気仙川渓流解禁釣行2015[岩手沿岸河川のヤマメ]
今シーズンの岩手沿岸河川は期待度大!
今年も渓流解禁の季節になりました。毎年恒例となっている気仙川の渓流解禁日釣行へ今年も行ってまいりました。以前はそれほど上流へ行かなくともいいポイントに入れば50から100匹の釣果に恵まれていたのですが、震災のあった2011年の解禁日からここ数年、より上流部へ行かないと釣果に恵まれない解禁日が続いています。
昨年の解禁日、一昨年までは釣れていた本流の上有住のポイントが何も釣れず、大移動してなんとか釣果を上げた生出川へ今年はそのまま向かいます。4時にセットした目覚ましを先延ばしにすること数回、5時半過ぎに起きて大慌てで盛岡から陸前高田へ向かいます。
途中車から見る本流には日曜日の解禁日なのに誰もいません。今年も本流は釣れていない様です。川沿いに下り矢作川へ入り生出川との合流付近まで来ると釣り人の姿が見えます。しかも車から見ている短い間に魚が釣れているのが見えやる気が出ます。釣り人の様子を見ながら生出川の上流へ。ラッキーな事に昨年釣った同じポイントが空いていたのでそそくさと準備をしてそこで8時過ぎからゆっくり目のスタート。川の流れがカーブするポイントで大きい石の沈んでいる深みへの流れ込みで、1投目から18cm位の良い型のヤマメが釣れます。
そこから3連続で釣れて、一人でニヤニヤしてしまいます。途中雪が降り出し目印が見難い時間もありましたが、流す筋を変えたり、深みからのかけ上がりを流したりと同じポイントを一通り釣り、アタリが出なくなったところで一つ上のポイントへ小移動。このポイントは上流側に大きな石があり、その後ろが深みになっています。その深みから下に見える石までの間がポイントです。
まずは、石の手前の流れから流し始めて石真後ろ、石の向こうの流れと順番に流して釣って行きます。ここでもポツポツと釣れて、アタリが出なくなったタイミングでさらに1つ上のポイントに移動し釣ります。3箇所目で一通り釣った位でお昼を知らせるチャイムが聞こえてきます。この頃から雪が雨に変わり自分が寒くなり、魚も渋くなって来たので元のポイントに釣りながら戻って、1時には川から上がりました。
ヤマメのサイズは13~20cm。今年は暖かかったのでエサを良く食べているのか、コンディションは良いです。数は32匹と、今年はここ数年の解禁日では久しぶりに釣れている方なので、今年の渓流は期待できるかもと自分では勝手に期待をしております。
自分の釣りは極細糸を使用する釣りで、糸を細くすることによりより自然に近い流し方で餌を流せるという利点があり、アタリも多くなります。極細糸の釣りは難しいのではと思われる方も多いと思いますが、専用のロッドを使えば糸の強度を生かすことが出来るので、それほど難しい釣りではありません。今使っているのは、シマノの「Tテクニカルゲーム蜻蛉(かげろう)ZL ピュアドリフト 65-70ZL」。振り込み、流しはシャンとした張りのある調子で操作性に優れ、仕掛けが安定しない原因となるブレが少ないのですが、魚が掛かるとスムーズに曲がり極細糸でも安心してやりとりができる竿です。解禁当初の活性の低い魚でも釣果を出せる極細糸の釣りオススメです。
■ロッド:シマノ テクニカルゲーム蜻蛉(かげろう)ZL ピュアドリフト 65-70ZL
■仕掛け:天井糸 ナイロン0.08号 水中糸 フロロ0.08号
■ハリ:がまかつ 細地袖2.5号
■ガン玉:4・3
■エサ:ミミズ
釣りの後は、生出川と矢作川の合流よりすぐの「矢作食堂」で腹ごしらえ。なかでも「海鮮ウニラーメン」がオススメ。ウニと海藻がいっぱい乗っかったラーメンは絶品です。魚を釣るだけでなく美味しいものを食べるのも釣りの楽しみの一つです。写真はミニ焼肉丼付きです。
http://www.3riku.jp/kanko/insyokuten-syoukai/insyokuten-page/yahagi.html
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陸前高田市内の気仙川流域に育ち、アユ釣りや渓流釣りを得意とする上州屋新盛岡店スタッフ。海のルアーなども大好きで、三陸の青物やロックフィッシュなど、小物から大物まで色んな釣りに挑戦している
※取材・テキスト/大坂章
※取材協力/上州屋新盛岡店(岩手・盛岡市)
■新盛岡店公式ページアドレス
http://www.johshuya.co.jp/shop/shop.php?s=114
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