投げの85cm大マダイ 自己記録更新!
前回の釣行記の最後に「次回は70cm超のマダイを狙ってみます」と言っていた東海林さんがやってくれました。投げ釣りで85cm!もちろん自己記録更新です(2011年8月掲載)
夜の庄内海岸は大マダイを手にするチャンス
今年は、山形(庄内)の投げマダイが好調なようで、各漁港の防波堤や磯場からの夜釣りで、40~60cmクラスがよく上がっています。
庄内の各漁港では、6月頃からマダイが狙えます。ある程度の水深がある漁港なら、昼間でもキス仕掛けに30cmクラスのマダイが喰ってくることがありますが、大物はやはり夜釣り(日没後20時頃から、夜明け前の4時頃まで)が期待大!また、釣り場としては、単調な砂底よりも、所々に根や海藻がある場所で、少し荒れ気味の日に期待でき、荒れた日は、漁港内まで入ってくる場合も多く、キス狙いの置き竿に良型のマダイが来てビックリしたことも多々あります。
初めて入る釣り場では、なるべく明るいうちに、足場や海底の状況などを掴んでおきましょう。
アカエイと間違うような強烈な疾り!
7月12日(火)、釣友Sさんと釣行。あまり波は高くなかったものの、快晴で、頭上にある月明かりの恩恵でかなり明るい晩でした。
釣り開始から約1時間半後、揃えて並べていた竿先ライトの1本が大きく揺れ、緩めていたリールのドラグが少しだけ出るアタリがあり、大きくアワせるとなかなかの手応え!リールを巻いてくると、『グングン』という引きで、上がってきたのはクロダイの49cm!まずは、ボウズ回避で一安心…。
その1時間後、80mほど投げていた1本の竿尻が大きく浮き、尋常じゃないアタリ。ドラグ(手で強く引いた時に道糸が出るように調整)からもの凄い勢いで道糸が出ていきました。過去、10~20kgクラスの超大型アカエイがヒットした場合も同じようなアタリだったので、この時点では、どうせまた今回もアカエイだろうと思っていました。ドラグを8分くらい締めてアワセを入れると、さらにもの凄いパワーで引っ張られ、竿を立てて踏ん張りますが、道糸がどんどん出ていきます。
しばらく耐えていると、魚の引きが少し弱まってきたので、竿を立てたまま少しずつリールを巻いていきます。すると、途中で『グングン』というマダイらしき抵抗が数回あり、『これは、もしかしてマダイかも!?』と、急にドキドキしはじめ、ついに魚が浮いてきました。ヘッドライトで浮いてきた魚を照らすと、やはりマダイでした。しかも、今まで見たこともないSP特大サイズ!
心臓バクバクでしたが、無事取り込み成功!メジャーを当てると、何と!実寸で85cm(6.7kg)。Sさんに写真を撮ってもらいました。
夜はマダイ、朝からキスのオールナイトも可
7月23日(土)、同クラブのRYUクンと釣行。開始からわずか15分、RYUクンの1投目の竿にアタリがあり、まずはマダイ40cm。そして、直後には60cmUPをゲット!
スタートダッシュを決められましたが、間もなく自分にも60cmUPが掛かり、その後、30cm級を1枚追加し、他に、カサゴ、ムラソイ、フグ多数でした。
また、この時期は、サーフや漁港でキスの数釣りが出来る時期でもあります。徹夜でマダイを狙った後なので、かなり体力を消耗しているとは思いますが、気温が上がる前の早朝2~3時間、お土産用にキスを狙ってみてはいかがでしょう!?
家業である米穀店の仕事と育児の合間に、せっせと釣り場に通う、投げ釣りマスター。北は青森から南は愛媛や有明海まで、大物にかける情熱が足を釣り場に向かわせる。仙台広瀬キャスターズ所属
取材・テキスト/東海林 誠(仙台広瀬キャスターズ)
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