釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

堤防サーフのカレイ投げ釣り 陸から座布団級も有望

東海林誠 2023年3月30日 更新

秋から冬にかけて堤防やサーフから50cm超の大型カレイを狙え、日本全国のキャスターが集まる宮城県・石巻周辺地域。シーズンは少し遅れ気味ながら、今季も投げ釣りで50cm超の大判カレイが上がり始めた。仙台広瀬キャスターズの東海林さんが11月18日に行われたカレイ釣り大会と12月2日の釣行会の模様をリポートします。
※2018年12月掲載の記事です。

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第109回 全日本カレイ投げ釣り選手権大会 石巻会場参戦記

去る2018年11月18日(日)、「第109回 全日本カレイ投げ釣り選手権大会」が、北海道から九州まで、全国35会場&1,000名超のエントリーにて開催されました。この大会は、『全日本サーフキャスティング連盟』に所属する会員のみが参加でき、東北で唯一の石巻会場には、約50名がエントリー!

この大会は、釣り上げたカレイ(※種類は問わず)のサイズを全国集計し、同サイズの場合はカレイの枚数が多い方が上位に。それと、カレイ以外の魚種の「他魚部門(※全日本サーフ対象魚に限る)」もあって、どちらも上位3名には、副賞として、本人が希望する7~10万円の釣り具が進呈されます!また、上位20%に副賞が有り、審査に提出する魚が釣れなくても、審査票提出で、抽選でラッキー賞(リール等)が当たる事も!

昨年は、同クラブに所属している山口さんがイシガレイの55.0cmを釣り見事日本一の栄光に輝きましたが、今年も上位を狙うべく、参加者の中には2か月も前から下見に下見を重ねた会員さんもおられたようです!

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2017年 宮城石巻で55cmイシガレイ

 

今年は高水温の影響か、釣り場によってはフグの活性が非常に高く、私も、前週&前々週の下見では大型フグの猛攻に遭い、エサが3分と持たず、針ごと無くなる状況…。そのため、直前までポイント選びに迷いましたが、ぶっつけ本番で、昨年、優勝魚が出たポイント周辺にお邪魔することにしました。

AM4:30に、各自、ポイントへ出発(※PM2:30まで集合場所に帰着)となるのですが、石巻会場では、AM3:30に希望者を対象とした出発順の抽選会を開催。筆者も抽選会に参加し、わりと早い順番を引けたのですが、やはり狙いのポイントには入れず、少し離れてクラブのメンバー4名並んで釣り開始となりました…(>_<)

開始から1時間もしないうちに、少し離れたところに入っていた兵庫協会の鶴田氏が竿を曲げていて、いきなりの50cmUP!上位入賞間違いなしのサイズです。鶴田さんおめでとうございます!毎年、この大会のために関西から遠征に来られており、優勝を目指しているとの事!執念を感じますね。

 
関西から宮城の海に通い、過去にも大判カレイを何枚も釣り上げている鶴田さん
2018年の宮城沿岸は水温が高く、カレイやアイナメの釣れ始めが遅れ、11月半ばの時点でエサ盗りのフグも元気だった

こちらも大物を狙って打ち返しますが、30cm弱のカレイや40cm弱のアイナメばかりで、並んでやっていたクラブのメンバーも、30cmクラスのカレイがポツポツ程度で時間だけが経過…。

そんな中、間もなく納竿時間というタイミングで、大阪から参戦の小西氏がジャスト50cmのイシガレイをゲット!遠征した甲斐がありましたね!

50UPのイシガレイ!秋~冬の石巻周辺はこのクラスが上がるポテンシャルを秘める

カレイの50UPは2枚 大型のヒラメやアイナメも

結局、今年、石巻会場では、50cmUPはこの2枚のみで、全国集計の結果、優勝魚は北海道で釣れた58.3cmのナメタガレイ!残念ながら鶴田氏のカレイ(52.6cm)は全国3位となりました。宮城勢のトップは、同クラブの山田さんが釣り上げた48.7cmのイシガレイで全国9位!やりましたね!(^-^)

50cm超の2枚に48.7cmのイシガレイも!

それから、「他魚の部」なのですが、何と、75cmの大型ヒラメを釣り上げた東北サーフ所属の三塚氏が全国2位となり、また、52cmのアイナメを釣り上げた広瀬の新人AYAKAちゃんが、全国15位と奮闘しました!

筆者もしばらく優勝から遠ざかっているので、来年こそは頑張りたいと思います!(^-^;

大会リザルトはこちら(全日本サーフキャスティング連盟)

三塚さんは75cmのヒラメの釣果
 

仙台広瀬キャスターズ12月釣行会報告

2018年12月2日(日)、この日はクラブのメンバーで12月例会(釣行会)を開催!

毎年3回(4月&7月&12月)開催している最後のクラブ釣行会で、今回は、在籍29名のうち、参加者は13名と少なめ。広瀬の例会は、一応、釣り大会ではありますが、どちらかというと、勝負や景品にこだわるというよりは親睦を優先に開催しております。

今回の審査方法については、事前の打ち合わせで全日本サーフ対象魚3匹いづれかの合計長寸という事に決定しました。

数名のグループに分かれ、今回は、約1年ぶりのポイントにて、長男&次男&山口副会長&新人大鷹クン&新人AYAKAちゃんと仲良く並んで竿出し!

開始早々、山口さんにかなり大きなアタリがありましたが、根擦れで痛恨のハリス切れ…(>_<) また、大鷹クン&AYAKAちゃんも苦戦中…(-_-;) それと、長男&次男に至っては、足元に垂らして、なぜかカニをバンバン釣っています…(*_*)

今回はカレイ3枚の合計長寸を競う形式。40cm台のまずまずサイズを揃えた

根周りを集中的に攻めて40UPのカレイをGET

今回入ったポイントは、近投はかなり浅くイマイチでしたが、80m付近に根があり、最初は根掛かり頻発も、あえて根周りを攻め、その付近でアタリ連発しました!狙いの50cmUPは出ませんでしたが、42~45cmのカレイ3枚で審査会場へ!

集計の結果、牡鹿半島で50cmのアイナメ&42cmクラスのマコ×2枚の3匹合計134.2cmで、新人の浅田クンが優勝!おめでとう~!(^-^)

筆者のカレイ3枚は、計130.7cmで2位となり、3位は本日最長寸のカレイ48.6cmながら、計115.6cmで相澤会長!得意のフルキャストで、サーフから7色(1色=25m)のカケアガリで釣れたそうです!

 
 
アイナメも良型が上がってきている!
他の人が届かない遠くのポイントから大型を釣り上げた相澤さん

4位は34~40cm3匹、計110.0cmで大野クン、5位は33~38cmのカレイ3枚、計108.4cmで早坂さんでした。

今年も残り1か月を切りましたが、高水温の影響もあって、カレイはしばらく楽しめそうです!寒さ対策が必要になりますが、皆さんもぜひ投げ釣りに出掛けてみて下さい!

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PROFILE:東海林 誠

家業である米穀店の仕事と育児の合間に、せっせと釣り場に通う、投げ釣りマスター。北は青森から南は愛媛や有明海まで、大物にかける情熱が足を釣り場に向かわせる。仙台広瀬キャスターズ所属

 

※取材・テキスト/東海林 誠

 
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