三陸堤防ヤリイカエギング順風スタート![2015年]
手持ちのライトタックルで手軽に楽しめる!
釜石周辺の陸っぱりヤリイカがいつもの年よりちょっと早めのスタートを切った。今回、釣行記をリポートしてくれた釣具オヤマの小山哲平さんは「釜石港を中心に山田湾から唐丹湾にかけての各湾、各漁港でも順調に釣れ出しています。まだシーズンの初期ですが、イカの数自体が結構多いようで、昨年に続き今季も期待できそうです」
初期のためイカのサイズはやや小さめの胴長12~15cm。ヤリイカは足が短く、エギを抱く力が弱いので、型が小さめの初期は1.8号をメインに使用する。
「タックルは手持ちのメバリング用など、ライトゲームタックルを流用できます。身切れを防ぐためにも軟らかめのULかLアクションがいいでしょう。硬めのタックルだとエギを抱いたイカを弾いてしまうことがあります。また、ライトタックルならそのままソフトルアーにチェンジすればソイなど根魚も狙えます」
釣り方は、ヤリイカの場合は「チョンチョン」と小さめのアクションがメインで、シャクったり大きめのアクションは逆効果。
「アオリエギングではボトムを取ってポイントを撃っていきますが、ヤリイカの場合は上から下へと徐々に探っていくイメージ。チョンチョンと誘ってみてアタらなければ、フォールの時間を長めにして少しずつ沈めながら小さなアクションで探っていくと、エギに重みがかかったようなアタリが出ますよ」
ポイントは港内全域。ヤリイカはシーズン後半になると防波堤先端など潮通しの良いところで釣れるようになるが、初期は波静かな湾内や港内を群れて回遊していることが多い。
ベイトは日中にサビキで釣れているカタクチイワシなどの小魚類。常夜灯周りをはじめ、岸壁、堤防の色々な所からイカが居る場所を探してみるのがおすすめだ。
「港内にヤリイカが集まっているようで、調子のいい時なら50杯以上釣れることもあります。取材時もポツポツと釣れ続いて20杯台の十分な釣果。コンスタントに釣れるのはイカのストックがある証拠。今シーズンも期待できそうですよ!」
[ヤリイカの料理レシピはこちら]
日中はサビキ釣りも好調!!
各漁港の港内ではサビキ釣りでマイワシ、カタクチイワシ、アジ、サバ、チカなどを狙える。こちらも手軽に遊べるので、日中から釣り場に入れるならサビキ→ヤリイカのリレーにするとおみやげが豪華になる。
サビキ釣りもヤリイカと同じルアータックルでOK。サビキはポイントによって魚種が異なり、小サバの集まっている所はサバ中心、アジの居る所にはチカは少ないなど、ポイント、タイミングによって釣果が入れ替わる。取材時は良型のイワシが釣れてきた。
[防波堤釣行時の3つのオキテ]
一 ゴミは必ず持ち帰る!
二 身の回りのゴミもできる限り拾う!
三 迷惑駐車はしない!
※営業時間=平日8~19時、土日祝日は4~19時、水曜定休。
店舗は、国道283号線添いの釜石市内にある。内陸方面からだと、仙人峠道路の釜石西IC降りてちょっとのところ。釜石線・松倉駅を目印にすると分かりやすい
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甲子川中流域にほど近い釣具オヤマの若旦那。ロックフィッシュやヤリイカなど、陸っぱりから船釣り、渓流まで釜石周辺のあらゆる釣り物に詳しく、旬の釣りは自ら実釣テスト!東北各地への遠征経験も豊富
取材・解説/小山哲平
取材協力/釣具オヤマ(釜石市)TEL:0193-23-7754
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