料理レシピ

釣った魚をおいしく!プロが教える至極の調理法!!

簡単きれいに内臓が取れる!ニジマスのつぼ抜きの手順

更新日 2021年4月10日

つぼ抜き完了

口から割り箸を入れて内臓だけ抜き取る「ツボ抜き」は、包丁を使わずに手軽に魚の内臓を取り除くことができる方法。お腹を切り開かないため見た目が綺麗に仕上がり、お祝い事の時のお料理などにも使われる。

こちらでは釣魚料理研究家・石井ちか江さんにニジマスのつぼ抜きの方法を動画で解説していただいた。ヤマメなど他のマス類や小型魚中心に同様につぼ抜きできマス。

石井さんのワンポイントアドバイス

ワリバシは内臓の奥に届くと突き当たって止まるので、しっかり奥まで押し込むことがコツです。ニジマス、ヤマメなどマス類のほか、アジ、メバルや小型のカサゴ、小型ソイ、イシモチなども同様の方法でツボ抜きすることができますよ!

 

虹鱒のつぼ抜きを動画で解説!

エラの外側を通して内臓の奥までワリバシを押し込む

鰓と内臓をつぼ抜きする手順は、まずは口から入れたワリバシをエラの手前から出した後、内臓の奥までしっかり突っ込む。左右両鰓同様にしたあと、2本のワリバシを一緒に持ち、ゆっくりとひねりながら、つながっているエラと内臓を一緒に抜くだけだ。

ワリバシは2本使用する。まずは1本目を口から入れる
口から入れたワリバシをエラブタの部分まで入れ、エラの前側から出して、そのまま腹腔の中に突き通す
1本目を腹の奥の突き当たるところまで押し込み、2本目も同様に口から入れる


2本目は先ほどとは反対のエラの外側を通しながら、腹腔部の奥まで突きさす
左右のワリバシを一緒に持って、くりくりとひねりながら引き出す。ワリバシが腹の奥までしっかり通っていれば、内臓をきれいに引き抜くことができるはずだ

口の小さい魚はエラ蓋からつぼ抜きする

口が小さい魚種や小型魚で口からワリバシが入りきらない場合は、エラ蓋の下からワリバシを入れてつぼ抜きする方法もある。下の関連記事では口の細いカマスのエラブタの下から内臓をつぼ抜きして塩焼きに調理している。
[関連]料理レシピ | カマスの塩焼き(エラ蓋からつぼ抜き)

カマスのつぼ抜き



YouTubeチャンネル登録もお願いします!

?

※取材協力/釜房渓流つり(宮城県川崎町)

PROFILE:石井ちか江(釣魚料理研究家)

東京湾、相模湾を中心に各地を釣り歩きながら、釣った魚を素材にした料理を研究中。和洋中の枠にとらわれず、釣りで疲れた後でも簡単に作れたり、子供にも食べやすい家庭料理が得意。神奈川県横浜市在住。

関連記事

ニジマス

【東北の魚種別攻略】 ニジマス(エリア) ニジマス 北米原産で本来、日本には生息しないが、養殖・種苗生産がしやすいため全国各地の河川に放流され、トラウトのフィッシングエリア(管理釣...

マアジの冷なますソーメン【石井ちか江の創作料理教室】

完成図 石井ちか江の創作釣魚料理教室 ~釣った魚を簡単においしく!お手軽な家庭向けレシピをご紹介!~ Vol.1「暑い時期にぴったり!マアジの冷なますソーメン」 関東地方の釣りでも...

真鯛の手巻きサラダ【石井ちか江の創作料理教室】

完成図 石井ちか江の創作釣魚料理教室 ~釣った魚を簡単においしく!お手軽な家庭向けレシピをご紹介!~ Vol.2「暑い夏にぴったりな真鯛の手巻きサラダ」 マダイの「のっこみ」シーズ...

みなせちわさん秋保FAで春のエリアフィッシングを満喫

宮城県出身のハピソンガール「みなせちわ」さんが釣りTiki東北に初登場。仙台市の管理釣り場・秋保フィッシングエリアで実釣を行った。ハピソンの便利ツールなども紹介します。 目次 仙台...

エリアトラウトゲーム in上浜釣り堀センター

  11月24日(日)、秋田県にかほ市の上浜つり掘センターにおいてFORESTさんと上州屋酒田店さん共催(VARIVASさん協賛)により標記のイベントが開催されました。   第6回...

晩秋エリアフィッシングのすすめ

日に日に水温が下がり、トラウトの活性が上向く秋は、エリアフィッシングに最高の季節。比較堤安全に釣りが楽しめて、バーベキュー施設も備えた管理釣り場で、紅葉のレジャーフィッシングはいか...