春の堤防釣りシーズンまであと少し!仙台~七ヶ浜~塩釜
春らしい陽気の日が多くなり、ふらっと海辺に遊びに行きたくなる季節。とはいえ、仙台周辺はまだまだ水温が低く、堤防、岸壁釣りは激シブな釣果が続いている。3M仙台港パーク~七ヶ浜~塩釜の今の状況を取材してきた。
※漁港、岸壁で釣りをする時は必ずゴミを持ち帰り、周囲とトラブル等の無いように気を付けて楽しみましょう。
※2019年3月に取材を行いました。
3M仙台港パークはファミリーの憩いの場
暖かい日々から一転、寒の戻りとなった2019年3月23日、やや肌寒い曇天ながら、仙台新港の「3M仙台港パーク」には休日を楽しむ釣り人の姿がみられた。
仙台港に最寄りの釣具店つりえさ倶楽部マリン・仙台新港店に立ち寄ると、探り釣りやサビキ釣りで10cm前後の小メバル、ちょい投げ、探り釣りでアイナメ、カレイがたまに釣れているものの、魚の活性はかなり低いとの情報。仙台港の湾口付近にはイワシの群れも寄っているようなので、もう少し季節が進めばサビキ釣りの小魚も入ってくるかもしれないが・・と、あまり思わしくない様子。
実際、釣果を聞いて回っても、ちょい投げでシャコエビが上がっていた他はアタリの一つも無い状況。「まだ早いのは分かっているんですけど、ここは柵があって子供たちと一緒でも安心して遊ばせられるので」というパパさんも。釣果は二の次で、竿を出しながらのびのびと遊べることもここの魅力なのだ。
これからは人気のシャコエビが本格化 投げ釣りで良型カレイも上がる
これからの仙台新港は水温の上昇とともに、ちょい投げ、探り釣りのアイナメ、マコガレイ、シャコエビ、マハゼなどの釣果が上向いてくる。5月頃からはイワシなどが接岸し、サビキ釣りの小物釣りも面白くなる。イワシが寄れば、イカやサバ、カンパチ、ヒラメなども期待できる。
つりえさマリンの釣果情報はこちら
七ヶ浜方面は穴釣りでアイナメ、ドンコ等の釣果
七ヶ浜方面の各漁港では、テトラ帯や岸壁際の穴釣り、探り釣りでアイナメ、ドンコなどの根魚が上がっている。中には30~40cmの良型アイナメを釣っている人も。
七ヶ浜町の漁港の多くは釣り禁止で、釣りをして良いのは松ケ浜漁港と菖蒲田浜漁港の2か所だけ。うち、松ケ浜漁港は緊急事態の発生により関係者以外の立ち入りを禁止している状況。仙台港に停泊中の貨物船からの重油流出事故の影響とも言われているが、当面、釣りは出来ないようなので釣行の際は注意して頂きたい。
【仙台塩釜港の釣り禁止区域について】
仙台塩釜港内における釣りについて – 宮城県公式ウェブサイト
塩釜港は魚市場~仲卸市場前の岸壁を工事中
塩釜港も釣り禁止区域が多く、釣りをできるのは籬港(まがき港)から北堤防までの岸壁のエリア。ここは投げ釣りでカレイやアイナメ、ハゼの実績があるが、塩釜海の駅の周辺や仲卸市場前の一帯で護岸工事を行っている。竿を出す時は工事の邪魔にならぬよう気を付けていただきたい。
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