釣行記

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秋の行楽シーズン!桧原湖スモールマウスバス・オカッパリ編

編集部 2021年9月29日 更新

バレーヒルの岩本有貴さんと千葉正博さんが桧原湖のスモールマウスバスを陸っぱりから攻略!秋の裏磐梯は食に温泉に、観光にも最高の季節。風光明媚な桧原湖に癒されながら、スモールのフィネスゲームも楽しんでしまおう!
※2017年9月掲載の記事です。
※掲載時と釣り場の状況が変わり、立入禁止になっている場合があります。現地の指示に従い、ルール、マナーを守って釣りをお楽しみください。

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夏の桧原湖スモール・ボート編

高水温期は水温の安定した流れ込みなどが有望!

ワカサギが重要なベイトで、回遊性の強い桧原湖のスモールマウスバス。岸から狙えるポイントはシャローが多く、夏から初秋にかけての高水温期はパターンが限られるが、そんな中でも有力なのが冷たい水が流れ込むインレットやリザーバー絡みのポイントだ。

この日もピーカンの夏日。気温がぐんぐん上昇する中、千葉さんいち推しのレイクランドヒバラ周辺のリザーバーから釣りを始めることに。

レイクランドヒバラ周辺
県道2号線からレクランドヒバラへ向かう途中のリザーバー(堰の溜まり)。上流河川から冷たい水が入ってくるため、夏から初秋のバスにとっては快適なポイント
橋上からポイントをチェック。ブッシュやオーバーハングがあり雰囲気バッチリ。水色が澄み魚影もチラホラ確認したところで、いざ実釣!!
ポイントが狭いため最初に岩本さんから。ダウンショットリグでオーバーハング周辺へキャストし、小刻みなシェイクでバスの反応を伺う。すると小型ではあるがスモール数匹が果敢にアタックしてきた。竿抜けポイントなのか、はたまた高活性なのか反応は良好
3投目で30cm級のスモールがヒット。幸先いいスタートとなった
千葉正博さんに選手交代。同じくダウンショットでオーバーハング周辺を狙う。ミニミニサイズのラージがすぐさまヒット。その後もコンスタントに釣れ続けた

レイクドヒバラキャンプ場、コテージ周辺

小さなリザーバーでミニバスと戯れた後、今度は先ほどのポイントより少し奥のレイクドヒバラへ場所移動した。ここのエリアは、キャンプサイトの他、各種コテージや浴場、炊事場も完備。利用客のみ立ち入ることができるポイントだが、シャローエリアや桟橋など良型バスの実績は多い。

キャンプサイト、コテージなどが並ぶレイクランドヒバラ
キャンプ場のワンド、シャローエリア。ミニバスのバイトが少しあったが、食い浅く乗らず。場所を桟橋へ移動
ここは桟橋がストラクチャーになり、バスの好ポイントを形成。水深もそこそこあり、ランカーサイズが潜んでいることも。また桟橋に立つことで沖目のポイントも効率的に狙える。桟橋で釣る場合は、すぐに先端までは行かず根元から。足元や桟橋に着いているバスを探り、最後に沖のバスを狙うと効果的だ
 
デカバスを狙うも、ミニバスの猛攻。ギルも混じった
日が照り付ける日中、バスはディープエリアに落ちていることが多い。そんな状況ではダウンショットやキャロライナリグでボトムをコツコツ探るのがオススメ

