仙台近郊の堤防釣り場ガイド・閖上港~閖上サーフ[名取市]※2017年
仙台市の南側に隣接する名取市の閖上港は仙台市からのアクセスもよく、多くの釣り人で賑わう釣り場。大震災の津波で大きな被害を受けた地域だが、復興が進みつつあり、名物の閖上朝市など観光を楽しめるスポットも多い。
閖上港は名取川と隣接する広浦の河口部分に作られた港で、港内はハゼやカレイ、セッパ(スズキの子)などが多い。根周りや岸壁の周りは小型のアイナメやメバルの根魚。名取川河口や周辺の仙南サーフはヒラメ、マゴチのフラットフィッシュにシーバスなども高実績。
※2017年12月掲載時の情報です。
※2021年5月に再取材を行いました。最新の情報は【コチラ】をご覧ください!
閖上魚市場前岸壁
多くの釣り人が集まるのが、閖上魚市場前の広い岸壁。車を横付けして竿を出せる手軽さで人気(作業中の場所には近付かないよう注意)。ターゲットはハゼが有望。季節によってセッパも多く混じる。他、小型のカレイやアイナメ。サビキ釣りで回遊次第で小サバやイワシ、コノシロ。
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名取川河口(河口防波堤は立ち入り禁止)
名取川河口はハゼやスズキ、マゴチ、カレイの実績あり。以前はヌマガレイが非常に多かった場所だが、震災後は底質が変わったためかあまり釣れなくなった。ルアーで狙うと、スズキ、フラットフィッシュのほか、回遊次第では青物が釣れることもある。
広浦橋対岸側岸壁
広浦橋を渡った先の岸壁。蔵王丸などの遊漁船が並ぶ岸壁はちょい投げでハゼなどを狙える。
サイクルスポーツセンターなど工事中の部分を避け、海側の岸壁は小型のアイナメやメバル、ソイなどの根魚のほか、キャスティングで広く探ればフラットフィッシュも。
閖上サーフ
閖上港に隣接する砂浜は閖上サーフと呼ばれ、ルアーでヒラメ、マゴチ、シーバス、投げ釣りでイシガレイ、イシモチ、スズキ、クロダイなどを狙える好ポイント。閖上港に駐車して歩いて行けるが、ここも防潮堤の工事が多いので注意が必要。
ゆりあげ港朝市
毎週日曜、祝日の朝6時から13時まで「ゆりあげ港朝市」が開催される。釣りのついでにこちらに寄る人も多い。
閖上の主役級ターゲットのハゼは夏から秋にかけて好調に釣れていたが、11月下旬頃から場所むらが大きくなっている。水温低下に伴い深場に落ち始めているためだが、溜まっているような場所を見つけられればまとまった数が釣れることも。1匹釣れたら周囲を集中的に狙ってみると良い。
アイナメやメバルはサイズを気にしなければコンスタントに釣れている。サーフのフラットフィッシュもシーズン終盤に差し掛かったが、良型のヒラメやシーバスがキャッチされるなど、海況次第でチャンスあり。日曜は朝市で朝ごはんを食べながら、釣りを楽しむプランもおすすめ。
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※取材協力/つりえさマリン閖上店