アユ躍る初夏の奥入瀬
7月1日より東北各地のアユ釣りが解禁した。青森県十和田市を流れる奥入瀬川でも、まずまずの釣況でスタート。メジャーポイントのような大釣りは期待できないが、のどかな雰囲気が魅力の里川のアユ釣りもいいものなのです。
奥入瀬のアユシーズンはこれから
十和田湖から太平洋へと注ぐ奥入瀬川。渓谷で有名な河川だが、十和田市街周辺の中流域は良質なアユ釣り場でもある。ただ今年の解禁日は、まだまだ気温が低く、解禁前にまとまった雨も降らなかったため、シーズン的には遅れ気味。それでも小型ながら天然遡上の群れアユが下流側で多数確認されていて、これから気温が上がればいい感じに釣れ始めそうだ。
今季、奥入瀬川漁協では鰺ヶ沢産の種苗を例年よりも若干多めに放流しており、解禁から現在までは、16~18cmくらいの放流ものが釣れている。放流箇所は10か所で、旧国道4号線沿いの御幸橋付近を中心に好調に釣果が上がっている。
ただ、メジャースポットのように放流量が多いわけでは無いので、じっくり釣って30尾以上の数を稼ぐというのはちょっと難しい状況。それでもしっかりと足で稼いで、20尾ほどを拾い釣る人もいる。
解禁した頃はちょっと肌寒いくらいだったのが、ここにきて初夏らしい梅雨空になってきたことで、一気に釣況が好転する期待もある。水量と状況次第ではあるが、8月に入る頃には天然アユの追い気も活発になって、ベストシーズンになっていそうだ。また、今シーズンはアユだけでなく渓魚も遅れており、トラウト類が依然として高活性。アユ釣りと被るエリアで25cm超の良型ヤマメが上がるなど、こちらの方も楽しめる。
青森県十和田市のベルウッド店長。近場の奥入瀬川から、陸奥湾、太平洋、日本海の海にも繰り出す。新しい釣り物も大好きで、お客さんらとの釣行ツアーも頻繁に開催中。冬場はワカサギ、ナメタ、マスに夢中!
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【鮎のレシピはこちら】
アユの下準備
アユの3枚おろし
アユの棒寿司
アユの煮付け
アユの塩焼き
※取材・解説/鈴木潤
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