「がま船 華鰈幻」で実釣!初夏の大型魚礁沖マガレイ釣り
2021年春、がまかつの新しいカレイ竿「がま船 華鰈幻」が発売された。テクノチタントップと鋭いブランクスによる感度に、美しい曲がりで釣り味も楽しめる新感覚のカレイロッド。がまかつフィールドテスター伊藤育男氏が仙台湾で実釣した。
春から初夏の好季ながら序盤は波風のあるコンディション
2021年6月12日、育男さんは塩釜港の船宿えびす屋の第51えびす屋丸で大型魚礁沖へ。仙台湾マガレイ好季ということで、この日はえびす屋だけで6隻のカレイ船が出船していた。「ちょっと南の風が強いかも」との話だったが、ポイントに到着するまでにかなり船が叩かれるウネリ。
序盤は波と風があってかなり釣りづらい条件。実は船に弱いという育男さん自身のコンディションも心配だが、「こういう釣りづらい条件だからこそロッドの感度が活きる場面でもあります。華鰈幻の特長を活かしてがんばって釣りますよ」
「がま船 華鰈幻」(がまかつ)を紹介
がま船カレイシリーズ新製品の「華鰈幻」は感度の良いチタン合金穂先「テクノチタントップソリッドⅡ」を採用。金属ならではの響くような「手感度」だけでなく、穂先の動きでアタリを取る「目感度」にも優れる。
この竿は非常に感度に優れ、攻撃的な釣りが可能な竿でありながら、魚が乗るときれいに曲がる設計。大型カレイの釣り味を1枚1枚楽しめる竿をコンセプトとしていて、パワーのあるブランクスで大型カレイを楽しく釣り上げることができる。
やる気のあるカレイにリアクションで食わせる作戦が的中
この日のようにウネリがある状況では、底から仕掛けが浮かないようにすることが大切になる。「せっかくカレイを寄せても、仕掛けが浮いてしまうと散ってしまいます」とのことで、こういう日には長めの仕掛けを使うのがセオリー。3本バリの「育男の仕掛けIK-01」で活性の低いカレイにじっくり食わせる作戦からスタートした。
しかしながら、食いが浅いためか1枚目を釣ったあとバラシが連発し、思うように食わせられない。ここで「オモリにいちばん近いハリに反応があるようなので、IK-04でアピールして誘ってみます」と育男さん。
すると、たちまちオモリの上のハリにカレイが連発!やる気のあるカレイに反応させ、リアクションバイトのように食わせる狙いが的中した。
じつは育男さん、ミヨシ側の釣り座の人がこのIK-04で釣っているのも見ていたそうで、それも参考に判断したとのこと。このように周りの釣り人を観察して参考にすることもカレイの船釣りでは効果的なことがある。
「自分の思った通りにアタリが出て、バシっとアワせるのが面白い!」これこそが船カレイ釣りの醍醐味だ。
後半は波風おさまり初夏のカレイ釣りを満喫!
風は吹いたり弱まったりだが、波は徐々におさまり終盤は釣りをしやすい状況に。暑すぎず寒すぎずのいい陽気の中、カレイのアタリに集中することができた。
大型魚礁沖のポイントではマガレイ中心に良型のマコガレイ、イシガレイも期待。最近はムシガレイ、ソウハチ(宗八鰈)なども混じることがあり、カレイのバリエーションも楽しめる。
朝方の波風に早上がりも心配されたが、海況も徐々によくなり12時半までしっかりカレイ釣りを楽しむことができた。多い人で47枚と、この条件にしてはマズマズの釣果。
この日はゲストに50cm級の良型サバなども釣れるなど、水温が上がってくるとヒラメや青物などもにぎやかになってくる。初夏の釣り好季に仙台湾に足を運んでみていただきたい。
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