秋の青物シーズン 宮城県牡鹿半島~雄勝周辺ラン&ガン!
例年より少し早く、8月のお盆前から釣れ始めた女川、牡鹿半島周辺の青物類。今季は良型のサバに小型のカンパチもよく釣れている。9月の台風で時化た後、ちょっと釣況が不安定になっているが、村岡博之さんと牡鹿半島~雄勝(追波川河口)までのエリアを巡ってみた。
※2017年10月取材の記事です。
※取材時と状況が異なる場合、立入禁止になっている場合があります。ルール、マナーに気を付けて釣行してください。
40cm台のカンパチが釣れていた 牡鹿半島・月浦からスタート
「明日の取材、どこに行こうか?青物だったら名振かな?今シーズンはあそこでヒラマサとイナダを釣ってるんだよなぁ。もしかしたらヒラメも出るかもしれないし」
取材前夜、石巻で行われたジャクソン社の営業営業会議(飲み会)の最中、村岡さんと鈴木貴博さんはどこの釣り場に行くか相談していた。台風の影響で2~3週情報が途絶えていたのも、判断を難しくした。
「なんか牡鹿半島の月浦漁港で42~43cmのカンパチが釣れていたみたいっすよ?どこの漁港も釣れてたみたいですが、月浦がいちばんサイズがよかったそうです」と鈴木さん。
「そうか、それなら月浦にいってみるか?タカ、明日は手伝いたのむな」
「ええっ!」
「カンパチは根かなにかのストラクチャーに着いていて、そこから飛び出してくるそうです」とタカさん。
素晴らしい秋晴れのコンディション。魚の気配が全くないのがちょっと気がかりだったが、釣りをしてみることに。
環境的にはいいポイントなのだが、静かすぎる状況。小イワシくらいの小魚の群れが跳ねているようだったが、海面が沸くことはなく朝マヅメの時間は終了。。移動することに。
牡鹿半島の女川湾側 小屋取漁港
牡鹿半島南側にも実績ポイントは続くが、思い切って女川湾側の五部浦湾、鮫ノ浦湾方面へ移動してみることに。狙いの一つだった塚浜漁港は工事中。ということで、女川原発のすぐ横「小屋取漁港」へ。
取材で好釣果の実績 桐ケ崎漁港
「タカ~、全然釣れないなー」「そうですね~・・」すでに時間は10時を回り、近場で釣るか、大きく移動して勝負をかけるかという分かれ目にさしかかっていた。
小屋取から女川にかけては横浦漁港などの五部浦湾、小乗浜漁港など女川湾と実績のある釣り場が豊富だが、この日の調子をみてスルー。タカさんが8月末の取材でまずまずの釣果を上げた桐ケ崎で様子をみつつ、雄勝方面に向かうことに。
台風で青物が消えた!? 雄勝周辺を巡るも・・
尾浦、指ヶ浜、水浜と雄勝エリアも実績釣り場の宝庫。過去の実績ポイント、今季釣った場所を巡るも、どこも雰囲気ナシ。
雄勝復興商店街でお昼ごはん「おばちゃん定食」が大当たり
すでにお昼の時間も過ぎ、雄勝地区中心地にある復興商店街「おがつ店こ屋街」へ。村岡さんはちょくちょく来ているそうだが、まだ入ったことのないという「浜のおばちゃん」という食堂に入ってみることにした。
13時を過ぎてしまいランチタイムぎりぎりだったが、日替わりの「おばちゃん定食」ならOKということでこれを注文。600円で肉、魚、小鉢などがついて、ごはんもおかわり自由!気さくなおばちゃんに「お客さんたち一杯食べそうだから」と、マンガ盛りのおかわりを頂いて、午後の部に向けてパワーを充填した。
お昼ごはんのあと、復興商店街近くの雄勝湾内にまずまずのサイズのサバのナブラを見つけたのだが、付近は防潮堤の工事中で駐車して竿を出せる場所が見つからず。泣く泣く別の場所へと向かうことにした。
村岡さんイチ推し名振漁港へ!朝から来ていたら・・
村岡さんの本命ポイント、名振漁港へ。港内をチェックすると、早速、パシャパシャと水面が騒いでいる部分を発見。岸壁からジグを投げてみるが、用意してルアーを投げた時には群れが沈んでしまった。どうやら小さいサバのようだが、この日の中では一番の雰囲気。2人は港内側、港外側に分かれて防波堤周りを探ることに。
村岡さんの使用したタックル
フラットフィッシュ用のサーフロッドシリーズだが、9ftちょいのライトモデルであるこちらは堤防の青物ゲームでも気持ちよく遠投して楽しく釣りができる。20gまでのウエイト表示だが、30g、場合によっては40gまで使用可能
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※取材協力/ジャクソン
※解説/村岡博之