ライトゲームタックルで楽しめる!お手軽青物ショアジギング[サバ、カンパチ]
宮城県沿岸はサバやカンパチといった回遊魚狙いのショアジギングが好季。女川湾周辺は好釣り場が多く、ライトタックルでも十分手軽に楽しむことができる。アジング、メバリング用のライトタックルを使用すれば、中型のサバやショゴでも疾走感はかなりのものだ。※2017年9月掲載の記事です。
宮城県北部の漁港はショア青物が好シーズン!
2017年の夏の終わり、久々の晴れ間となった8月31日、宮城県女川周辺漁港でショア青物を狙った。アングラーは鈴木貴博さん。
この日は風も弱く絶好の釣り日和だったが、午後からは雨が降るとの予報のため、朝マヅメに勝負をかけた。うっすらと明るくなってきた午前5時より釣り開始。事前情報をもとに評判の良い女川湾の北側エリアの漁港に行くと小型のサバの群れが回遊し、12~20cmが釣れ出した。型は小さめながら30分で10匹超と、幸先いいスタート!
ライトタックルで手軽に楽しめるサバゲー基本テクニック
今回はオーシャンルーラーの新製品「ガンガンジグミニスロー」(5、7、10gの3サイズ)を使ってショアから青物を狙った。
タックルはライトゲーム用タックル。ラインはPE04、リーダー10Lb。この重さであれば手持ちのメバリング用、アジング用タックルなどを流用して手軽にショアジギングを楽しめる。
風があったので、鈴木さんは飛距離を重視、広く探るため10gをセレクト。アクションはワンピッチのジャーク中心にたまにフォールを入れた(ほとんどのバイトがフォール中に集中)
スーパーライトショアスロー専用ジグ。左右非対称ボディのゆらゆらフォールがバイトを誘発。ホログラムとゴールドメッキ&平打ち加工のアシストフックのフラッシングでアピール大。リトリーブではゆっくり巻きでもしっかりスイミング。フロントにアシストフック、リアにトレブルフックを標準装備するのでそのまますぐに実釣可能!
釣り始めから約2時間は定期的に回遊があり釣れていたが、その後は魚の反応がピタッと止まってしまった。そんな時にドラグが鳴る大きなアタリがあり、ショゴ(カンパチの子供)がヒット!ドラグを鳴らし右に左に走った末、無事に取り込むことができた。
女川周辺漁港はどこもチャンスあり!良型探してラン&ガンが◎
2か所目の漁港では潮通しの良い先端付近まで移動。魚の気配は感じられなかったものの、何回かキャストするとフォール中にいい感じのアタリが。このアタリでは乗せることができなかったが、再度フォールをかけたところにヒット。35㎝級のワカシだった。
どうやらこちらは良型が回遊している様子。すかさず数投キャストを試みると、続いて30cm級のサバをキャッチ。スイッチが入ったのか、青物の活性はいい感じ。
順調にサイズアップ。最後は40cmまでは届かないものの、30cm台後半の良型のサバで締め。「ガンガンジグミニスロー」のフラッシング効果は宮城の青物にも威力十分!
現地、オイデ釣具店の情報では女川周辺漁港の青物は例年より早めに始まり、すでにハイシーズン。いつもの年なら9月、10月がハイシーズンで11月頃までは期待できる。
女川周辺エリアは女川湾北側の尾浦漁港、桐ケ崎漁港から女川湾内、小乗浜漁港、五部浦湾の横浦漁港や塚浜漁港など実績釣り場の宝庫。すぐ北の雄勝周辺エリアも高い実績で知られる。回遊状況は日や時間帯によってもムラがあるので、いくつかの漁港を回って釣れっぷりをみて、回遊の良さそうなところを狙えば確実に楽しむことができる。
※アジサビキの釣り人がコマセを効かせている場合など先行者がいたり、漁業関係者が作業をしている場合は、ひと声かけて許可を得てから竿を出すようにしましょう!
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※取材協力/オーシャンルーラー
※解説/鈴木貴博