釣行記

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南三陸志津川湾周辺漁港:韮の浜 細浦 清水浜 荒砥 平磯 袖浜 2023春

編集部 2023年4月22日 更新

2023年4月中旬、南三陸町志津川湾周辺の漁港を取材しました。志津川湾のすぐ北、歌津の寄木漁港をスタートし、志津川市街へ向けて韮の浜、細浦、清水浜、荒砥、平磯、袖浜と漁港を回りました。震災後、防潮堤工事が続いていた場所も、ようやく工事が一段落した模様。
※2023年4月取材時の情報を掲載しています。取材時に入れた場所でも、釣り禁止、立ち入り禁止、駐車禁止などになる場合があります。地元の方や漁師さんがいる場合は挨拶したうえで、看板や誘導に従いましょう。
※釣りをする際のルールやマナーについて、改めて確認し、周囲に十分配慮するようお願い致します。

[関連]

堤防釣りのルール・マナー



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寄木漁港(歌津)

三陸道の歌津インターを出て、まっすぐ進むとこの漁港に突き当たる。岸壁から港内は砂泥底主体で小中カレイや夜アナゴ。防波堤周りはアイナメなど根魚類を狙える。
※港内は多くの船が係留されているため、漁船・ロープや漁師さんの漁業作業の迷惑にならぬよう注意。

港内岸壁

係留されている漁船が多いため、船の近くで釣りをしない、投げ無い。船やブイの周りにはロープが入っているので注意すること
作業時はフォークリフトの往来などもあるため気を付けよう

韮の浜漁港

砂地と根が混在し、カレイ類や根魚類にハゼ、タナゴなど色々な魚種を狙いやすい漁港。北西風の風裏側になるため、冬場の逃げ場としても知られる。

港内岸壁から防潮堤。ようやく防潮堤の工事が終わった
入り口左手の防波堤

港内は係留船やブイの周りにロープが入っているので注意
港の周りを磯に囲まれ、アイナメなど根魚も有望

防波堤の先端部は一段、足場が高くなっている。潮通しの良いポイント
対岸側の防波堤との間の船道もポイントだが、船の往来には気を付けること

細浦漁港

入り江の地形を利用した、内湾の静かな漁港。全体に水深は浅く、魚は小物系が中心となる。岸壁はスペースが限られるので、漁業作業中などの釣りは控えたい。

漁業施設前の岸壁(水揚げ場)はスペースが限られるため、漁業作業中は邪魔をしないよういにしよう

防潮堤を挟んで反対側に小堤防がある
ウニやアワビなど貝類と同様にタコも漁業権が設定されているので要注意!

防波堤周辺の様子。係留船や養殖イケスなどもあるので釣りをする際は気を付けたい
堤防は水揚げ場の岸壁からつながっていないため、防潮堤の外側を迂回する必要がある

清水漁港(清水浜)

気仙沼線BRTの清水浜(しずはま)駅近く、桜川河口の砂浜と隣接する。清水浜の砂浜は防潮堤で護岸されており、防潮堤を越えてアクセスする。漁港の周りは砂泥底に根も点在する地形で、投げ釣りや探り釣りが可能。

桜川河口
釣りは漁業作業場や漁船のある場所を避け、岸壁など漁業作業を行っている時は邪魔をしないようにしよう

トラブル防止のため、船が係留されている周囲に竿は出さない

港内湾奥は砂地、外側は磯に囲まれている

荒砥漁港

清水浜から県道を南下した先、志津川湾の北側にある漁港。長く続いていた防潮堤と岸壁の工事が終わり、港内に入れるようになった。左手の防波堤への入り口には柵があるので注意。

漁港左手の防波堤は入り口に柵が設置されていた

港内は広い岸壁が整備されている。漁業作業や係留船に注意

岸壁右端から出ている小防波堤。港内側は水深が浅めで小物が中心

平磯漁港

メインの釣り場は岸壁の先の防波堤で、外海側は小磯と隣接。磯の水深は浅めだが、砂地に根が点在しカレイやアイナメなどの根魚も狙える。防波堤周辺はサビキ釣りの小型回遊魚やタナゴなども狙える。

車両侵入禁止。クルマは漁業作業などの邪魔にならないスペースに置いて歩くようにしよう

右手は志津川湾の湾奥側

こちらの防波堤周りで釣りが可能
もともと小磯の岬を埋め立てて造られた岸壁で、小磯の周りは根魚などを狙える
港内のスロープ側は砂地に藻がみられる

周囲に点在する根周りを探ってカレイなどに期待

袖浜漁港

志津川からはサンオーレそではま海水浴場を挟んですぐとアクセスしやすく、岸壁でサビキ釣りなどを楽しむファミリーも多い。岸壁周りは係留船やロープなどに気を付けて、サビキ釣りやウキ釣り、探り釣り。防波堤周りは根魚やカレイを狙える。
[関連]身近な釣り場 | 袖浜漁港


岸壁は係留船が多く、作業のフォークリフトなどにも注意。ロープに引っ掛けないように気を付けて、サビキ釣りや小型魚狙いのウキ釣り、探り釣りが可能

防波堤周りは探り釣り、投げ釣りなどを楽しめる。砂浜と隣接し、過去にはフラットフィッシュの実績も

新志津川漁港

魚市場のある志津川新漁港。長い外防波堤は入り口に立入禁止の柵が建てられていたので、立ち入りが解除されるまでは入らないようにしよう。港内の岸壁は漁業作業の邪魔にならないよう注意。スペースが空いていれば、サビキ釣りや探り釣りが可能。
[関連]身近な釣り場 | 志津川港

駐車スペースなどマナーに気を付けて
荒島パークと隣接し、休日はファミリーやカップルでにぎわう(公衆トイレあり)
公園沿いの漁港
こちらの防波堤は釣り人に人気の場所だったが、取材時は「立入禁止」の柵が立てられていた。現地の表示は厳守のこと!

公園と荒島
公園から魚市場方面。漁港では係留されている漁船や、漁業関係者のお仕事の邪魔にならないよう十分配慮を

波伝谷漁港

最後に、釣り船三浦屋の出船港でもある波伝谷漁港。こちらも防波堤は志津川と同様の立ち入り禁止柵があったので注意したい。ここの港内は漁船等が多く、釣りを出来るようなスペースは少ない。水戸辺川河口側は砂地が広がっていて、護岸からの投げ釣りでハゼやカレイに期待。


こちらの防波堤は入り口に立入禁止の柵があった

港内はメバルなどの探り釣りやサビキ釣りが可能だが、漁業施設のある付近は係留されている船が多く、作業も盛んなため釣りは空いているスペースを選ぶようにしよう
港内のブイ周りにもロープが入っているので注意!
護岸から水戸辺川河口側。秋のハゼ釣りや、投げ釣りでカレイなどを狙える。ルアーでシーバスなどの実績も

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