ヤリイカシーズン12月の岩手県宮古沖イカメタル
依然人気継続中のイカメタル釣法。そんな岩手県宮古湾のヤリイカ、スルメイカ釣りの最新レポートをお届けします。
三陸夜イカ釣りはヤリイカがハイシーズン
今年の宮古湾イカ事情は、8月上旬のムギイカ(スルメイカ)からスタートし、好不調を繰り返しながら晩秋のヤリイカシーズンの到来。そして12月下旬の今、盛期から後半戦に突入した。
取材時はシケが続き水温が急激に低下。イカの釣況にもバラつきが見受けられていた。そんな中での今釣行。取材当日は風、波、ウネリがある厳しい条件下、ヤリイカの繊細なアタリを、いかにヒットに繋げることが出来るかが鍵となった。
イカメタルはティップの小さな変化を見極めることが出来るかが釣果を左右する。まして悪条件下ではアタリすら分からないことも多々。それだけに使用するロッドはティップが細く感度が良い物がベター。近年は各メーカーからイカメタル専用ロッドが発売されており、自分のスタイルに合わせてセレクトしそれを使用するのがオススメ。とは言え専用のロッドではなくてもバチコンやティップランロッドでも状況次第では代用可。メーカーやロッドの設定パワーにもよるが、かなり細めの柔らかいティップ仕様もあるので目感度が十分とれる。
暗くなるとヤリイカにスルメイカ混じりで釣れ始めた
集魚灯が灯されてから30分ほどで船上はポツポツとヤリイカやスルメイカの乱舞する光景が見受けられたが、この日はシケのおさまった後でタフコンディションが重なってか終日我慢の釣りが展開された。
乗りの良い当たりカラーを探して釣果アップ
イカメタルは、季節やその日の状況によってヒットカラーが違う。時間によっても常々変化が見られる。この日は赤緑、ピンク、オレンジ、赤白が高実績だった。ちなみに船長の話では「最近は、おっぱいスッテ・7cmのピンクと赤白は優秀ですね」とのこと。同じカラーを使い続ければイカは簡単に見切ってしまうので、アタリが少し遠のいたと思ったら、すぐさまカラーチェンジ。イカをスレさせず連続ヒットも有望だ。
冬のイカ釣りシーズンはこれから後半戦も期待大!
最近の平進丸のイカ釣り船の釣況は、12/12、ヤリイカスルメイカ混じりで多い人で70杯、12/15は1人当たり30~72杯、12/16は多い人で42杯と好調をキープしている。ヤリイカに混じりデップリとしたビール瓶級の冬至スルメの姿も見受けられ、後半戦に突入したイカメタル釣りはまだまだ熱い。
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※取材協力/平進丸(岩手県宮古市)