釣行記

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連載 ハンター式磯ロック攻略術☆【第24回】もうオフシーズン?その前に…ランカーハントのチャンス

塩津 紀彦 2022年2月10日 更新
※この記事は2016年2月にプレミアムサービスの連載記事として配信されたものです。

もうオフシーズン?その前に…ランカーハントのチャンス

いよいよ秋~冬ハイシーズンが終わり、激渋~な季節がやってまいりました…。

来シーズンに向けてロッドもリールもピカピカに洗って冬眠…
ってそこのアナタ!勿体ないことしてますよ!

実は「産卵後の魚=越冬のために深場へ移動」と常識的には考えられておりますが、実際のところ1~2%の魚はオカッパリからでも充分に狙い撃てるミドルエリアで越冬をしてるのが現実。
「なんだぁ~たった1~2%かよ~」
ってお思いの方がほとんどでしょうけど、驚く事にこの1~2%の魚のほとんどが釣れたら小躍りするような大物なんです。

理由は単純。
水温変動が激しく冷たい水にさらされる浅場にいられる個体は体力がある大物のみですからね。

しかも大物は大きくなるにあたって知恵を蓄えるため、普段はなかなか口を使ってくれません。俗に言うところフィッシングIQが非常に高いのですが、真冬はベイトが少ないため比較的イージーに騙すことが出来る=いるところが見つけられればハイシーズンよりも楽に釣ることが出来るんです。

とは言っても数が数なだけになかなか探すのが難しいので、今回は先日に行った金華山釣行での実戦を交えながら真冬の魚の探し方をお話ししたいと思います。

釣れない季節でも釣れると信じて来ちゃうんです(笑)

まず真冬のポイントの定番は

[1]ディープが隣接している

ディープエリアが隣接していると、深場の安定した水温が供給されるため水温ムラが少なくなるのと、ベイトも入って来ることが多い。

[2]水温が上昇しやすい南向き

日が当たる時間が長ければ長いほど水温が上がりやすく、また魚にも日が当たるので北のエリアよりも体が暖まりやすく過ごしやすい。

[3]砂地や砂利底、泥底が隣接している

完全なハードボトムより複合ポイントの方がベイトの種類が多い。

[4]外洋からのウネリをシャットアウトしてくれる根や島に囲まれている

低水温のときは水があまり掻き回されるようなエリアですと水温が下がりやすく、水も安定しないので×

[5]高低差のある高い根や島がある

高低差のある根や島があると荒れて水が掻き回される時に避難出来るのと水が安定するので居住性に優れている。

[6]スポーニングエリアが隣接している

基本的にはスポーニングで浅場に入り、そのままシャローやミディアムエリアに残る個体がメインなので。

[7]大きなワンドの内側

冷たい潮が入ってくるときや海が荒れて水温が落ちる時でも比較的マイルドに水温が変化するので。

[8]海藻が密生している

真冬のメインベイトとなるモガニの住みかになっているのと、海藻が多いほうが身を隠しやすく急な水温変化の時に避難出来るため。

[9]河川が近くにない

雪溶け水などが流入すると水温が一気に下がったりするので河川の周りはNG。

[10]北西風をブロック出来るエリア

真冬の三陸はとにかく北西風が強い日が多いですが、風が当たると水温が下がり水も動かされて安定しないので×。

などなどありますが、この中で合致するところが多ければ多いポイントほど期待度が高まります。

ってことで金華山に到着したらまずは南向きのエリアへ山を越えてエントリー♪

荒れ過ぎです…。
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金華山釣行の模様

で、ひ~こらひ~こら歩いて来たものの、爆弾低気圧の影響がまだ残っていてウネリ&濁りが酷い状態…。とりあえず釣りになりそうなエリアを選んでベッコウ島とベッコウ島セカンドの2ヶ所を軽く回ってみるも、ウネリがキツ過ぎるので撤退…。

島の1周全てが磯ロックポイントの金華山。風裏もあれば波があまり当たらないエリアもだいたい存在します。

今回は北東から強めのウネリが回り込んで入って来ていたので、南西方向へ逃げればなんとかなるかも?ってことでディープが隣接する大きなワンド&高低差のある根が多い真冬の定番ポイント灯台下へ♪

金華山と言えば灯台下

っと思って途中まで崖を降りてみたものの、思ったよりウネリが回り込んで入っていたので途中からまた崖を登り移動。

こんなウネリが当たってたら根魚は動かず身を潜めてしまいますよ…。

この感じだとウネリをかわせるのは西斜面オンリーか?っと思いながら移動を始めると、チップの磯が辛うじて波が弱い感じ…。

南向きでディープ隣接のスポーニングエリア隣接。高低差のある根に囲まれたこちらも真冬の定番ポイント♪

たまにウネリが入ってくるもののギリギリ釣りになる?

