宮城県七ヶ浜周辺のアジング&イシモチ投げ釣り[2013]
七ヶ浜では、菖蒲田漁港のアジングでアジが、各サーフの投げ釣りではイシモチが釣れている。まだ日中はかなり暑いので、早朝、夕方のキモチよく竿出しできる時間帯にどうぞ!
※2013年8月掲載の記事です。
※取材時と釣り場の状況が異な類場合があります。立入禁止、釣り禁止等に注意し、ルール、マナーを守って釣りを楽しみましょう!
[関連]防波堤釣りのルールとマナーについて。
菖蒲田漁港で朝駆けアジ流行中!
七ヶ浜町の菖蒲田漁港で20cm台のアジが釣れている。もちろんサビキ釣りなどでも釣れているのだが、ここでは「仙台新港ルアーde坊主」の小野浩さんにアジングを紹介してもらった。
今季は7月の半ば頃から現在(8月下旬)までアジが釣れ続いていて、小野さんらの仲間うちでは七ヶ浜の菖蒲田漁港のほか奥松島の大浜漁港なども釣果が上がっている。七ヶ浜は各漁港期待できるのだが、以前、釣れていた松ヶ浜漁港は工事中のため防波堤に立ち入ることができない。また、仙台新港の高松埠頭周辺は去年よかった場所だが、今年はいまいち魚影が薄いようだ(※追記:取材時は釣りをしていましたが、現在は立入禁止なので注意)
「うちの仲間ではMキャロを使っている人が多いですね。もちろんメタルジグやジグヘッドでも釣れているのですが、アジが吸い込み系の捕食をするためなのか、3.5gとかのジグヘッドだとアタリがあってもフッキングしないケースが結構あるようなんですよね」と、小野さん。
Mキャロを使う場合、スイベルを挟んだティップリーダーの先にノーシンカーやミニジグヘッドでソフトルアーをセット。ソフトルアーは自然に折り畳まれてアジの口に入るような、軟らかいマテリアルのものがベター。
Mキャロのメリットは飛距離が出やすく広範囲を探れることと、フォール中の感度がいいこと。また、テンションフォールでバックスライドするため手前に寄って来にくく、フリーフォール中でもアタリが分かりやすいという利点がある。
小型のタングステンシンカーなどの速いフォールがいい場合もあるのだが、リグがV字型になるため絡み系のトラブルが多く、アクションにもテクニックが必要。その点、Mキャロ独特の細長い形状はメインライン&リーダーとティップリーダー(ハリス部)が絡みにくいので、初めてでも扱いやすい点も特長。
狙うポイントはテトラ切れ目や沈みテトラ、ツブ根周りなど。アジはちょっとしたストラクチャー周りに集まっていることが多い。釣れる時間帯は朝夕のマヅメ時に集中。日中、見えても全く口を使わなかったものがマヅメになると急に食い出すことも多い。小野さんは仕事前後の30分、1時間で連日通い、朝飯、晩のツマミ確保を狙っているそうだ。
Mキャロは6g前後を使用。独特のバックスライドアクションが特長で、スライド幅の異なるL、N、Sタイプがあるが、菖蒲田では水深がそれほど深くないこともあり、ゆっくり見せられるLタイプに実績あり。
※Mキャロの詳細な解説は公式サイトで!
釣キチ前では投げイシモチが好季!
この季節、七ヶ浜周辺で楽しめるのもう一つの釣り物がイシモチ。仙台周辺サーフや七ヶ浜の各砂浜、防波堤からの投げ釣りで狙うことができ、七ヶ浜町の釣具店「釣キチ」前の菖蒲田海岸でも25~30cm前後のレギュラーサイズが揃う。
イシモチはちょい投げ用のお手頃な投げ竿でも十分に釣れるのが魅力。仕掛けも、イシモチ用や根魚五目用として、胴突き式の2本バリ仕掛けが市販されている。エサはアオイソメだけでもOKながら、イワゴカイとミックスしてたっぷりとエサ付けすると食いがよくなる。
主なポイントは砂浜の払い出しの周りなど、海底に変化のあるところ。イシモチは回遊しているので、有望なポイントに投げ込んだら魚が回ってくるまで置き竿で待つ。日中でもそれなりに釣れるが、捕食回遊が活発化すのは朝夕のマヅメと夜。濁りの入っている日なら日中でも期待大。
まだまだ厳しい残暑は続くが、比較的に涼しい朝夕の短時間で狙えるアジやイシモチは、この季節には格好のターゲット。近場で短時間にチョロっと楽しむのもヨシ。これから秋にかけてシーズンは続くので、気分転換がてら七ヶ浜に足を運んでみていただきたい。
■朝4時~19時まで営業
■TEL:022-357-757
■住所:宮城県宮城郡七ヶ浜町菖蒲田浜字牛ノ鼻木2−1
【各種レンタルプラン】
・バーベキュー用品貸し出し1台1,000円
・展望レンタルルーム、シャワー、脱衣所利用1名500円
・貸し竿1回500円(+保証金1,000円)
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※アジング解説/小野 浩(仙台新港ルアーde坊主)
※イシモチ解説/福来 進(釣キチ)
※取材協力/釣キチ(宮城・七ヶ浜町)TEL:022-357-757