今季も安定感抜群!三陸越喜来イカメタル&イカサビキ釣り
季節に合わせてヤリイカ、ケンサキイカ、スルメイカが安定して釣れる三陸沿岸の越喜来沖。剣先、スルメ中心に好釣果が続く荒神丸(崎浜漁港)の夜イカ船を取材しました!
※2024年7月掲載。
今季の大船渡沖イカ釣りシーズン序盤の様子を振り返る
昨年は初夏から冬にかけてイカ色に染まった岩手県三陸沿岸。今年も果たしてイカの当たり年になるのか、イカ釣りファンは動向が気になるところ。
今季の荒神丸は4月下旬、調査も兼ねてイカ釣り船として初出航。ヤリイカ数十杯の釣果からのスタートを切った。5月初旬から中旬にかけてはヤリイカにケンサキイカがポツポツと混じるようになり、1人当たり15~20杯へと釣果が増え始め、スルメイカの姿も。
6月に入るとヤリイカ、ケンサキイカ、スルメイカの3種がターゲットとなり、6月8日の釣果では多い人で38杯。その翌週の6月16日には、ケンサキイカの大漁祭となり多い人で113杯と、昨年の好調を感じさせる束釣りとなった。その後も堅調な日が続く中、多い人で150杯以上の釣果が連日続くなど、今季も当たり年と言っても過言ではない状況が続いていた。
そんな7月上旬。スルメイカ、ヤリイカ、そして昨年フィーバーとなったケンサキイカでイカ釣りファンを魅了した越喜来湾。その越喜来湾湾奥の北東に位置する崎浜漁港から出船する「第八荒神丸」を取材してきた。
灯火点灯前から釣れ出して好スタート!
当日の状況は、南風弱、波も無く穏やか。夏特有の安定した海況の中のでの実釣となった。今回のポイントは、好釣果の実績ある越喜来湾湾口70mライン。メタルは船長の指示で15号からのスタートとなった。
開始1投目から着ドン。船上は一気に竿曲がりシーンが見られケンサキイカ、スルメイカが上がってきた。イカのコンディションは悪くはない様子。ヒットレンジはベタ底でメタル、スッテのカラーは赤白に好反応だった。その後はポツポツと釣果を重ね、灯火が効くまでに多い人で十数杯の釣果があった。
灯火点灯後は潮流も緩み始め15号から12号に切り替えてレンジを探る。釣れるタナはバラつきがありボトム付近、中層に集中していた。時折プチラッシュはあるが続かず。釣れるイカはケンサキイカ主体でスルメイカがポツポツ混じる程度だった。
この日のイカメタルのアクションは、前半は、ややゆっくりなシャクリからのスローなテンションフォール、そしてロングステイがGOOD。中盤から後半にかけてはイカの活性が上がったのか、連続のラインスラックを作る攻めシャクリからのフリーフォール、そして短ステイが好釣。釣れるレンジをいち早く察し、時間とともに変化するイカの活性に合わせたアクションを見出す事が釣果を左右した。
終盤ラッシュ!3ケタ釣果の大漁祭り
大漁祭に入ったのは終盤の22時を過ぎた頃。ダブル、トリプルが連発するラッシュとなり船上は大賑わい。タナは15~20mの上層までに達しており手返しアップで釣果も倍増。トップは148杯だった。
その後の釣果は、7月20日が多い人で150杯超、翌7月21日多い人で120杯と好調をキープしている。もちろんこれからの状況次第では低調復調を繰り返すなど不安定になることも想定されるが、サイズアップしたスルメイカ、ケンサキイカを狙えるシーズンの到来、今後も有望だ。今季もイカの当たり年といって間違いないだろう。
遊漁船紹介:第八荒神丸(崎浜漁港)
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