釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

今季も有望!小川原湖周辺のワカサギ釣り

鈴木潤 2021年1月22日 更新

連日の寒波が効いたか、青森県の小川原湖(姉沼、内沼)が早期に結氷!ワカサギの穴釣りを楽しめるようになっている。去年、一昨年に続き鈴木潤さんが今季の状況をリポート!

2013年1月17日の夕方、小川原湖の東側に隣接する姉沼でちょっとだけ試し釣り。左端、対岸に見えるのが有名な象の檻(姉沼通信所)
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青森のワカサギファン本格始動!

岩洞湖、桧原湖など各地でワカサギの氷上釣りが解禁する中、青森の小川原湖周辺の湖沼群も3シーズン連続で氷上釣りを楽しめる状況になっている。

鈴木潤さんは、「この季節になると、うちのお客さんの間でも、『もう乗ってる人がいた!』とか『まだダメなんじゃないの?』といった話が聞かれるようになって、注目度が一気に高まります。私も釣り場の様子を見に行ったついでに、1月17日の夕方にほんの30分ほどですが、姉沼で試釣してきました。19日、20日の土日には結構なテントの数になって、小川原もいよいよ氷上シーズンですね」

以前の記事でも紹介してきたが、小川原湖周辺は小川原湖本湖の他に内沼、姉沼、田面木沼などのワカサギを狙える湖沼が複数ある。今回、潤さんが見回ったところでは、内沼と姉沼はほぼ全面結氷しており、特に内沼の釣況が安定。シーズン序盤でまだ魚が抜かれていないため、型もまずまず(内沼はシーズン後半にかけてちょっと小さめになるのが例年の傾向)。数も100尾前後をアベレージに、50尾から600尾以上を釣った人もいて、今季も好調なスタートを切っている。

氷厚は十分といえるが、氷の上に水と雪が乗っている状況。濡れないように折り畳み式の台座やイスを用意するのがベター
短時間の試釣ながら、10cmくらいのまずまずサイズのワカサギが釣れてきた

本湖も結氷!これからがハイシーズン!!

潤さんの姉沼での試し釣りは、1か所で短時間の釣りということもあり釣果はボチボチだったが、10cmくらいの良型が揃った。姉沼は小川原湖一帯の中でも比較的に型がいいのが特長で、14~15cmという大物が釣れることも。

「魚探に反応が出ると堅実に釣れてくる感じで、腰を据えて狙ったらそこそこ釣れるんじゃないかと思います。ここのワカサギは全体にサイズがいいため、軽いオモリを使っていると仕掛けが絡まることがしばしばあります。2丁出すときは穴を離すなど、しっかりと対策を取った方がいいですね」

小川原湖沼群のポイントの水深はだいたい4~5mだが、近年は電動が流行。浅めのポイントで電動を駆使しての数釣りが楽しめる。湖底は平坦なものの、本湖にはたまにちょっと深くなっているところがあるので、そういったところを狙うと、僅かなポイントの差で大型がくることがある。GPS魚探を持っているとポイントが把握しやすく、また、吹雪いて帰り道の方向が分からなくなったときにもナビがわりになって安心だ。

今季はすでに本湖の結氷も始まっており、近いうちに中志地区などに乗れそうな状況。本湖はまだまだ氷の薄い部分も多いため注意が必要だが、湖が大きい分、大型のストック量も多く、ポイントや回遊次第で1000尾超の爆釣もある。シーズンはまだまだこれからだ。

リールはクリスティアワカサギCRに今季新製品のクリスティアワカサギカラースプールを装着(ともにDAIWA)。「このカラースプールはラインクリップがかなり使いやすくなっていますね。既存モデルのクリスティアにも適合するので、今シーズンはスプールだけ新しくするのもオススメですよ」と、鈴木さん
穂先はクラブクレスト製を可変アダプターで装着。小川原湖は水深4~5mながら最新の電動タックルが流行中で、快適に楽しめる
エサは紅サシを半分にして、食い込みをよくして使用。活性が高くて飲み込まれるようなときは1匹そのまま使う


大きな地図で見る

【姉沼】
「天狗の森」よりちょっと北側に位置するワンドがこの日の釣り場。姉沼周辺では現在、一部の駐車スペースでソーラーパネルの作業が行われていて入れないので注意が必要
PROFILE:鈴木潤

青森県十和田市のベルウッド店長。近場の奥入瀬川から、陸奥湾、太平洋、日本海の海にも繰り出し、新しい釣り物を常に開拓。大会も大好きで、船カレイやアユ釣りで入賞経験多数あり!

 

【関連記事】
2011年小川原本湖・中志地区
2012年小川原湖沼群・姉沼釣行

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※取材・解説/鈴木 潤

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