今季は2月から好調!追波川サクラマス2022年シーズン到来
2022年シーズンは1月20日の解禁日から複数本の釣果が上がり、早期から釣れている北上川水系・追波川のサクラマス。阿部寿彦さん(シーレーベルフィールドスタッフ)に2月の釣果と今季の状況を教えていただいた。
北上川飯野川橋(国道45号線)
今季は例年より少し早めにサクラマスが釣れ始めている
例年、3月半ばから本格的シーズンに入り、4月中旬に盛期を迎える北上川水系、追波川のサクラマス。本来、2月に釣れるのはかなりラッキーなのだが、今季はポツポツと本命の釣果が上がっている。解説をお願いした阿部寿彦さんも2月だけですでに2本をキャッチ!
「今年は解禁初日から釣れたということで、解禁翌日は三陸にイカメタル釣行の予定だったのが中止になったので、その日からお休みの日は毎週通っています」
2月12~13日 ガイドも凍る寒さの中ヒットしたものの・・
今シーズンはほとんど飯野川橋下流の通称「根」のポイントに釣行しているという阿部さん。
「飯野川橋の上流側にも行ってみたのですが、今季は北上大堰からの流れが弱いのか、いつも釣れるジャカゴのポイントも数本釣れているくらいで少ないようです。国道45号線側の駐車場を工事していて、国道側に入る人が例年より少ないのもあまり釣れていない要因かもしれません」
2月12日と13日は連日釣行。12日に1回本命がヒットしたものの、これは手前の根に掛かってしまい残念ながらキャッチならず。
翌週の2月20日 見事サクラ開花!
今季1本目をキャッチしたのは、獲り逃した翌週の2月20日。
「この日は根のポイントで釣れず、下流側の水門より先のカーブ付近で釣り上げました。潮が引いてくると根のポイントは根掛かりしやすく釣り難くなるので、根掛かりを避けて水深の深くなっている所に散歩がてら行ってみたらそれが良かったみたいです」
2月27日は周囲で7本が釣り上げられた
今季2本目はまた翌週の27日日曜日。少し小さめの17gスプーンを使用。遠投して着底~ボトム付近をリーリングしてきて、手前側にきたところでヒットしてきた。海から遡上したばかりらしく、胃の中には半分消化されかけたイワシが入っていたそうだ。
この魚を釣った直後、佐藤雄一さんも連続キャッチ。水色よく、朝方の6時頃の日が差し始めた時間帯のことだった。この日は寿彦さん、雄一さんの2尾を含め、「根」の周りだけで計7尾を確認している。
追波湾、旧北上川ともにいよいよ盛期入り
シーズンの進みの早い今季、27日は上流側の北上大堰下でもサクラマスが釣り上げられており、これからより広範囲のポイントで釣れ始めるようになるはずだ。盛期に入ると朝だけでなく日中の時間帯も期待できるようになる。
また、今シーズンの旧北上川はここまで水位が低いことなどから数は少なめながら釣果は上がっていて、これから水量が増えてくればこちらも有望。
北上川水系のサクラマスは例年、3月からゴールデンウィーク頃までがハイシーズン。潮周りと水量などの条件が整えば、まとまった数が遡上してくるチャンスにも恵まれる。
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2022年2月末撮影:追波川のポイントの様子
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