釣行記

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BSフジ「巨大魚・夏の陣2021」宮城の巨大カレイ釣り取材をレポート

編集部 2021年9月25日 更新

「BSフジサンデースペシャル 巨大魚・夏の陣2021」塩釜沖で大型カレイを狙う山口充さんの取材釣行に同行しました。

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塩釜沖・仙台湾の船カレイ 大型イシガレイ、マコガレイ等を狙う

釣り人を翻弄する巨大魚と、その姿を夢見て追い続けるアングラーたちの闘いを描くドキュメンタリー番組である「BSフジサンデースペシャル 巨大魚・夏の陣2021」の取材に同行した。

今回の舞台は、震災から10年目を迎える宮城県の塩釜。定期的に宮城に足を運び、当メディアでもおなじみのアングラー山口充さんがえびす屋丸で大型魚礁沖の大物カレイを狙った。果たして、山口さんは日本記録のカレイを釣り上げる事が出来るのか。

今回のテーマは巨大ガレイ。取材時はカレイ釣りが下火となっていた7月。ハードルが高い時季に巨大ガレイを釣るプレッシャーは計り知れない。そんな状況下、いつになく緊張した面持ちの山口さん
乗船したのは、いつもカレイ釣りでお世話になっているえびす屋の第三十一えびす屋丸。震災前からのお付き合いで船長との意思疎通もバッチリ


創業40年を超える横浜竿「汐よし」の和竿で巨大カレイに挑む


震災から10年目を迎える宮城県の塩釜。改めて犠牲となられた方々の御冥福をお祈りし黙祷


水深38mライン。潮がまったく効いていないタフコンディションからのスタートとなった

マガレイ中心にムシガレイやマコガレイ、イシガレイも

震災後、当地ではアカジガレイとも呼ばれるマガレイはアベレージサイズがアップし、良型マガレイに良型のマコガレイやイシガレイなどが混じる魅力的な釣り場を形づくっている。この日も良型マガレイ主体に、ときにダブルもありで釣れてきた。

しばらく変化がなかった山口さんの和竿にアタリが。竿先が大きくしなる


上がってきたのは30cm超の良型マガレイ
10時過ぎには潮が効き始めたのか、いままでピタッと止まっていたアタリがいくらか出るようになる。今度のアタリは先ほど釣り上げたマガレイよりは大きく感じた。ググっと竿先が水面に吸い込まれる


水面に現れた良型カレイを慎重に取り込む。今度は40cm超のムシガレイが姿を見せた。サイズアップに満面の笑みの山口さん


潮が効いてアタリが頻繁にあったのは、ほんのわずかな時間だった。その後はシビアな状況が続く。巨大ガレイを狙い撃つ上で効率化を図るべく和竿二本出しに変更した
二本竿が功を奏し、数少ないアタリを的確にとらえヒットを導き出した。今度のアタリはずっしりと重量感が伝わってくる。巨大ガレイか
ずっしり感はダブルのカレイだった。「重量感はバッチリだったんだけどな」と苦笑い
60cm以上の巨大ガレイを想定しハリはビッグサーフの16号、17号を使用した

はたして超大型イシガレイは釣れてくるのか?

その後アベレージサイズに良型混じりでマガレイ、ムシガレイは釣れるも、本題の巨大ガレイは姿を見せず。中途半端なボリュームのエサでは巨大ガレイにアピール出来ない様子。納竿までの時間が迫ってきたこともあり、思い切ってアピール度重視のエサ付けにスイッチしてみた。


最初にマルキューのミニイソメ、次にアサリの剥き身、そして最後にストッパー役も兼ねてのアオイソメを房掛け。スペシャルバージョンの出来上がり!
納竿時間を少し延長してもらい巨大ガレイ狙い続投。二枚潮と釣り辛い状況ではあったが、カレイの活性は上昇傾向。チャンスは今しかない。底をゆっくりコヅき誘いをかけた瞬間、ゴンと大きなアタリが!


納竿間際に釣れた大物は40cm台後半のずっしりと身の厚いイシガレイだった

まずまずいいサイズのイシガレイを釣ったところでこの日は納竿。2日目の釣行の模様は放送をご覧いただきたい。
[放送予定]
2021年9月26日(日) 19:00~20:55
<BSフジサンデースペシャル>『巨大魚・夏の陣2021』
https://www.bsfuji.tv/bigfish/pub/013.html

今回お世話になったのは、仙台湾マガレイ船ブームや秋のワラサジギングなど、長年にわたり塩釜の釣り船をけん引してきた人気の船宿「えびす屋」の伊藤栄明社長。今の季節は連日好調なヒラメ船のほか、人気急上昇中のワラサ・タチウオ狙いのジギング船、根周りマコガレイ狙いのカレイ船、アジビシ船、マダイ船なども出船している。
【遊漁船紹介】えびす屋(塩釜まがき港)
■TEL:022-362-2220

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※取材協力/BSフジ、 山口充(日本釣振興会神奈川県支部長)、えびす屋(塩釜まがき港)

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