岩手宮古22年3月 岸壁サビキ釣りで良型マイワシ爆釣!
2022年3月上旬、岩手県宮古湾内にマイワシの大きな群れが入り爆釣状態になった。これは親潮系の冷水が沿岸に近付き、沖にいたマイワシが追いやられるように接岸したもの。イワシが低水温に耐えきれず死んでしまうまでのわずかなチャンスにサビキ釣りで狙った。
※漁港では係留船や沈みロープに仕掛けが引っかからないよう注意し、漁師さんの作業の邪魔にならないように気を付けましょう。
※釣行時は立入禁止や釣り禁止になっている場所に注意し、ルール、マナーを守って行動しましょう。
冷水に追われた真鰯が漁港内まで接岸!
岩手県の三陸沿岸では例年2~3月に親潮系の冷水が沿岸に近づき、1年で最も水温の下がる季節となる。この親潮からの冷水はイサダ(ツノナシオキアミ)をもたらしたりする一方、南方から北上してきた魚が三陸沿岸に定着できない(低水温で死んでしまう)要因にもなっている。
2022年も3月頭に2~3℃の冷水が入り、宮古湾周辺では冷水に追われてマイワシの群れが岸に接近。宮古神林木材港と離接する磯鶏リアスハーバーでは、港内岸壁から簡単に網で掬えるほどの大群がみられた。取材で実釣した3月7日には群れの魚影はいくぶん薄くなったものの良型が釣れていて、ピュアフィッシングジャパンフィールドスタッフの佐々木健太郎さんにサビキ釣りで狙ってもらった。
すでに弱り気味のイワシを誘って掛ける釣り
岸壁の係留船のロープに注意して、スペースの空いている場所にサビキ仕掛けを落とすとたちまち良型のマイワシが釣れてきた。「数日前に見た時はもっと群れが濃くてサビキ仕掛けにも食ってきたんだけど、今日は沈み気味で少し弱ってきているようです」
活性が落ちたためかスレ掛かりも多めだったが、ロッドの操作でピッピッと誘うと20cmほどあるイワシが釣れてきた。
イワシは低水温に耐えられず死滅するためチャンスは接岸後数日程度
接岸したイワシは漁港の近隣の人や鳥たちに春の恵みをもたらしたあと低水温に耐えられずに死滅してしまう。釣って楽しめるチャンスはほんの一瞬だが、接岸の機会に遭遇したら海の恵みに感謝して狙ってみてほしい。
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※モデル、解説/佐々木健太郎(ピュアフィッシングジャパンフィールドスタッフ)