2022年6~9月の投げ釣り釣果報告&宮城の投げカレイ開幕
仙台市の大物投げ釣り師・東海林誠さんより今夏の釣果レポートが届きました!
皆さんこんにちは。仙台広瀬キャスターズ所属&アトミックスライダー[爆釣夢追人]フィールドテスターの東海林です。
今回は、6~9月の釣行を振り返りつつ、10月以降の展望について解説してみたいと思います!
2022年シーズンの日本海投げマダイは初夏から絶好調!
6月以降、以前は毎週のように日本海へマダイ&キス釣りに出撃していたのですが、今年は地元商店街のイベントや猛暑の影響もあって、初マダイに出撃したのは、何とシーズン終盤の9月に入ってから。キス釣りもまだ3回しか行けておりません。
今年の投げマダイはシーズン初期(5月末)から好調だったようで、クラブメンバーも精力的に出撃し、70cm超多数捕獲!投げマダイは夜釣りがメインで、例年だと11月頃まで狙えます。
置き竿でアタリを待つため、ドラグ機能が付いた投げ専リールが必須。大型マダイ襲来を想定して、強度抜群&適度に衝撃を吸収してくれるナイロンライン=アトミックスライダー投3~4号+力糸(中~遠投用)/7号直結(近投根周り用)がオススメで、強烈なアタリがあっても針掛かりしなかったり、強烈な突っ込みで針が折られる場合もあるため、針の選択もかなり重要になります。
ちなみにクラブメンバーの横地クン、以前、苦労の末に超大型のマダイ(80cm超⁉)を浮かせたものの、タモ入れ直前の強烈な突っ込みで、軸の長いタイプの針が折れる(心も折れる)痛恨のバラシを経験したそう・・
大型マダイには、刺さり抜群で軸がやや短めのシーフォースエボルヴ(まるふじ製)18号が最適で、鹿児島で1m超のサメが連発した時も1度も折られませんでした!
過去に根擦れでハリスに傷が付き、大型マダイをバラした経験もありましたが、最近は仕掛けにも丈夫なナイロンライン=アトミックスライダーAXISの8~10号を愛用しています。
釣りエサに関してですが、大半が海外(主に中国)から輸入されており、このところかなり値上がりしています。マダイの特効エサでもあるユムシに至っては、1匹あたり150~200円と高級食材並みで、コロナ禍&猛暑の影響もあって、入荷自体にも支障が出ているんだそう‥
しかも、フグなどのエサ盗りが激しい夏場は、一晩で30~50匹消費するのでかなりの出費ですが、以前の釣行記にも書いたように、数年前から近所で採取したザリガニを多用し高い実績を上げており、外道でクロダイやキジハタなども釣れてきます。※法改正により、外来生物の再放流禁止なので要注意!
[関連記事]ご近所ザリガニ餌の投げマダイ&根魚釣り
夏から秋の宮城で投げスズキ+テナガエビ
今年の夏は、置き竿&青イソメを使ったスズキ釣りに出撃する機会が多く、11月頃までは狙えると思います。猛暑の影響もあり、朝からだと息子たちが飽きてしまうため、夕方のマヅメ時を狙って昼過ぎに出発する場合がほとんどでした。スズキは群れに当たると連発する場合があり、今年は60cm未満が多かったので、小学生の遊び相手にはちょうどいい感じでしたよ!
