いよいよ盛期!宮城のタチウオジギング釣行
今年も初夏から釣れ始め、釣れれば型は大きいものの、不安定な釣況が続いていた宮城県追波湾のタチウオ釣り。ようやく釣況が上向いてきたかというお盆過ぎのタイミングに、ハピソンガールみなせちわちゃん、橘明奈ちゃんがおがP船長のGroovyでタチウオを狙ってみました。
※2023年9月掲載。
台風で出船できない日が続き10日ぶりのタチウオ釣り
釣行は2023年お盆休み明けの8月中旬。今年のお盆期間は台風の影響で10日間ほど出船できず、この日も外洋は台風のうねりの残る海況。
ハピソンプロスタッフであり遊漁船Groovy船長でもあるおがP(尾形さん)は、「前日、雄勝湾内にタチウオの群れが入り、雄勝漁港からもタチウオが釣れたという情報を入手しました。例年通りならそろそろ雄勝湾内に入っていてもおかしくない季節なので、ちょっと湾内を調査してから追波湾に移動したいと思います」
台風後のうねりの残る追波湾に大苦戦
前回釣行でもタチウオを狙ったが、本命が釣れたのはちわちゃんのみ。前回は良型のサバとアイナメの釣果だった明奈ちゃんは、「サバ担当って言われるのはイヤ!今日は絶対タチウオ釣ってみんなを驚かしたい!」。驚かしたいというのは、SNSのアイコン写真を太刀魚のものにして驚きの反響が欲しいという意味らしい。
追波湾に到着して牧野船長にご挨拶に伺うと、数はポツポツながら、指7本級の大型が釣れたとのこと。早速2人も狙ってみることにした。
この日の追波湾はかなりのウネリが残り、船が大きく上下するコンディション。雨が続いた影響か濁りもきつめだった。
充電式ラインツイスターと計測マルチプライヤーが新発売
タチウオは歯が鋭いため、タチウオ狙いではリーダーを切られることもしばしば。この日のようにウネリが高いと揺れる船上でラインシステムを組むのは一苦労だが、ハピソンの「ラインツイスター」を使用すれば簡単かつ確実に結束が可能!この夏、これまでの電池式に加えてUSB充電式の「充電式ラインツイスター」が登場し、より便利になった。
もう一つ、2023年新製品の「計測マルチプライヤー」はスプリットリングオープナーやPEラインカッターなど7つの機能を持ったプライヤー。付属のピンオンリールでベルトやベスト等に身に着けておけば、いざという時にすぐに使うことができる。
激シブ条件を攻略したちわちゃん タチウオをキャッチ!
この日のちわちゃんは台風で交通機関が運休になる中、遠征からとんぼ返りしてきたばかりとのことで、チョイお疲れモード。その疲れのせいもあるのか、タチウオらしいアタリを連続してバラしてしまった。水面直下で落としてしまう惜しいシーンも。
「見えたけど小さかった~、3本か4本くらいかな?」と言うように、少し小さめの個体が多く、ウネリや濁りのためもあるのか食いが非常に浅いようだった。
連続バラシのあと、「濁りで色がハッキリ見えていないのかも」と考え、オレンジ系からピンクパープル系にカラーチェンジ。すると今度は、タチウオ特有の後退するような引きをいなし、見事にタチウオを釣り上げた。サイズは中くらいだが、難しい状況下で貴重な1本。
明奈ちゃんも追波湾タチウオリベンジ達成
タチウオリベンジに燃える明奈ちゃんはサバに惑わされたり、タチウオにリーダーを切られたりと、こちらも苦戦モード。潮が動き始めるチャンスタイムに入り、早くちわちゃんに続きたいところだが・・。
ここで「明奈も同じの使ってみる?」というちわちゃんのアドバイスに従い、先ほどのヒットジグと同じカラーにチェンジ。すると、明奈ちゃん待望のタチウオがヒット。しかも、ちわちゃんより良いサイズだ。
魚種も豊富な秋のシーズンはこれから!
明奈ちゃんのタチウオを撮影、計測マルチハサミで血抜きしたところで、「風が悪くなる前に戻ろうか」とおがP船長。最後にもう一度、雄勝湾内でも竿を出してみたが、サバのみで終了となった。
釣況が上向き傾向にある追波湾のタチウオ。まだ日ムラはあるものの、その日の状況にアジャストできれば10本以上の釣果を上げる人も出てきてハイシーズンを迎えている。例年、10月前後にかけてはサワラやワラサなどの回遊も増え、いろいろ狙えるチャンス。陽気も過ごしやすくなってきて、快適な秋の釣りを楽しめるはずだ。
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※取材協力/ハピソン