釜石周辺漁港の夜イカ 2023堤防スルメイカ釣り開幕
釜石周辺漁港・防波堤でスルメイカの釣果が上がり始めた。釜石エリアの超人気釣種ながら釣況不安定な年が多かったが、今季は沖のスルメイカの群れも濃く、期待できそう。釣具オヤマの哲平さんに最新の釣況を教えていただいた。
※2023年6月取材時の情報です。イカは回遊魚のため釣況が変化することがあります。漁港、堤防ではルール、マナーを守って釣りをお楽しみください。
初期の小型スルメがよく釣れる年は好調なシーズンになることが多い!
船釣りで三陸のスルメイカ釣り(ムギイカ)が始まったのに続き、堤防スルメもサイズは小さめながら釣れ始めている。6月半ばの梅雨入りの頃に堤防で麦スルメが釣れ始めるのは順調にイカの群れが入ってきている証。
「今釣れている小型のスルメイカと夏場のスルメイカは群れが違うと言われていて、これがそのまま大きくなるわけでは無いのですが、初期のムギイカが良いシーズンは夏のイカも好調になることが多いです。沖のイカ釣りも好調な雰囲気なので、これから群れが接岸してくると思いますよ」と、釣具オヤマの小山哲平さん。
ここ数年、釜石のスルメイカは釣況不安定なシーズンが多く、イカ釣りを始めたいと思ってもなかなか釣れないことが多かったが、どうやら今季は少し期待できそうだ。
シーズン初期は小さいイカに合った釣り方を
堤防スルメイカの釣り方は哲平さんの過去の釣行レポートを参考にしていただくと分かりやすい。
この2015年の釣行を行った7月頃と異なり、釣れ始めの6月頃はイカの大きさが小さいので釣り方を合わせる必要がある。
「フラワー仕掛け、エギング、ワーム仕掛けどれでも狙えるのですが、イカのサイズが小さいため大きい仕掛けでは釣ることができません。フラワーなら5~7g、エギは1.8~2.2号。ライトなタックルであまりシャクらないように釣るのがコツです」
釜石港をはじめとした周辺の漁港で狙える
釜石周辺で最も有名な釣り場が釜石港のT字防波堤。岸壁にズラリと釣り人が並ぶこともある人気の場所だが、過去には地元の方とトラブルになったこともあるので釣行時のマナーには十分に注意していただきたい(釣行時のルール、マナーについて)
また、釜石市街よりちょっと南下した唐丹湾の漁港でもスルメイカが釣れ出している。「最初に釣れ出した山田湾の方はちょっと釣果が下降してきたようで、今は釜石周辺に群れが回ってきています」
大船渡にかけても過去にイカが入ってきた実績のある漁港が並ぶので、回遊状況をチェックしながら、釣れないようならラン&ガンしてイカを探してみていただきたい。
釣具オヤマを紹介
釜石周辺の釣りのことなら釜石市街から仙人峠への国道沿いにある「釣具オヤマ」へ。小山哲平さんは釜石周辺の堤防釣り、船釣り、アユ、渓流など三陸沿岸の釣りはもちろん、内陸や秋田、宮城の釣りなども詳しい。
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※写真・解説/小山哲平(釣具オヤマ)