釣行記

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七ヶ浜周辺は花見ガレイの季節[砂浜、漁港のマコガレイ、イシガレイ]

仙台広瀬キャスターズ 2023年4月4日 更新

宮城県の七ヶ浜町周辺で行われた、仙台広瀬キャスターズの例会の模様を、仙台広瀬キャスターズの東海林誠さんがリポート。50cm級のマコガレイ、イシガレイが上がるなど、近場のポイントで意外な大型を手にできるチャンスの訪れ。
※2012年4月10日掲載記事です。
※掲載当時と釣り場の状況が異なる場合があります。ルール、マナーを守り、安全第一で釣りを楽しみましょう。

2012年3月25日、大曲浜に投げ釣りファンが集まり「慰霊祭」が行われた
 
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震災後初めて太平洋側での釣行会(例会)

4月に入り、宮城もようやく春を迎えました。まだまだ復旧作業中の漁港は数多くありますが、震災から1年を過ぎたということもあり、投げ釣りを再開する人も徐々に増えてきていると思います。

3月25日には、東松島市矢本町大曲浜に於いて、投げ釣り愛好家による「慰霊祭」が行われました。漁協の方や、ご祈祷のご住職も参列され、多くの投げ釣り愛好家が集まりました。挨拶の中で、漁協の方からは、「皆さん、これからはぜひ釣りをしに海に来て下さい」と言って頂き、また、ご住職からは、「釣りをする時には、出来れば手を合わせてから始めて下さい」と、震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りする事を忘れないようにとのお話がありました。

さて、話は変わりますが、今回は4月8日(日)開催、私たちが所属する仙台広瀬キャスターズ(全日本サーフキャスティング連盟・宮城協会所属)の例会の模様をレポート致します。

当クラブは、現在、会員が29名おり、「クラブ月例親睦釣り大会」を年に3回開催。毎年、会員が持ち回りで大会を企画して、釣り場やルールを決定します。どちらかと言えば、釣果ばかりを競うのではなく、会員同士が親睦をはかる目的で開催しています。

昨年は震災のため、夏の日本海で1回のみの開催でしたが、震災以来、初めて太平洋側での例会の開催となりました。今回は、幹事の高橋(克)さんの企画により、七ヶ浜での開催。新入会の会員を含め15名が参加。サーフ組、防波堤組、磯場組と3つのグループに分かれ、実釣6時間、全日本サーフ大物対象魚の1匹長寸で競いました。

新人さんもベテランさんも、みんなで大物を狙う

七ヶ浜町の磯、サーフ、防波堤に分散

若手チームとともに磯場へ入った

まずは、大型アイナメ狙いで磯場に入った我々のチームですが、開始からすぐにアイナメがポツポツ掛かるものの、なかなか30cmを超すサイズが釣れず大苦戦(…やはりこの時期のアイナメは、夜釣りの方が良いみたいですね…)。

その後、メンバーの楠見君に30cmUPのマコガレイが釣れて盛り上がりましたが、後が続かず、しかもこの日は大潮。潮位が大きく下がるにつれてアタリはさらに遠のき、みんな根掛かり覚悟でポイントを攻めるも音信不通…。途中、携帯には、他のポイントからカレイの写メが次々と!

メンバーに諦めムードが漂いましたが、新人の横山君に良型のカジカが釣れ、納竿10分前には、楠見君より一回り大きいマコガレイがヒットしました!

左)30cm台のマコガレイが釣れて一同期待が高まる。右)良型のギスカジカもヒット
横山君はギスカジカに続き、やや大きめのマコガレイも釣り上げた

防波堤の方でも、小さいアイナメに混じり、カレイがポツポツ上がっている様子で、今回の幹事の高橋(克)さんには、50cm近い大型のイシガレイがヒット(その後、30cmUPのマコガレイも追加)。 新入会の遠藤(慶)さんにも30cmクラスのイシガレイ!

防波堤に入ったグループには50cm近い大型イシガレイの釣果!

50cm超のマコガレイも上がった!

また、サーフの方でもカレイが上がっていて、すでに40cmUPのマコガレイを上げていた太田さん、何と今度は50cmUPの特大マコガレイまで上げちゃいました!(驚)

サーフでは50cmオーバーの大型マコガレイがキャッチされていた

午後1時に検量となり、各自、釣った魚を提出して計測。もちろん太田さんのマコガレイが優勝!幹事の高橋(克)さんが2位になり、新人の横山君が3位で、ちょうど各釣り場から1名ずつ入賞という結果になりました!

全体的には、カレイ、アイナメとも思ったより数は出ませんでしたが、ポイントによってはまだまだ大物が潜んでいそうです。カレイの大物は石巻方面が有名ですが、七ヶ浜も侮れませんね!

優勝は太田さんが釣り上げたこちらのマコガレイ
文句無しの超大物!仙台近郊の七ヶ浜町内でもこんな魚が釣れるんです
幹事の高橋(克)さんも防波堤から良型イシを釣って活躍!

検量&表彰後は、すぐそばのサーフで、相澤会長、高橋(克)さん、楠見君によるキャスティングのプチ講習会。キャスティングの全国大会で上位入賞している人の実演だけあって、新人さんには衝撃だったようです!(笑)

5月20日には、一般の方が参加可能なイベント「宮城協会復活復興オープン投げ釣り大会」を開催予定。投げ釣りに興味のある方はぜひともお集まりいただければと思います。釣りを自粛されている方も多いと思いますが、みなさんもそろそろ釣りに出掛けてみてはいかかですか?

表彰終了後、近くのサーフでキャスティングの講習
若手の中にはスポーツキャスティングのスゴ技に驚くメンバーも
参加メンバーとともに記念撮影。5月20日(日)には、全日本サーフキャスティング連盟宮城協会主催により「宮城協会復活復興オープン投げ釣り大会」を開催。こちらの大会はオープン、つまり一般の方も参加可能(5月13日まで、各釣具店で受け付け)

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※取材協力/仙台広瀬キャスターズ事務局
※まとめ・テキスト/東海林 誠

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