3月1日 岩手宮城の渓流・トラウト解禁!シーズン初期の解説記事
3月から東北の渓流が続々と解禁する。一般的に岩手、宮城は3月1日から、秋田は3月21日か4月1日、青森、山形、福島は4月1日に解禁する河川が多い(※河川ごとに解禁日が設定されている場合、例外があるので注意)
岩手、宮城は3月から始まるものの、山間部はまだ雪が多く足を踏み入れることができなかったり、雪が融けだすと雪シロの影響で釣りにならない流域も。解禁直後は比較的に雪の少ない太平洋沿岸の河川が人気がある。
※2018年2月初出、2022年2月追記、修正。
ヤマメ、イワナ釣りの基本
まずは渓流のルアー、エサ釣りがどのようなものなのか、基本の釣り方をチェック!
管轄漁協が発行している遊漁券が必要
渓流で釣りをする場合、ほとんどの場合、管轄漁協により遊漁料が設定されている。遊漁券は現場で買うこともできるが、事前に販売所で購入しておくのがマナー。現場売りは割増料金になることがほとんど。また、規定サイズ(放流サイズ)や制限尾数など、漁協ごとに規定があるので必ず従おう。
河川・漁協ごとにルールが異なるので事前に確認を
遊漁料や遊漁期間、禁止区間などのルールは各河川漁協ごとに異なるので、釣行前に必ず確認しておく(特に初夏のアユ解禁前に一部川止めとなる所が多いので注意)
[外部リンク]宮城県内の内水面漁業協同組合一覧(宮城県サイト:PDFファイル)
[外部リンク]宮城県内の遊漁料一覧表(宮城県公式ウェブサイト)
[外部リンク]いわてのアユ釣り、渓流釣り(岩手県内水面漁業)
シーズン初期の渓流ルアー釣行記
早春の低水温期はトラウトの動きも遅く、ルアーへの反応は悪い。ルアーで狙いやすくなるのは4月半ば頃からだが、それでも魚が集まっている深みにルアーを沈めて、目の前でルアーを見せてバイトを誘う。
初期の渓流のエサ釣り釣行記
以前は解禁初期といえば気仙川など三陸沿岸河川のヒカリ(サクラマスの子供)釣りが有名だったが、近年はあまり釣れなくなっている。魚が溜まっている渕を細糸で狙うと、型は小中型揃いだが数釣りを楽しめる(必要以上のキープはせずリリースを!)
岩洞湖では氷上ワカサギ釣りでサクラマス、ヤマメを狙える
氷上のワカサギ釣り盛期の岩洞湖では、3月1日からはワカサギと一緒にサクラマスも狙えるようになる。穴釣りで、生きたワカサギを泳がせ釣りにする特殊な釣り。岩洞湖では氷が薄くなって禁漁になってしまうまでの期間限定の楽しみになっている。
山上湖のランドロック(陸封型)サクラマスも解禁!
宮城県の山上のダム湖などでは、3月1日より湖沼型(陸封型)のサクラマスを狙えるようになる。海に落ちる個体に比べると小さめなことが多いが、銀化したきれいな魚体のマスを釣ることができる。宮城県では白石の七ヶ宿ダムが高実績でアングラーも多く集まるが、仙台の大倉ダム、栗原の花山ダムなど他の湖沼も狙うことができる。
山形県最上川、赤川サクラマスが解禁
山形県の赤川、最上川のサクラマスはともに3月1日解禁。解禁日から良型に期待でき、多くのサクラマスファンでにぎわう。
※山形県の渓流(イワナ、ヤマメ)の解禁は4月1日からなのでご注意を!
※通称3段の付近で河川改修工事が行われており、工事中立入禁止になっている箇所があるようです。釣行の際は現場の看板等に従い、周囲の迷惑にならないよう釣りを楽しみましょう。
[関連]赤川漁業協同組合の情報