ボトム攻略がカギ!中禅寺湖レイクトラウト2023解禁
2023年4月1日、フォレストフィールドスタッフの武山重之さんが栃木県奥日光の中禅寺湖へと解禁釣行。昨年に続き、前夜から現地に入りレイクトラウトを狙った。
[2022年中禅寺湖解禁釣行の模様はこちら]
4月1日中禅寺湖解禁日は恒例の花火を合図にスタート
武山さんは解禁前々日の3月30日は、旧北上川のサクラマス祭りで1日4本をキャッチ!翌31日も早朝から当メディアの取材(後日公開予定)を行い、取材後の午後から栃木へ移動。解禁前夜に中禅寺湖に到着し、フォレストフィールドスタッフ陣と合流した。
4月1日はまだ暗い3時頃から準備を始め、5時の花火を合図にスタートフィッシング。エリアは昨年同様の立木観音下。観光桟橋横のポイントに入った。
例年通りの場所で解禁を迎えたが、状況がいつもの年と異なった。5時から10時頃までの間、周辺200mでヒットがみられない厳しい状況。他のフォレストメンバーに情報を収集すると、どうやら深場のポイントは軒並み駄目で、民宿おかじんより湖尻側のシャローやカケアガリのポイントでヒットしている様だ。
午前10時 観光桟橋側から湖尻側へ移動
解禁日の実績ポイントに見切りをつけ、湖尻側へ移動。「今年の場合、例年と異なりドン深ポイントにレイクが着いていなくて、シャローからカケアガリのポイントでメインベイトもゴリ(小型のハゼ類)やエビ類が中心でした。この攻略が今年の解禁パターンのキモでした」
ボトムをズル引き ゴリパターンのスプーンテクニック
移動したポイントで栃木のフォレストメンバーにパターンを確認したところ、「今年の解禁日のヒットパターンはエリアトラウトのテクニックの『デジ巻き』のような、ボトムのズル引き。サクラマスなどネイティブのトラウトではまず使わないテクニックだと思いますが、最近の中禅寺湖はこれでないと釣れないことがあるようなので対応が必要です」
「また、レイクトラウト狙いの場合はボトムを引くだけなのですが、ブラウントラウトを攻略する場合はたまにリフトを入れ、タップやフリップを大きめにみせたりすると良いようで、魚種による違いがあるのも面白いですね」
「栃木のスタッフのカラーローテー順に並べましたが、グローから始めてチャート、ホワイト、アカキン、クロキンといった感じでローテーションしながら攻略したそうです」
今後は水温上昇とともにベイトやパターンも変化
武山さんは予定を延長して17時まで粘ったものの、残念ながらノーフィッシュ。解禁日の水温は2~3℃ほどでまだまだ水温も低く、トラウトのバイトも微妙なものが多かったが、これから水温上昇とともにバイトが明確になり、ベイトも色々な種類が出てくるためパターンも豊富になる。
他にはない独特のテクニックなどもあり、釣りの幅を広げる好機にもなる中禅寺湖のレイクトラウトゲーム。中禅寺湖のリベンジも狙いつつ、旧北上川のサクラマスや宮城県内リザーバーの釣りにも経験を活かしていく。
中禅寺湖のルールに従い楽しもう
中禅寺湖の遊漁のルールでは、フックはバーブ(カエシ)のないバーブレスフックを使つように決められている。漁協のサイトなどをよく確認し、規則に従いマナーを厳守し釣行するようお願いします。
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※解説・写真/武山重之