ヤマガタ春のタイ祭り?![ハンター塩津・山形酒田沖のルアーマダイ]
ハンター塩津が日本海へマダイ釣行。山形県の酒田沖では、春のタイ祭り継続中!ワラサも大きな群れが入って、ダブルで楽しめるチャンス!!
※2012年4月掲載。
サクラ鯛を狙って酒田沖へ!
私の住む茨城では例年より遅らばせながらもようやく春。桜の季節がやってまいりました。
満開の桜を目にし、「ぼちぼち東北日本海側にも桜鯛の季節がやって来たんじゃないかな?」と、そぞろ神に誘われて、今回は、山形は酒田へマダイ釣りに行ってまいりました♪
地方によって桜鯛の意味合いは若干違っていますが、一般的には3~6月の桜の花が咲く季節に、産卵のために越冬していた深場から浅場へと乗っ込んでくるマダイのことを指します(ちなみに和名・サクラダイはまた別の魚です)。
この時期のマダイは食欲旺盛で、果敢にエサをとるのと、大きな群れで行動するため、上手く当たれば数型共に狙えるのが魅力です。
釣り方は、山形的なスタイルではメタルジグやカブラ(鯛ラバ)を使用する釣り方が主流です。
カブラ(鯛ラバ)のアクションはただ巻き。レギュラー、ファースト、スローの3段階の巻き上げ速度をいろいろ試して、その日の魚の活性に合ったスピードをいち早く見つけるのが釣果アップの近道になります。
その際、同船している人達と協力し合って、巻き上げ速度やヒットレンジを常に情報交換するのが秘訣です。
メタルジグの場合はスローピッチのシャクリを入れたり、ロングフォールをアクションの間に入れたりするのが効果的です。もちろん最近流行りのスロージギングスタイルも今シーズンは良い釣果に結びついているようです。
ロッドはカブラ(鯛ラバ)専用のロッドやライトジギングのロッドを使用します。
リールはライトジギング用のリール、バス用やロックフィッシュ用のハイギアのリール、ライト船釣り用のリールを使用し、ラインはPE0.8~1.5号にリーダーはフロロの12~16Lbを接続します。
釣り方が至ってシンプルなため、誰でもすぐに入門出来るのも人気のひとつと言えるでしょう。
ワラサループの中から本命を引き出す。
今年は3月上旬から好調が続いていた山形のマダイ釣り。しかしながら、春の日本海は荒れる日が多く、なんやかんやと、やっと船を出せる日に予定がついたのが4月10日。
しかし、ふらっと出かけようと思ったら、久しぶりの凪ということもあり酒田の釣り船はどこも満員御礼状態…(汗)。
そんな私に酒田の釣り船「龍神」さんから、「協力船の秀勇丸さんならば空きがある」と連絡をもらい、今回はなんとかマダイ釣りに行けることになりました。
前日の強風は朝までには何とかおさまり、ちょっとウネリは残っていますが、ウキウキの出船です♪
2時間くらいのロングクルージングの末にようやくポイントへ到着。
まずは様子見がてらにスロージギングで試してみるとすぐにバイト!が、釣れてきたのは20cmくらいのちびっこマゾイ…。
まぁ何にせよ魚がすぐに反応してくれると期待はうなぎ登りです♪
しかし、どうも底潮が動いていないようで、反応激悪の時間がしばらく続きます…。
そしてようやく同行のウメさんにマダイ特有のナイスバイト!
俄然気合いが入りリスタート。周りの船もぽつぽつと釣れ出した様子が見てとれます。そして、潮が動き出したのと同時に赤い彗星、ではなく青い奴が猛威をふるいだします…。
定期的にワラサの群れに当たり、ガシガシ釣れますが、今回はマダイが本命。
「でもまぁ釣れるだけいいか」 と、気楽に構えていたら、ワラサの活性が上がり過ぎてマダイになかなか遭遇出来ない事態に…。
そんな中、同行の釜石のテッペイくんが本命をゲット!
そして同行のカミオさんにも本命のバイト!
この流れに乗りたい所で、私にはこれでもかとワラサの連発…。スピードをいろいろ試してルアーローテーションもいろいろ試し、それでも抜け出せないワラサループにハマり、ワラサを釣り続けているうちに時間はあっという間に残り僅かに…。
そんな終盤にテッペイくんとウメさんが立て続けに本命をゲット!
どうやら、ワラサがジグに凄まじく反応するので、カブラの方が僅かにマダイ遭遇率が高いような気がし、願いを込めて80gのカブラを投入。
するとようやく沖上がりの時間直前に、遂に私のもとにビッグバイト♪
フッキングが決まると、大ダイ特有のトルクフルなファーストラン。明かな大物にワクドキです。
そしてゆっくり疲れさせてからいよいよランディングです♪
なんとかかんとか本命に出逢えました…
さて、そんなこんなで今回の釣行は終了です。
これから浅場へ移動し、だんだんとコンディションもよくなる山形のマダイ。今年は例年にない程のアタリ年。この機会に入門し易いお手軽な釣りですので、是非皆さんもチャレンジしてみて下さい♪
◎ロッド:アブ・ガルシア ソルティーステージ ライトジギングSLC-612 100 Full-solid sp(プロトタイプ)、アブ・ガルシア SJS-63/150-KR SJスロージギング(プロトタイプ)
◎リール:アブ・ガルシア ソルティーステージRevo BJ、アブ・ガルシア ソルティーステージRevo LJ-3
◎ライン:サンライン ソルトウォータースペシャル PEジガーHG ライトスペシャル1号、サンライン ソルトウォータースペシャル キャストアウェイPE1.2号
◎ショックリーダー:サンライン FCスナイパー16Lb
◎ルアー:カブラ(鯛ラバ)60~100g、メタルジグ60~120g
磯ロックがブームになる以前から牡鹿半島の磯に通い、50UPベッコウ&アイナメを狙っていたロックフィッシュハンター。険しい、キツイ、危険の3Kを乗り越えながら、数々のモンスターを仕留めてきた。茨城県在住。チーム・ハンター所属。ピュア・フィッシング・ジャパン、サンライン、パズデザイン、がまかつフィールドテスター
※取材・テキスト/塩津紀彦
※取材協力/秀勇丸(山形・酒田港大浜埠頭)TEL:080-1830-2355
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