ワカサギ釣りのラインについて[ワカサギ釣りの基本]
ラインの性能が劇的に向上し、あらゆる釣種で細糸化が進んでいる。ワカサギ釣りも例外ではなく、電動化とともに、高感度なワカサギPEラインを使う人が多くなった。ここでは岩手の浅沼貴博さんにワカサギ釣りのラインについて解説してもらった。
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ワカサギ専用PEラインが一般に定着!
ワカサギ釣りのラインは大別してナイロン、フロロ、PEの3種が主に市場に流通している。氷上を始め屋形やドーム船の電動リールを使ったワカサギ釣りにおいてはPEラインが現在主流となっている。
ワカサギ用の電動リールはスプール径が小さく、ラインのスプール馴染みや耐久性、ワカサギの小さなアタリの伝達性からも圧倒的にワカサギ釣り用に加工が施されたPEラインに軍配が上がる。
ナイロンやフロロに比べ価格は割高なものの価格以上にメリットの方が勝るのが現状。私の場合はシーズンを通して「VARIVASわかさぎPE パープル」の0.2号を主に使用している。
細号数での強度と耐久性に優れたSP-PE採用、強い負荷にも対応したワカサギPEライン
湖の流れのあるポイントではナイロンを使用!
しかし、氷上や屋形やドーム船でも湖流がある釣場の場合はPEよりも比重のあるナイロンやフロロがアタリの伝達性で勝る場合もあり、状況により使い分ける。そのような状況はシーズンを通しても少ないが、ナイロンも持ち歩くようにしている。
私の場合、ナイロンラインはワカサギ釣り用に処理された「VARIVASわかさぎ専用ライン オレンジ」の0.6号を使用。(0.4号、0.5号もあるため)太いと感じられるかもしれないが、細糸ほど伸びかあるため伸びを嫌い0.6号に落ち着いた。
SP-T加工が吸水によるライン劣化を抑え、氷穴スレなどへの耐摩耗性も向上。寒冷地仕様のため、厳寒期の岩洞湖などでもしなやかで釣りやすい。視認性に優れたフラッシュオレンジカラー。電動、手巻きどちらもOK
※画像・テキスト/浅沼貴博