5月頃まで良型期待大!春のマコガレイ&イシガレイ投げ釣り
年明けから釣れ出していた、宮城、石巻周辺の投げカレイ。産卵が終わって春の荒食いシーズンに突入!仙台広瀬キャスターズの東海林誠さんは良型のマコガレイやイシガレイを釣り上げている。
※2021年3月の釣行記です。
宮城周辺の春カレイいよいよハイシーズン
3月に入り、宮城もだいぶ暖かくなってきましたね。
相変わらず新型コロナは収まらず、花粉症もピークで筆者も毎日悩まされております。
さて、今年は東日本大震災から10年目。
当時を振り返ると、震災前夜に牡鹿半島へ夜釣りに出掛け、震災当日の明け方に帰宅したのを思い出します。
震災後は、クラブメンバーと一緒に石巻へボランティアに何度か参加し、魚市場から流れ出たと思われる、大量の腐敗魚が流れ着いた民家の清掃作業に汗を流したのが思い出されます。
さて今年も、お正月明けからちょこちょこ釣りに出かけており、1月には、小型ながら宮城では珍しいマツカワガレイが釣れたり、2月には54cmのイシガレイを捕獲。
また、満月前後の月明かりの晩には、ムシガレイ(宮城ではミズガレイやヒガレイと呼ばれる)混じりで、イシガレイ&マコガレイが10枚釣れた日も。
【アトミックスライダー投公式ブログ】アイナメ45㌢&マコガレイ45㌢&マツカワガレイ出現!
【アトミックスライダー投公式ブログ】イシガレイ45&54㌢捕獲!
マコガレイは産卵期終了、イシガレイは貝類を荒食い中!
3月半ばの状況ですが、河口付近のヌマガレイはまだ大半が抱卵しており、また、マコガレイでも抱卵している個体が釣れたり、産卵直後で骨と皮だけの極めて身の薄い個体も釣れたりしています。
砂地に棲むイシガレイは、貝類(アサリやホッキ貝)の水管を大量に捕食しており、すでにかなり肉厚の個体も見られました。
釣り場にもよりますが、投げ釣りの場合は遠投が有利な場合が非常に多く、実際に、先日も中~近投の竿には全く掛からず、遠投の竿にばかり良型カレイがヒットしました。
筆者は、普段は道糸に「アトミックスライダー(爆釣夢追人)」オレンジ3号を使用し、根掛かりの無い砂地のポイントでは2.5号を使っております。
このライン、ナイロンでありながら抜群の強度を誇り、54cmのイシガレイ捕獲時も、海底に潜ろうとする大型イシガレイのフルパワーに負けず、足下の障害物を回避し、グイグイ浮かせて取り込めました。普段使っているラインより1~2号細いラインを使う事が出来るので、飛距離UPにも繋がります。
※「アトミックスライダー」はつりえさ倶楽部マリン仙台新港店で取り扱い中!在庫あります!
■住所:宮城県仙台市宮城野区蒲生竹ノ内128-16(キリンビール仙台工場向かい)
■TEL:022-786-3580
■朝4時(土日3時半)の早朝から営業。
[TEL、インターネット通信販売に対応]お店に行けない場合も予め自宅にエサを届けておいて釣行することが可能!
カレイ釣りに使う針については、「シーフォースサーフ(まるふじ)」の15号を主に使っています。
この針は懐が深い設計のため、青イソメの房掛けに向いており、針掛かりが抜群のためバラシが激減。大型カレイ狙いに非常に向いています。
また、大型イシガレイ狙いでユムシを使う場合には、同じまるふじ製の「シーフォースエボルヴ」18&20号を愛用しています。
これから5月一杯まで、産卵後の「戻りガレイ」が期待できますので、皆さんもぜひ投げ釣りに出掛けてみて下さい。
マルフジ シーフォースサーフ針 Z-080 カレイ (15号)
[まとめ]春先のカレイのポイント選び
最後に、気になる春先の投げカレイのポイント選びについて東海林さんにお訊きした内容をおさらいしてみよう。産卵後の荒食いモードになったカレイは、エサの豊富な場所に集まるので、いる場所には居るといった感じでポイントをみつけると連続ヒットすることも。
イシガレイのエサ場は砂地。本文中にもある通りホッキやアサリなどの二枚貝を主食にしていて、ホッキはかなり大きいサイズまで捕食。アサリの小さいものなどは貝殻ごと食ってしまっているそう。
マコガレイは砂泥~泥底を好み、ジャリメ類やゴカイ類のような虫エサを食べていることが多い。環虫類は春先のバチ抜けシーズンにあたり動きがある季節。ワカメに着くワレカラ類なども好物。マコは海藻の根の周りに着いていることが多く、藻と一緒に絡んで釣り上げられるケースが結構ある。
砂底、泥底にかかわらず、潮通しの良いポイントがエサの集まる場所の目安になる。今季の東海林さんは遠投して遠くの潮目を狙うことが多いそうだが、湾奥部でも潮が入ってくるポイントが有望。潮通しのいい所は漁船の航路にもなっていたりするので、迷惑にならぬよう注意も大切だが、マナーに気を付けつついろいろ探してみていただきたい。
※釣行時のルール、マナーについてはコチラ!
【東海林誠さんの関連釣行記】
連載:東海林誠の東北投げ釣り徹底ガイド
2010年:陸から60イシ!投げカレイ大物獲りの心得
2013年:仙台周辺サーフのヒラメ93cm!
2017年:宮城の投げ釣りで60cmホシガレイ&夜アイナメ・マダラ有望
2017年:山形マダイ投げ釣り 堤防の夜釣りで90cm大真鯛撃破!
◆記事に書けない裏話や質問への回答は無料メルマガ(毎月25日発行)で配信中!
家業である米穀店の仕事と育児の合間に、せっせと釣り場に通う、投げ釣りマスター。北は青森から南は愛媛や有明海まで、大物にかける情熱が足を釣り場に向かわせる。仙台広瀬キャスターズ所属
※解説/東海林 誠