1000匹の大台めざせ!大志田ダムのワカサギ
岩洞湖の解禁後レポートでは不完全燃焼気味に終わった大坂さんが、解禁直後には1000匹超の大釣りもあるという、大志田ダムでリベンジに挑戦!大テント村が立ち並ぶ中、結果はいかに?
※2011年2月掲載。
爆釣釣り場との噂が広まり 人気の大志田ダムへ
今年で4年目となる一戸町の大志田ダム(菜魚湖=ななこ)のワカサギ釣りが2月4日に解禁。今年は2月20日までの17日間の期間限定で、試し釣りを楽しめます。ワカサギの魚影が濃く、夢の1000匹超の釣果も出ている、県外から多くのワカサギファンが訪れる大人気の釣り場です。ちょうど休みがあったので解禁日に出かけてまいりました!初年度には700匹を釣ったことがありましたが、その後は200~300匹台と大釣りはなかったので、それほど期待はしてはいなかったのですが…。
盛岡を4時に出発し、5時過ぎには現地に到着。現地の赤松道白橋手前の受付で入漁券を購入し、その先の駐車場にて6時まで少し待ってから準備をし、そりを引き湖面へ。ここの釣り時間は6時半から15時までと決められており、6時半までは湖面に下りても合図があるまで先に進めません。まるでマラソン大会のスタートのように皆さんその時を待っています。まもなくスタートの合図があり、皆さんダッシュでお目当てのポイントへ向かいます。釣り可能エリア上流の限界線のロープの際、下流の限界線のロープ際、降り口の真正面の昔の川筋があり水深があるエリアが大人気のようで、皆さん集中し、あれよあれよという間に早速大テント村が形成されています。
ここで大テント村に入ってしまっては面白くないので、皆さんの動きを見ながらゆっくり降りて、すぐ左の上流側の水深が浅いエリアを目指します。目星をつけたらまずドリルで穴を開け、魚探を入れてワカサギの魚群の反応と底の障害物の有無をチェックします。次に同じ水深で横のラインでもう1箇所穴開け&魚探チェック。今度は少し沖に出て同じく穴開け&魚探チェックと、8個位穴を開けて同じ作業を繰り返したところで、魚が濃く障害物の無い水深7mのポイントに今日の釣り場を決定!釣り用に穴を開け、テントを立てやっと釣り開始です。
スタート早々から大志田のポテンシャルを実感!
釣り始めるとさすが大志田ダムの解禁日です。釣れる!釣れる!釣れる!ワカサギだらけじゃないのって位釣れます。魚探を見れば底から2~5mまでの幅でワカサギの帯が映っています。こうなると底まで仕掛けを下ろす必要はありません。魚探に表れるワカサギの帯の中でも魚の濃いレンジをワカサギマチックDDMのカウンターでレンジを合わせ直撃すると、ダブルトリプル当たり前でよく釣れて来ます!底まで仕掛けを落とすこと無く手返しの良い中層での釣りで数を伸ばすことが出来ました。ワカサギのサイズは7cm前後でほぼ揃っており、あまり大きくはないので小さめのハリとエサがちょうど良かったようです。
どうやらいいポイントに当たったらしく、一時はワカサギの群れが濃すぎて仕掛けが落ちていかないことも…。群れが沈んだり抜けることもありましたが、ほぼ終日アタリがあり、釣れ続けました。1回だけトイレ休憩をとったほかは、ほとんど飲まず喰わずで時間いっぱいの15時まで釣り続けること8時間(汗)。終了の合図とともにゆっくり撤収し帰路に着きました。
狙いがズバリ的中し、見事記録更新!
帰り道、初年度の700匹の時と同じ位の魚の量だけど、魚が小さいから数が多いかもなんて考えながら、にたにたしながら帰ってきたのが17時過ぎ。ワカサギを数えます。
200、400まだまだ入っています。600まだ入っているな、700記録更新!でもまだ残っている。800底が見えました。残りは66匹、866匹新記録達成です!
今回の好釣果の要因は、まずポイントに恵まれたのが一番です。あれだけの群れがかなりの時間いたということは、魚が濃いポイントで周りにあまりテントがなかったため群れが散らなかったのが一つ。また、浅場で手返しよく釣れて、尚かつ魚が浮いていたため、さらに手返しが良くなったことなど、幸運がいくつか重なりました。 さらに、リアルタイムでワカサギの群れの濃いレンジを魚探で見て、リールのカウンターを活用して効率よく釣れたのも大きな要因でしょう。
魚探とカウンター付き電動リールがここの攻略には欠かせないようです。これからのワカサギ釣りの重要な戦力になってくることでしょう。2月20日までの期間限定解禁です。夢の1000匹超えを目指し大志田ダムへ是非お越しください。
●使用タックル
リール:ワカサギマチックDDM(シマノ)、竿:ゴールドステン研磨竿先4S 180mm(K-ZAN・特注品)、ライン:PE0.2号、仕掛け:ゼロG0.5号(カツイチ)、オモリ:タングステン2g(仕掛けの上にガン玉2B)、エサ:ワカサギウォーム
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取材・テキスト/大坂章
取材協力/上州屋盛岡店(TEL:019-637-1130)