釣行記

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岩洞湖のワカサギ+氷上サクラマス釣りの楽しみ方

浅沼 貴博 2022年2月18日 更新

氷上のワカサギ釣りが終盤に差し掛かった岩手の岩洞湖。3月1日の渓流解禁日以降は氷上の穴釣りでサクラマスを狙える好機!期間限定のマスの穴釣りを浅沼貴博さんに紹介してもらった。
※2018年3月公開の釣行記です。
※岩洞湖のサクラマスは岩手県内のヤマメ(サクラマス)と同じく3月1日から解禁となるため、2月末日までは禁漁になります。

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2018年岩洞湖ワカサギ釣り傾向と対策

氷上で釣ったワカサギをエサに泳がせ釣りでマスを狙う

3月1日の渓流解禁とともに岩洞湖でも鱒類(ヤマメ、イワナ、サクラマス)が解禁となった。3月の渓流解禁後は氷上ワカサギ釣りを満喫しながら、釣ったワカサギをエサに鱒類を狙うというプラスαの楽しみ方がおすすめ。
※ヒメマスは通年可。

釣れるサクラマスのサイズは20cm台から45cm程度まで!
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氷上マス釣りのタックル

タックルは釣具店で売っている1メートル前後の竿と糸付リールがセットになったパックロッドで充分。

仕掛けのイメージとしては船釣りのヒラメ釣りで使う胴付き仕掛けをライトにした物。マス鈎1~3号にハリス1~1.5号。ナス錘3~5号とサルカンだけという簡単な道具立てで狙う事が出来る。※孫鈎は不要。

竿とリールは1m程度のコンパクトロッドセットで十分。道糸もセットで付いている糸で大丈夫
「VARIVAS船仕掛け ヒラメ(モーリス)」の仕掛け図。これだとちょっと太いので、同じような胴突き仕掛けでハリスを1~1.5号に落として、ハリは孫バリなしのマスバリ1~3号を使用
VARIVASプロステージ本流エクストリーム・フロロカーボン(モーリス)」
大型マス類に対応したフロロカーボンライン。1~1.5号をハリスに使用
「VARIVASサクラマス・サツキマス(モーリス)」
モンスター級のサクラマスをターゲットに開発された完全オリジナル設計のマスバリ
モーリス(MORRIS) フロロカーボンライン バリバス プロステージ 本流 エクストリーム 70m 1.2号 ナチュラル
モーリス(MORRIS)
ハリスには張りがあるフロロカーボンラインを使用
販売価格 ¥1,827
(2018年3月時点の価格)
モーリス(MORRIS) サクラ・サツキ フック 艶消し赤 2号. 釣り針
モーリス(MORRIS)
刺さりがよく強さも持ったマスバリ
販売価格 ¥324
(2018年3月時点の価格)
 

マス釣りも基本はヒラメなどの泳がせ釣りと一緒

マス類の回遊ルートや泳ぐ層を見付けるのが難解だが、この釣りの1番のポイントはエサのワカサギ。ワカサギは8~10cm程度が丁度良く、ハリへの付け方は口掛け。

エサのワカサギが弱るので30分程度でエサ交換し、アタリが無ければ棚を上下し泳層を探りつつ鱒からのアタリを待つ。頻繁にアタリがある釣りではないので竿に鈴を付けておくとワカサギ釣りに集中できる。
※トラブルを避ける為に鱒竿は他のテントや自分のテントから必ず離す事。

マスが暴れてトラブルにならないように、ワカサギ釣りの穴からは離れたところに竿を出す
アタリが分かるように鈴などを付けて置き竿にする
 
サクラマス狙いの竿を置き竿にして、アタリを待つ間にワカサギを釣っていればOK

アタリがあったら食い込みを待ち、竿が絞り込まれてからアワセを入れる。ハリ掛かりしたら時間を掛け弱らせてから氷穴に誘導する。この氷穴に誘導する時に魚が嫌がって突っ込み、バラシが最も多い。取り込みの際に1番注意しなくてはいけないところ。

美しい魚体をした岩洞湖産の陸封型サクラマス

2018年岩洞湖は3月15日で氷上シーズン終了・・

今季の岩洞湖は例年よりも早く3月15日で氷上が終了となってしまうのが残念なところ。今季のチャンスはあと1週間ほどだが、来季の3月は氷上ワカサギ釣りプラスで楽しんでみては如何でしょう?
※遊魚期間は遵守する事!

岩洞湖漁協により2018年の氷上シーズンは3月15日(木)までと決定した
シーズンは残りわずかだが、こんなサクラマスを狙ってみては?

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PROFILE:浅沼 貴博

盛岡市在住のワカサギフリーク。結氷前から地元岩洞湖のほか桧原湖などにも遠征している。夏場はアユがメイン。トラウト、エギングなども得意とし、年中色々な釣りを楽しむ。モーリスフィールドスタッフ

 

※取材・テキスト/浅沼 貴博

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