三陸の泳がせヒラメ船 88cm筆頭に良型乱舞!
岩手沿岸は夏の船ヒラメ好季。御箱崎釣具店・美嘉丸(大槌漁港)でも連日大型が釣れているとのことで、2023年7月29日のヒラメ船を取材してきました。
YouTubeチャンネル登録もお願いします!
御箱崎を通り過ぎて前日好調だったポイントへ
2023年シーズン、美嘉丸の泳がせヒラメ釣りは6月下旬頃からスタートしている。取材日までに上がったヒラメの最大サイズは7月16日の99cm。
[関連]7/16 美嘉丸・御箱崎釣具店の釣果
連日のように80cm級の大ヒラメが釣れていて、取材の前の日も91cm筆頭に87cm、84cmの好釣果だった。
[関連]7/28 美嘉丸・御箱崎釣具店の釣果
シーズン序盤は御箱埼灯台の付近で釣りをすることが多かったそうだが、ベイトの付き具合に少し変化があったようで、前日に大型が釣れたのと同じ両石湾側のポイントに入ることにした。
ヒラメの活性高く1投目からフォール中にヒット!
大羽道廣船長一人で出る日もあるそうだが、この日は初級者の女性も乗船するとのことで
インストラクター竹沢さんがサポート(結果的にタモ入れで大忙しに)
最初のポイントに着き、仕掛けとエサを投入すると、1投目から本命のヒラメがヒット!フォール中の落ちパクだった。最初に落ちてきた餌が非常に有利なことも多く、エサが配られたらエサ付けしてバケツに準備しておき、投入OKの合図とともに素早く投入するのが有効なテクニックだ。
88cmの大判ヒラメが登場!
ポイントを外れたら船を入れ直しながら根を探っていくと、魚の活性が特に高く連発する場所があり、船長はそういった所を繰り返し丁寧に攻めていった。
すると、右のミヨシで釣っていた女性に明らかに大きい魚がヒットした。強烈な引きで、リールを巻き上げるのもひと苦労という状況。周りの人に仕掛けを回収してもらい、船中注目の中のやり取りとなった。
ヒラメは終始高活性!連続ヒットする場面も
大物を釣り上げたあと、さらなる爆釣モードに突入。船中同時に竿が曲がり、タモ入れが間に合わないほどに。撮影も追いつかず、同時にヒットした方をまとめて撮らせていただくシーンも。
ポイント周辺はベイトになるイワシの魚影が非常に濃く、磯に寄せられたイワシに鳥が集まり、青物類が餌を追って跳ねる光景もみられた。「水温が適水温に入ってきたので、魚が跳ねるようになりこれからもっと良くなります」と、大羽船長。
ラストまで釣れ続けて美嘉丸今季最高釣果!
ほぼ同じエリアだけで12時納竿まで釣れ続き、最終釣果はトップの方で9枚。5枚、6枚釣った人が多く、船中47枚は美嘉丸今季最高だった。
竿頭の方に何か気を付けている点があるか質問してみたところ、「安定したタナ取りだけです。底から水深が深くなるか、浅くなるかに合わせてハンドル2~5回転で調整しています。オモリが底に当たった時や潮の流れる感覚を感じながらイメージして釣るようにしています」
活きエサの泳がせ釣りでは、エサのイワシを弱らせることなく元気に泳がせ続けることも大切。この方の場合は孫バリ1本バリを背掛けにして、エサを弱らせにくいよう孫バリをあまり深く刺さないよう気を付けているそうだ。
湾口から湾内にベイトのイワシの群れが入り、ワラサなど青物の回遊量も増えてきている。8~9月頃の岩手沿岸は最高水温期になり、大型ヒラメの釣果にもますます期待が持てそうだ。
御箱崎釣具店・美嘉丸を紹介
三陸道・大槌IC出てすぐの御箱崎釣具店。遊漁船の美嘉丸は店舗からまっすぐ海へ向かった、大槌川右岸側の岸壁から出船する。堤防のルアー、エサ釣り用品も充実していて、この日は夜イカ好調とのことでエギを買いに来る方もみられた。
TEL:0193-42-6212
店舗は三陸道大槌ICを出てすぐ!
◆記事に書けない裏話や質問への回答は無料メルマガ(毎月25日発行)で配信中!
※2023年8月掲載時の内容です。
※取材協力/美嘉丸