防波堤・波止で釣りをする際の最低限のルールとマナー
防波堤や岸壁で気持ちよく釣りを楽しむためのルールをまとめてみました!防波堤に限らず陸っぱり全般に共通する内容を含みます。一言でまとめれば安全第一、トラブル防止。岸から釣りをできる場所が減ってしまわないようにマナーアップを推進していきましょう。
※漁師さんや地元住民の方とのトラブルが多くなっています。会った方にひと言ご挨拶する、「ここで釣りをしていいですか?」、「ここに駐車していいですか?」と確認をするだけでも印象が大分良くなります。
ゴミを捨てない、ゴミを拾う
どこの釣り場に行っても釣り具のパッケージが落ちている、というのはあってはならない現象です。釣り具や飲食物のゴミは必ず持ち帰りましょう。不意にゴミを落としてしまった人もいるはずですので、ゴミを見かけたら周りだけでも片付ける努力を。タバコを吸う方は携帯灰皿必携です。
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コマセやイカ墨などは洗い流す!
拾って持ち帰ることのできないコマセの汚れやイカ墨の汚れなどは、バケツで水を汲み流して帰るようにしましょう。来る前と同じ状態に戻してから帰るのがマナー。
ライフジャケット着用、あらゆる危険に備える
船釣りだけでなく岸釣りにも救命胴衣類が浸透してきました。以前より軽くてリーズナブルな商品も増えていますので、ライフジャケットは必ず着用するようにしましょう。また、足回りも滑りにくい釣り場に適切な履物を。釣り場に合わせて安全装備は万全にして釣行しましょう。
駐車マナーを守る
付近に駐車場が完備されている釣り場は少ないものです。路上駐車や他人の私有地への駐車など、周りの迷惑にならないよう注意。駐車スペースがあっても私有地などでトラブルになるケースもあるので気を付けましょう。漁港では漁業者に確認し、網干しや水揚げ作業などがあればいつでも移動できるよう備えておきましょう。
近隣住民の迷惑にならないように(夜間、バーベキュー等注意)
漁師さんが作業している場合は邪魔にならないよう配慮するのはもちろん、釣り場の周りで騒いだり、釣り場への移動中に私有地を通る、地域のゴミ捨て場にゴミを放置する、などなど周辺住民の迷惑になることは絶対ダメ。特に夜は静かに。漁業関係者の朝は早く、夜は早めにお休みされる方も多いです(バーベキューなども近隣へニオイが拡散したり、ゴミが残ったりして苦情の原因に)
釣り座はゆずり合う
目的の釣り場に先行者がいる場合は、一声かけて釣りをしていいか確認するか、十分邪魔にならない距離を置くのがマナー。クロスしたりコースを邪魔しないようキャスト方向に注意し、釣り人同士のトラブルを未然に防ぎましょう(後方確認も忘れずに)
危険な場所、立ち入り禁止区域に入らない
工事中や立ち入り禁止の看板がある所はもちろん、足場の悪い消波ブロックの上や滑りやすい磯、濡れて苔の生えた岸壁など、危険な場所には近づかないようにしましょう。
船道の周辺では釣り人が船道方向に投げた仕掛け、ルアーが原因でトラブルになることも。船道は釣り禁止ではないものの、船や漁師さんを傷つけたり、ミチイトが船のスクリューに絡まり竿ごと海に引き込まれることも。船道方向には投げない、船が近くに来たら取り込むなど十分に注意しましょう。
子供から目を離さない
ファミリーで釣行した場合は、予測不能な子供の動きから目を離さないよう注意を払いましょう。保護者が釣りに夢中になっている間に・・というケースがあり得ます。子供が釣りに飽きてうろうろしだしたら、釣りを止めるか、どこか安全な場所で休ませるようにしましょう(どんな釣り場でもライフジャケットを着用する習慣を)
漁業権に注意する(密漁厳禁)
漁港には漁業権があり、対象の魚介類(アワビ、ウニなど)は一般の人は獲ることができないので注意しましょう。工業港湾などで漁業権を放棄している場合に限り漁業権魚種を獲れる場合がありますが、稀な例外なので、貝類やウニ類は基本的には釣れたり掛かってもすぐに海に戻すようにしましょう(貝類だけでなくエビ、タコ類にも漁業権が存在します)
避難経路を確認(津波発生時は即避難)
津波発生時に備え、釣り場に着いたらまずは避難経路を確認しましょう。多くの漁港では避難経路の看板等が設置されています。そして、揺れを感じたらまずは津波注意報・警報を確認し、すみやかに高台へ避難しましょう。