ミニバスをキャッチしようと泳がせていたところ、桟橋下からここの主と思われるナイスサイズがゆらりと登場。小バスを捕食しようと追い回してきた
 
この日、存在感バッチリで大活躍した「DEVIL SHAKER(デヴィルシェイカー)」(バレーヒル)。タフった魚に思わず口を使わせるアピール力がある。スモラバのトレーラーや、ダウンショット、ライトキャロなどにも幅広く対応。岩本さんは、要所要所でキャロライナリグとダウンショットリグを使い分けていた
小型ベイトにぴったりサイズな「ドラゴンフライカーリー」(バレーヒル)」。エビ、ゴリ(小ハゼ)を再現。細くしたテール全体で独特の波動を出してアピール!
※2018年春発売予定
「ドラゴンフライカーリー」はあえてテール上部をカットして、イモチューンとしても活用できる。イモチューン活用法その1=ダウンショットリグでマスバリにちょん掛け!シェイキングで
イモチューン活用法その2=キャロライナリグでオフセットフックにセットして!これでボトムをコツコツと叩きながらズル引きすればOK
 
 
岩本プロと千葉さんが使用したロッドは2017年7月にバレーヒルから発売になったばかりの「ブラックスケールSX」の追加モデル、「ブラックスケールSX BSXS-62XULFS」と「ブラックスケールSX BSXS-65ULFS」。
■BSXS-62XULFS
シリーズで一番繊細なモデルで、軽量なダウンショットリグを扱うのに適したロッド。シビアな状況にも繊細なアクションでバイトを誘発させることができる。ただ繊細なだけでなく、ファーストテーパーで使用感抜群
■BSXS-65ULFS
カーリー系や、イモチューン、キャロ系等の喰わせの釣り全般に適する。レギュラーファーストテーパーで、バスに違和感を与えず喰わせることができる長めのソリッドティップが様々な状況にマッチ
 
お昼は千葉さんの定宿「ゴールドハウス目黒」に戻り昼食タイム。千葉さんオススメの裏メニュー?冷やし天ぷらそばと会津名物のソースカツ丼を食べ充電完了!!後半戦へGo
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午後は会津米沢街道方面「桧原歴史館」周辺エリアから開始

おいしくエネルギーを充填した後は昨年の岩本さんの武者修行でも回った西岸方面へ。まずは桧原歴史館下のオープンなエリアへ。

歴史館と山塩ラーメンで人気のお店が隣接
 
「ラーメン屋下」とも呼ばれる陸っぱり一級ポイント。足場が良く、護岸が左右に広がっているので遠投して広く探るのがベター
 
桟橋直下や周辺のストラクチャー狙いでも実績あり
ここは広い駐車スペースが整っていてアクセス良好

高実績!雄子沢エリア「長峯桟橋」周辺

続いて、昨年の武者修行企画では岩本さんが好サイズを叩き出した実績ポイント「雄子沢」の桟橋へ。昨年同様、小型のバスの姿は見えたが、良型サイズはヒットしなかった。

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初秋の桧原湖スモール陸っぱり武者修行

 
桧原湖南西にある雄子沢エリア「長峯桟橋」
桟橋付近はシャローにウィードエリアが広がり、小型のバスの魚影は抜群。時合いでちょっといいサイズも回遊してくる場所だが、この日は出会えず・・
【桧原湖に行くならこちら!】ゴールドハウス目黒
春から秋はバス、秋冬はワカサギと桧原湖の釣りなら年中おまかせ!食事、宿泊におみやげコーナーも充実。オリジナルの釣り関連アイテムも。11月1日からはワカサギ屋形船の営業がスタート。現在、予約受付中です。
■TEL:0241-32-2523
■住所:〒969-2701 福島県耶麻郡北塩原村大字桧原字大府平1172-4

桧原湖は夏のパターンが終わり、秋のパターンへ。10月に入るといよいよワカサギパターンのシーズン。新型ブラックスケールSXにダウンショットやキャロを駆使してワカサギ食いのバスを翻弄してしまいましょう!

【岩本さんが使用したタックル】
■ロッド:ブラックスケールSX 65ULFS(バレーヒル)
■ライン:FCスナイパー2Lb(サンライン)
■ワーム:ドラゴンフライカーリー(バレーヒル)
■シンカー:1.8g、2.7g

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桧原湖の陸っぱり人気ポイント選

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※取材協力/バレーヒル
※解説/千葉正博、岩本有貴

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