お手軽カンタン!姉沼の氷上ワカサギ釣り
青森太平洋側の小川原湖周辺で氷上のワカサギ釣りが始まった。小川原湖の本湖が結氷する前の初期は、周辺の小川原湖沼群でピクピクを楽しめる。ここでは小川原湖と三沢飛行場の間に隣接する姉沼の釣り場をご紹介!
※2012年1月の釣行記事です。
三沢飛行場隣の「姉沼」に釣行
下北半島の付け根にある小川原湖は、本湖周辺の内沼、姉沼、田面木(たもぎ)沼を合わせてワカサギの好釣り場として知られる。ここ数年は結氷が遅く、氷に乗れない年も続いていたが、昨年に続き、1月中旬には一部で穴釣りを始められるようになった。
小川原湖は三沢市から東北町にかけての平地に位置し、周辺からのアクセスは良好。特に、今回釣行した姉沼は駐車場のすぐ前にポイントが広がり、ライト層にも高い人気を誇る。釣行日は2012年1月20日。鈴木潤さんは、「前日に内沼を下見だけしたのですが、内沼の方は何張りかテントが出ていました。サイズはバラバラで、一人100匹いくかいかないかといったところ。釣具店としては姉沼の釣況もチェックしておきたかったので、この日は試しに姉沼で竿を出してみました」
釣行時点で姉沼は全面結氷しておらず、中央付近1/3ほどと流れ込み近辺は湖面が出ている状況。それでも、駐車場からそう遠くないポイントで穴を空けてみると、何層かに分かれた氷が20cm以上の厚さになっており、十分安心して乗ることのできる氷厚に成長していた。
全面結氷に期待!2月一杯ハイシーズン
「正直、ワカサギの食いはかなり渋かったです。回遊してくれば連続して釣れるんですけど、それが長く続きません。常連さんに聞いた話なのですが、湖が全面結氷しないで湖面に透明な部分が残っていると、魚がそちらに散らばってしまうことがあり、その影響もあったのかもしれませんね」
この日、1月20日は9時から13時過ぎまでの短時間で釣果は50匹前後。「例年だと5cmくらいのマメも多いはずなんですけど、10cm前後の好サイズがかなり混じりました。あと、通常は底ベッタリの釣り場なのですが、この日に限っては大型は若干上ずっている感じで、底より中層から釣れてくることが多かったです」。開始当初、仕掛けは5本、6本バリを使用していたのだが、この状況をみて7本バリにチェンジ。すると、下バリに小型サイズが釣れながら、上バリにたまに良型が混じるようになったそうだ。
小川原湖群では姉沼のほかにも、小川原湖の北西側に隣接する内沼や、小川原湖の少し北に位置する田面木沼でも氷上釣りが楽しめる。暖かい陽気になった22日の日曜日、内沼はかなり多くの釣り人で賑わった。人が増えると釣果的にはイマイチになることの方が多いのだが、この日(22日)は初めての人でも100匹ほどとまずまずの釣果だったそうだ。
「小川原湖がまだ氷っていない状況ですが、本湖はワカサギのストック量が多く、サイズもいいので、乗れるようになればかなり期待ができます。姉沼も全域が結氷すれば、もうちょっと釣況が安定すると思います。いつもの年だと、だいたい2月一杯は十分に楽しめて、シーズンによっては3月の始めまで出来る年もあります。初心者やグループでも楽しめますが、氷上は冷えますから、ワカサギテントなどの風よけを用意すると大分ラクです。人が近寄らない場所は氷が薄い所もありますので、決して無理はせずに安全第一で釣行してください」
小川原湖本湖の南側に隣接する姉沼。三沢飛行場近くの駐車場前がメイン釣り場(15台前後駐車可能)。他にも駐車スペースはあるが、出来るだけ乗り合わせて行くのがオススメ。
[入漁料]
小川原湖漁協(小川原湖、内沼、姉沼)日釣券300円
六ヶ所村漁協(田面木沼)日釣券400円
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青森県十和田市のベルウッド店長。近場の奥入瀬川から、陸奥湾、太平洋、日本海の海にも繰り出す。新しい釣り物も大好きで、お客さんらとの釣行ツアーも頻繁に開催中。冬場はワカサギ、ナメタ、マスに夢中!
※取材・解説/鈴木潤
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