以前、同じ場所でウナギとテナガエビが釣れたので次男がとても気に入り、灼熱の日本海のキスよりテナガエビ釣りに行きたいと…(^-^;
夏休み中には、たまたま観光で出かけた女川でマイワシとサバの群れを発見!数日後、仕事終わりにコマセとサビキ仕掛け持参で、釣りが初めての甥っ子も連れて行ったところ、約2時間入れ掛かりですっかり釣りにハマっていました(笑)
鹿児島で大型コトヒキの投げ釣り
お盆休みには3年ぶりに九州に帰省し、2度目の鹿児島釣行へ!大本命は、所属する上部団体「全日本サーフキャスティング連盟」の対象魚になっている「コトヒキ」で、昔は東北でも発電所の温排水などでたまに釣れていたらしく、全日本サーフでは、静岡県の浜岡原発の温排水で冬場に大型が釣れた話が有名です。
8月の鹿児島は酷暑のため、釣りは夕方から早朝まで。桜島が見える防波堤で三脚2台に竿2本ずつの計4本出し。
遠投有利のポイントのため、道糸は全てアトミック3号+力糸を使用し、事前に鹿児島の釣具店に予約しておいたユムシ40匹にて勝負!開始早々にクロダイに良く似た「ヘダイ」が釣れたものの、日が暮れると1m超(7~10kg)のサメのオンパレード!前回の釣行時にも数匹来ましたが、今回は群れが濃かったようで15匹以上釣れました…
アトミックスライダーがいくら強度抜群とはいえ、毎回ナイロン3号で暴れまくる1m超のサメと対峙する訳で、ドラグを駆使したため糸切れは1回もありませんでしたけど!(苦笑)
サメの猛攻が落ち着いた辺りからようやくコトヒキがポツポツ釣れ出し、狙いの45cm超は不発でしたが、何とか30~43cmが6匹釣れてくれました!過去にはマダイや大型のコロダイが良く釣れたポイントなので、また次回チャレンジしたいと思います。
10月頃からは宮城の投げカレイも本格化
最後に10月以降の展望ですが、宮城では例年だと9月後半辺りから晩秋に産卵を控えたカレイの乗っ込みが始まり、高実績場の渡波港では、例年10月10日前後に50~60cmの大型イシガレイがお目見えします。まだまだ海水温が高く、フグなどのエサ盗りの活性も高いですが、マコガレイもすでに40cmクラスが釣れ始まっていますので、そろそろ『夏魚』からシフトチェンジしてカレイ狙いの準備を開始してはいかがでしょう?
P.S.釣りとは関係のない内容で恐縮ですが、現在、地元の商店街『河原町商店街振興組合』に加盟しておりまして、今年から、毎月第2日曜日(8月のみ第1日曜日)に『河原町マルシェ(10:00~16:00)』というイベントを開催しております。毎月ごとにテーマを設け、商店街の他に外部からも飲食店などの出店を募り、毎回1,500名を超す来場者で大いに賑わっています。
仙台市営地下鉄『河原町駅』を降りてすぐにイベント会場本部があり、スタンプラリーや抽選会など、大人から子供まで楽しめるイベント多数となっておりますので、釣りの予定が空いてしまった場合など、近隣のかたで興味がありましたらぜひご来場下さいませ!我が家もスタンプラリーの対象店舗になっているので、釣り大会等が被ってなければ休日出勤しています。店内には魚拓も多数展示していますので釣り談義でもいかが!?(笑)
■住所:宮城県仙台市宮城野区蒲生竹ノ内128-16(キリンビール仙台工場向かい)
■TEL:022-786-3580
■朝4時(土日3時半)の早朝から営業。
[TEL、インターネット通信販売に対応]お店に行けない場合も予め自宅にエサを届けておいて釣行することが可能!
【東海林誠さんの関連釣行記】
連載:東海林誠の東北投げ釣り徹底ガイド
2010年:陸から60イシ!投げカレイ大物獲りの心得
2013年:仙台周辺サーフのヒラメ93cm!
2017年:宮城の投げ釣りで60cmホシガレイ&夜アイナメ・マダラ有望
2017年:山形マダイ投げ釣り 堤防の夜釣りで90cm大真鯛撃破!
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家業である米穀店の仕事と子育ての合間にせっせと釣り場に通う、投げ釣りマスター。北は青森から南は九州四国まで、大物にかける情熱が足を釣り場に向かわせる。仙台広瀬キャスターズ所属