漁船アーネスト(塩釜・釜の淵漁港)
佐藤尚行さんが船長を務めるルアー船。塩釜、松島湾周辺海域のボートロックを中心に、ただ釣らせるだけでなく、バストーナメンター時代から培ったノウハウをもとに、考えながら根魚を釣り上げる面白さをガイド

タカさんは和真メガネ ザ・モール仙台長町店で作ったTALEX偏光グラスを使用。偏光レンズは限定生産の「TALEXイーズブルー・シルバーミラーコーティング」。視界だけでなく安らぎも与えるカラーは天候を問わず使用でき、ドライビングなども快適。フレームはゼクーの「VERO2nd F-1312ガンメタル/ブルー」遮光性を高めながら、スリットにより通気性がよく、汗をかくような場面でも曇りにくい 


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※取材協力/ピュア・フィッシング・ジャパン、アーネスト

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