解禁直後の岩洞湖ワカサギ穴釣り釣行’14
食いは渋いが型が揃う 今シーズンの岩洞湖
早期解禁した昨シーズンよりはちょっと遅くなったものの、岩洞湖の氷上ワカサギ釣りが1月21日(火)から解禁された。千葉宏一さん、寿智くん父子にとっても岩洞湖の解禁は待望のイベント。釣行日は岩洞湖解禁後、初の週末となった1月26日(日)。今回は宏一さんの釣友の菅原正さんのほか、寿智くんの友人の貫太くん、汰朗くんを連れて、にぎやかなメンバーでの釣行となった。
金曜、土曜と釣行した人に聞いたところ、型は申し分ないものの食いはいまいちとのこと。この日は気温が高く、道中の道路の雪も融けきってしまうような状況。足下はいくらかぬかるんでいたものの、夜明けを待って、朝5時頃から氷の張りを確認しながら氷上へと向かった。
事前の情報では、浅場はあまり数が伸びないという話だったので、最初から深めのポイントに入って型を狙うことに。実績のある15mラインに行こうか迷ったものの、魚探の反応も考慮し、湖の中央付近の20~25mの深場から実釣スタート。
実際に釣りを始めると魚探の反応はあるものの、ワカサギの食いはかなり悪く苦戦。ポイントチェックを繰り返しながら周りの人の情報を収集して場所移動。後半は水深15~20mの範囲で型のいい魚が釣れ出し、昼近くにはベタ底で食ってくるようになった。周りの様子を見ると、深めの場所のほうが日中になっても釣果が安定しているようだった。
この日は12時には終了。合わせて120尾ほどと数は伸びなかったが、アベレージサイズは10~14cmで、型はかなりよかった。子持ちが多く、チカと間違えるような良型ばかり。天ぷらにしたら激ウマだった。
「ワカサギの食いが渋かったので、テンポの速い誘いよりは、ゆっくり誘う方がよかったです。糸フケを出して、流れに乗せるようにハワせるのが効果的でした」と千葉さん。ゆっくり誘うため仕掛けのハリスは長めの方が◎。型がいいので、ハリはキツネ系より袖系の方がバラしは少なかった。
そんな食いの渋い状況下でも釣る人は釣っていたようで、1尾ずつ上手く掛けて200尾、300尾といった釣果を上げている人もいた。この日は急に気温が上がったことなどによりワカサギの活性が下がったが、ワカサギの調子が安定すればもう少しいい釣果に期待できるはず。岩洞湖の氷上シーズンは今後3月中下旬頃まで続く。
カレイ釣り大会で多数の入賞経験を持つカレイ競技のエキスパート。三陸をメインフィールドに、仙台湾や青森周辺にも足を延ばす。青物ジギングやマダイ、ワカサギなども得意。岩手県一関市(千厩町)在住。ささめ針フィールドモニター、サンラインフィールドテスター、下野アドバイザリースタッフ
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※取材・解説/千葉宏一
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