釣行記

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歌津沖オキメバル好スタート!

牧野 隆明 2021年4月7日 更新

歌津沖のオキメバル船が初釣りから好調なスタートを切った。今季は大きな群れは少ないものの、ポイントを拾い釣るとまずまずの型が揃って、これから1ヶ月くらいは好調な釣れっぷりを楽しめそうだ。※2013年1月掲載の記事です。

2013年初釣りはオキメバル狙い!

6時半に出船してポイント到着が7時くらいと、歌津では中深場のポイントも港から近い

天候の関係で1月5日が初出船となった、南三陸町歌津の大隆丸。この日はオキメバル狙いで6時半頃に出船し、約30分で釣り場に到着。オキメバルのポイントの水深は70~100m。お神酒をあげて釣り始めると、朝イチからマンガンも出る好調な釣れっぷりだった。

大隆丸の牧野船長は、「今季は例年に比べてかたまった群れが少なくて、ポイントを回って拾い集めるような形になります。それでも、釣れてくるオキメバルは小型がほとんど混じらず、25~30cmくらいのまずまずサイズが中心です。数も平均して20~30匹くらいは釣れていて、年末の調子がいい日には一人50匹以上釣れる日もありました」

ポイントに仕掛けを落とすと、朝イチから好調に釣れてきた
6、7本バリのサビキ仕掛けにマンガンで掛かるシーンも!エサはサンマやイカの切り身を使用
朝方の短時間だけでこれだけの釣果に!
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2月上旬までハイシーズンが続く!

ベタナギにも恵まれて、上々の初釣りとなった

歌津沖でのタックルは、竿は全長2.7mくらいの7:3調子がオススメ。PEラインは太くても4号まで。リールは電動が主流だが、手巻きで狙う人もいる。オモリの号数は50号か80号で、船中全員が電動なら80号に統一。手巻きで釣る人がいる場合は50号をメインにして、潮が速い時だけ80号を使用するようにしているそうだ。

「仕掛けは市販のサビキ仕掛けです。ハリスはちょっと細めの1.5号で、6~8本バリを使っています。大型のタラやアイナメが来ることもありますが、1.5号で十分に五目釣りが出来ますよ。釣れる仕掛けのタイプなどは特にありませんが、仕掛けによってあまり向かないものもたまにあるので、初めてでどれがいいのか分からないような方には、朝、お店に集合した際に実績のある商品を紹介しています」

ポイントを拾い釣りながらコンスタントに数を伸ばす
外道1:黄金アイナメ
外道2:太マイカ(スルメイカ)
外道3:スケトウダラ

オキメバルのタナは底から20mくらいまで浮く場合もあるが、特に船長からの指示が無ければ底から1~2mを流すのが基本。オモリをコツコツと底に当ててしまうと流れ方が変わってオマツリの原因になるので、できる限りオモリを底に当てないよう注意する。

今季は群れ次第で釣果に若干ムラこそあるものの、オキメバルは安定して釣れている。また、ここにきてサバもいなくなったため、反応さえあればかなり釣りやすい状況になった。

ただ、震災前に比べると訪れる釣り人はまだまだ少ないそう。「以前から通ってくれている常連さんにも、不安を持たれている方は結構いるようです。でも、一度来ていただくと、その後は2回、3回とリピートしていただいています。今はがれきなども無くなって、安心して竿を出せる状況になっていますので、ぜひ一度歌津に来てみてください!」

最近は電動リールを使う人がほとんどだが、手巻きリールでも十分に釣りは可能
魚探にバッチリとオキメバルの反応。後半は反応が出ていても食いが悪い時間帯もあったが、無数にあるこのようなポイントを丁寧に攻めていく
大きいもので30cm級の良型も混じった
型が揃うのが今季の特長。ちなみに写真の容器はカキ作業用の大ダル
【遊漁船紹介】大隆丸
■宮城県南三陸町歌津・伊里前漁港
■TEL 0226-36-3732
■オキメバル乗り合い料金7,500円(エサ別)
2月中旬頃まではオキメバル中心に出船。希望があればロックフィッシュ船もOK!3月にはカレイ釣りも本格化する。オススメのオキメバル仕掛け等は集合場所でもあるアングラーズショップ大隆丸で購入可能なので、分からないことがあれば船長に気軽に相談を!


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【伊里前漁港】
国道45号線沿い、伊里前復興商店街にある大隆丸の店舗に集合後、船長の案内で出船場所へと移動

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※取材・解説/牧野 隆明(大隆丸船長)
※取材協力/大隆丸(宮城・伊里前漁港)TEL0226-36-3732

PROFILE:牧野隆明

大隆丸代表。オリジナルカレイ仕掛け「爆笑君」を考案するなど、船長業のかたわらで釣技の探究にも力を入れている。ロックフィッシュやジギングなどのルアー系釣種も経験豊富

 
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