金華山周辺アフタースポーニングのボートロック
12月も半ばになり、2020年秋冬季のロックフィッシュゲームもスポーニングシーズン後半戦。アフターの良型も口を使い始めたタイミング、石巻・万石浦の龍颯丸(リュウソウマル)で金華山周辺エリアのボートロックを取材してきた。
まずは網地島周辺でスポーニングの状況を探る
2020年12月6日、石巻の渡波漁港を出船した龍颯丸は金華山へ向かう途中、まずは網地島周辺でアイナメのスポーニングの状況をチェックしてみることに。前週の出船時にすでにアフターに入りかけている状況だったため、シャローのスポーニングエリアから始めて、少し外側のアフターのポイントにかけて探った。
最初に入ったエリアはシャローの反応はかなり渋く、少し落ちたポイントでポツポツとアイナメがヒットしてきた。
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少し沖に離れた浅根を狙うと、まずまずサイズのアイナメがヒット。シャローのポイントも場所によってはオスアイナメが連発して、スポーニング後のネストを守っているような個体がまだ残っているのを確認した。しかしながら、大型サイズのアイナメや良型ベッコウは出ず、早々に本命の金華山へ移動することに。
聖地・金華山に移動しベッコウゾイを狙う
本命の金華山周りへ移動。この日は波風ともに穏やかだったので、じっくりと一周巡ることができた。
最初からベッコウ実績ポイント!金華山の南側から金華山灯台、東側のワンドと、いかにもなスポーニングエリアのワンドを撃っていく。
ベッコウゾイは不在?シャローでオスアイナメ連発
スポーニングポイントになるワンドを撃っていくと、ベッコウは出なかったが、アイナメは良型がヒット。シャローからは婚姻色の鮮やかなオスアイナメが連発。産卵後のメスアイナメも釣れれば40cm台後半の好サイズが上がった。
「この時季、ベッコウは出れば大型が釣れてくれるはずなんですけどね・・ここで小ベッコウが出てくるようだと厳しいです。ベッコウはちょっと居るはずの場所に居ない感じですねぇ」と、阿部充博船長。意外な厳しさに少し困惑しつつも、引き続き頑張ってポイントを撃っていく。
お昼休憩後 金華山東部で続きを狙う
夢中に遊んでいるといつのまにかお昼の時間。陸に上がるかどうか確認し、金華山港へ入港することに。釣り場から10分ほどで到着。きれいな休憩室などもあり、緊急時のトイレなども安心。船長が沸かしてくれたお湯でカップラーメンを食べて温まり、午後の部へ。
午後は金華山の先ほど中断したポイントの続きからスタート。すると、シャローの藻場エリアから48cmのオスアイナメが登場!もう1匹オスアイナメが追ってきていて、そちらも40UPはある良型。産卵後のネストを守っているオスのようなので、すみやかにリリースした。
牡鹿半島方面で本日ラストを飾るナイスフィッシュ
この季節は日没が早く16時過ぎには暗くなりはじめるので、帰りの航程も考えるとタイムリミットは15時。最後は金華山を離れて牡鹿半島側のポイントを撃ってみることにした。
ラストに良い魚を1尾釣りたいところだったが、無反応のまま刻限の15時に。泣きの10分残業ということでちょっと外向きの根を撃ってみると、かなり太さのある47cmのナイスアイナメが釣れてくれた。
絶好の釣り日和に良型アイナメもしっかりと釣れてくれて楽しい釣行になった。アイナメはこれから産卵後の個体が本格的に釣れるようになる。また、ベッコウゾイも今回は居なかったものの、大型が出る可能性は十分。1月からは産卵のために接岸してくるタラをジギングで狙う予定なので、龍颯丸の出船予定をチェックしてみてほしい。
■TEL:090-6628-9810
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※取材協力/龍颯丸(石巻・万石浦)