ウネリもあるので、まずはリグが転がりづらいボトムコップステイの28グラムをチョイス。フックはがまかつワーム321バルキースタイル3/0。そしてワームは真冬の定番、喰わせの甲殻系最強ワームのパルスクロー(笑)

手前のポイントをちょこちょこ探るも反応なす…。やはりシーズン的に足元からは魚が抜けてる様子です。

そうなると狙いはやはり、水温が安定しやすい沖の高根に囲まれたブレイクライン近辺のエリア。そこへフルキャストー!!!

で、探ることを30分…。
「いないかな?」
っと不安になったタイミングで高根を越えてスリットの奥にリグが入った感覚が手元に来た瞬間に「ごん!」っと重量級の吸引バイト♪

一呼吸入れて距離も遠いのでしっかりラインを巻き取りフルパワーフッキング!
強竿ロックスイーパー992のバットが曲がる重量級の走り。
かけた刹那に50アップのベッコウゾイと認識。

ただでさえ引きの強いベッコウゾイ。今回はさらにウネリで余計なテンションがかかるため、バラシのリスクは格段に上がります…。

根に潜られないように慎重に寄せて来てランディングが出来そうな足場へ誘導。そして距離を一気に詰めてランディング♪

アフター完全回復の50オーバー

ロッドパワーがなければ獲れなかった魚。ラインもかなり擦れましたが、根擦れに強いFCロックハンター18ポンドなので辛うじてもった感じ(汗)。タックルに助けられました(笑)

読み、運、タックルバランス、努力
全てがリンクしたときにランカーは釣れるんです

真冬のシャロー越冬個体は1匹ではなく数匹いるので丹念に周囲を探ります。

ワームもプロトのボリュームあるモデルで少しスローに魅せて食わせるアクションに変更。フワッと浮かせてバタバタスイミング♪

新作の動きを確認しながらアクションさせていると…
「ごん!」
ナイスバイト♪

ラインを巻き取りフルパワーフッキング!
先程よりもサイズダウンしたもののこれまたナイスサイズ。

この季節はランカーがメインなのでこのサイズだと小さい方です

ちなみにあとから分かったんですが、同行したSAITOU氏が同じポイントで私が入る前に同じポイントで51センチのベッコウゾイを上げていたそうです。

やはり今の季節は1匹釣れたら粘る価値はありますね♪

ワームもアフター狙いの定番クロー系やホッグ系。アクションはスロー、そして魚の目の前にゆっくり落としこむアプローチ。真冬だからこその攻め方がハマり、ばっちり出せたナイスサイズに満足。

そうなるとあとはさらなる大物を狙いワームをサイズアップ!
最後は10インチイールでヤル気のあるモンスターを狙う作戦。

6/0フックに10インチワーム。よほどヤル気のある個体しか口を使わないだろうと考えながら足元のスリットにフォールさせていると…
まさかのラインが跳ね上がるハイシーズンのようなナイスバイト!

で、まさかのこのサイズ(笑)

今年は水温の低下が遅かったためまだシャローに小型~中型の個体がちらほら見られます。シーズン オフにするのはまだ早いですよ♪

皆さんも是非真冬のビッグワンを手にして下さい!

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PROFILE:塩津 紀彦

磯ロックがブームになる以前から牡鹿の磯に通い、50UPベッコウ&アイナメを狙っていたロックフィッシュハンター。険しい、キツイ、危険の3Kを乗り越えながら、数々のモンスターを仕留めてきた。茨城県在住。チーム・ハンター所属。ピュア・フィッシング・ジャパン、サンライン、パズデザイン、がまかつ、ティクト フィールドテスター

 
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