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汗冷えしないアンダーウェア選び~ 天然保温性のウールと機能性充実の化繊~

2016年1月31日配信 【HOWTO】 【編集部】

肌に直接触れる下着は、体温を保つうえで重要な役割を果たしている。アンダーウェアが合わないと汗をかいた後、汗冷えで寒くなったりと保温面で逆効果になる場合も。アンダーウェアの選び方をWILD-1仙台太白店の森下店長に教えてもらった。

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寒さと状況に合わせて素材の厚さから選ぶ

アウトドア用のアンダーウェアはヘビー(厚手)、ミドル(中間)、ライト(薄手)と厚さに段階があり、初冬~厳寒期~春先の季節、地域のほか、用途に合わせて使い分ける。サイズ的には肌に密着する、ぴったりのものを選ぶのが基本。

登山や様々なアウトドアなど動きがあり、汗をかきやすい用途ではミドルかライト、雪上写真、バードウオッチングなど動きが少なかったり、寒さの厳しい場面ではミドルやヘビーが向いている。釣りの場合でも、ジギングなど動きの多い釣りでは暑くなりすぎないものが適する。

ヘビー、ライトなど厚さが選べるアンダーウェアも多い
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化学繊維、発熱素材、ウール 素材の違いを理解して選択する

近年は速乾性、保温性に優れたポリウレタン、ポリエステル等の化学繊維のアンダーウェアが充実している。化学繊維は収縮性に優れフィット感があり、動きのある釣りにも向く。

発熱素材のものもポカポカと暖かく人気。発熱素材は少し動くと暑くなりすぎる場合があり、余計に汗をかいてしまうこともあるので用途によっては注意が必要だ。

アンダーウェアで考慮しなければならないのが汗をかいた場合の汗冷え。速乾性のある素材で透湿アウターを着ていても中まで乾くには時間がかかるため、汗による濡れ戻りで体が冷えてしまうことがある。

汗冷えに比較的強いとされるのがウール素材。自然素材のウールは発熱性などは化学繊維に若干劣るものの、汗に濡れた後も冷えずに熱を保つ効果が高いのが特長。長年ウールを愛用する人が多いのはそれためだ。

ジギングなどで腕を動かし続けていると脇などに汗をかくほか、氷上のワカサギ釣りなども釣りの動き自体は少ないが、移動やテントの設営などで結構汗をかくので汗冷え対策は重要になる。使用する場面や寒さに合わせて適切なアンダーウェアを選ぼう。汗をかくことが分かっている場合は着替えを用意しておくのも一手。

「光電子」、「ブレスサーモ」、「ヒートテック」などなど、発熱素材も人気
古くから人気のウール素材。自然の羊毛は汗に濡れても冷えにくい特長がある

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※協力:WILD-1(ワイルドワン)フライフィッシング用品をはじめアウトドアウェアやキャンプ用品などのアウトドア用品が充実。入門者でも知識豊富なスタッフが相談に乗ってくれる。
PROFILE:森下 直樹

釣り、アウトドア全般に詳しいワイルド1スタッフ。幼少のころから釣り好きで、渓流トラウトを中心にさまざまなルアーフィッシングを得意とする。愛知県名古屋市出身

 

※解説/森下 直樹(WILD-1)

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