宮城県南サーフ仲間と楽しむ盛期のフラットフィッシュ
フラットフィッシュのハイシーズンを迎えた宮城県南サーフにバレーヒルフィールドスタッフ浅野さんと助っ人の繋釣会メンバー、県南サーフアングラーの仲間たちで挑んだ。今季の県南エリアは厳しめのシーズンが続いていたが、前日のプラで好ポイントを発掘!記録的な好釣果に恵まれた。
※2023年8月時点の情報です。
今季の宮城県南サーフの状況は?
今季の県南サーフのフラットフィッシュは今一つパッとしない状況が続いていた。「例年6月も後半に入れば状況は徐々に上向くはずなんですけど、今年は思わしくないですね。1尾釣った後、2尾、3尾がなかなか続かないんですよね」と浅野さん。現に今回の取材は7月初旬を予定していたものの、釣況が思わしくなかった事から延期になっていた。
そんな中、釣況が好転したのは梅雨が明けた7月中旬過ぎ。ポツポツながらも釣況が上向いてきた事から、天候と潮汐のタイミングを見ながら7月30日に釣行した。
当日は5時半にスタートフィッシング。中潮の下げいっぱいから始めて、潮止まりからの上げのタイミングを狙った。
県南サーフは遠浅なので遠投が釣果を左右する大きな鍵となる。干潮前後は手前の地形が干出して立ち位置が前になるので、ターゲットまでの距離が近くなり、ポイントをピンで狙うことが出来るベストな時間だ。また、ターゲットとの距離が近くなる分、遠投メインで使用していたメタルジグやシンキングペンシル以外にも、ジグヘッドワームやミノーといった選択肢が増えることで幅広い釣りが展開できヒット率も高くなる。
「今日のポイントは、いつもエントリーしている場所ではないんです。実は昨日、仲間と新規開拓も兼ねながらプラクティスしていて、この場所に二人でエントリーしたんですけど、それが当たっちゃったんですよね」
「数時間で2人で6本も上がったんですよ。もう取材当日はここしかないと思って。爆釣とまではいかなくても姿が見れればラッキーですね。前回の取材はコケましたから」と心配と期待は半々。
そんな浅野さんの心配とは裏腹に期待の方が勝る結果、見事予想は的中した。日の出後の朝マヅメ、開始早々からパタパタと釣れ始まった。一足先にエントリーしていた助っ人メンバー達のロッドが次々としなる。その好機を逃すべく浅野さんもファーストブレイク奥までロングキャスト。ルアー着底後のリトリーブ、そこからのヒット、一投目からの快進撃。幸先の良いスタートとなった。
遠投して沖側を攻める戦略でサイズアップ
スタート時は手前での反応が良かった事からプラグやワームで狙うも、サイズが出なかった事から、中盤以降は良く飛ぶシンキングペンシルやジグで沖を探ることにした。これが功を奏したのか50cm前後の良型を次々にランディング。中には60cmアップも姿を現した。
この日は朝から11時迄の半日釣行にもかかわらず、浅野さんを含むメンバー8名のトータル釣果はマゴチ62本+エイ2匹。今季一番の大爆釣となった。
秋シーズンも期待大!な宮城サーフのフラットフィッシュ
県南サーフではマゴチがピークを迎えており連日好釣果が聞こえている。そろそろ夏も終盤、季節が秋へと移行すると今度はヒラメの釣果も期待できるシーズンの到来だ。
「潮の上げ、下げで立ち位置が変わると浅いように見えて深かったり予想にもしなかった高い波がきたりするのでライフジャケットは必ず着用してください。足下近くにエイがいることもあるので、ウェーダーの着用をオススメします」と安全面を考慮して釣りを楽しんで欲しいと浅野さん。
今回取材協力いただいた繋釣会をはじめ県南サーフメンバーの皆さんは釣行時のゴミ収集を都度行っている他、年に数回、大規模な清掃活動を実施し気持ち良く釣りができる環境保全にも力を入れている。後世に継ぐ綺麗な砂浜で、気の合った仲間達とフラットフィッシュを釣る。最高の至福。
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※取材協力/バレーヒル
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