実りの秋に楽しむ宮城の投げカレイ!
仙台広瀬キャスターズの大物投げ釣り師・東海林誠さんより秋の投げカレイレポートが届きました!秋から冬の石巻・牡鹿半島周辺は大型のマコガレイやイシガレイを狙える好季。さらにキノコ採りや秋のイベントも盛りだくさんで、野外遊びも快適な季節を迎えています(2022年11月掲載)
※堤防釣りは工事中や立入禁止の場所に注意し、ルール、マナーを守って楽しみましょう。
【釣りのルール、マナーについて】
皆さんこんにちは。
仙台広瀬キャスターズ所属&アトミックスライダー フィールドテスターの東海林です。
今年も、秋の投げカレイのシーズン到来!
例年だと、11月は冬に産卵を控えた大型カレイの接岸&荒食いの時期ですが、近年は高水温の影響により、フグやカニなどのエサ盗りが活発な時期でもありますね。
さて今回は、10月23日(日)に開催された『第42回 宮城協会 秋季投げ釣り大会』の様子を振り返ってみたいと思います。
大会前に状況を確認したかったのですが、地元商店街のイベントや、前週も日本海へ出撃していたので、ぶっつけ本番で今秋初のカレイ釣り。
産卵前の大型カレイ狙いのシーズン開幕
この大会のルール、以前は『協会カレイ大会』の名称で、カレイ1匹の大きさで順位を競っていましたが、昨年度から、所属する『全日本サーフキャスティング連盟』が別表に定める『対象魚(25魚種)』の『基準寸法』を参考に、釣魚3匹の合計ポイント制に変更!
決められた時間までに釣った魚のサイズを計測後、 それぞれの魚種に設定された基準寸法から割り算をしてポイントを算出。
例えば
[基準寸法]
〇カレイ&アイナメ→1ポイント=50cm
〇スズキ→1ポイント=85cm
〇ヒラメ→1ポイント=75cm など
もし、40cmのカレイを釣ると
(実寸)40cm÷(カレイの基準寸法)50cm=0.8ポイント
※スズキの65cmなら
(実寸)65㎝÷(スズキの基準寸法)85㎝=0.765
つまり、65cmのスズキより、40cmのカレイの方がポイントが高くなる仕組みです。
例年だと、50cmを超すカレイやアイナメが狙える時期でもあり、上位を狙うなら、やはりイシガレイあたりが狙い目!
とりあえず、フグの猛攻でひどい目に遭った過去を振り返りつつ、手堅く3匹揃えられそうなポイントをイメージするも、大会直前まで決めかねていて、クラブの先輩からは、一緒にスズキはどうかとお誘いを。
さすがに85cmのスズキを3匹揃えるのは絶望的なので、息子たちとも話をして、過去の実績場にてカレイ&アイナメ狙いで出撃する事に!
十分なエサを用意して石巻方面へ出撃!
前日に『つりえさ倶楽部マリン 仙台新港店』に寄り、クラブメンバーのエサをまとめ買い。
竿数&エサ盗りも考慮して、定番の青イソメ&岩イソメを3,000円ずつと、高価ではありますが大型イシガレイの特効エサのユムシも購入で、計9,000円の高額出費💦
当日、長男が欠席で、次男&クラブメンバー数名とAM5:00に釣り開始。
ひそかに優勝を狙っている次男も、頑張って早起きしましたよ😄
今回も、道糸は普段から常用している『アトミックスライダー(爆釣夢追人)』3号(+力糸)&近投根周り用7号。
ナイロンラインでありながら抜群の強度&適度な伸びにより、底に潜ろうとする大型のカレイもグイグイ巻いて浮かせることも可能!大変心強いアイテムです。
使用する針は、虫エサ(青イソメ&岩イソメ)用に最適な『シーフォースサーフ15号』&ユムシ用に特化した『シーフォースエボルヴ18号』(ともにまるふじ)。どちらも針掛かりは抜群!
エサのアオイソメや岩ゴカイ、ユムシはこちらで購入!まとめ買いがおトクです。
■住所:宮城県仙台市宮城野区蒲生竹ノ内128-16(キリンビール仙台工場向かい)
■TEL:022-786-3580
■朝4時(土日3時半)の早朝から営業。
[TEL、インターネット通信販売に対応]お店に行けない場合も予め自宅にエサを届けておいて釣行することが可能!
今シーズン初カレイは狙い通りの50UP!
開始時はまだ暗く、遠投は、セオリー通り着底したら仕掛けを引いてきてカケアガリを探し、1本は近投根周りででかアイナメに期待!
ところが、明るくなると中途半端な距離にタコ籠と思われるブイが点在していてかなり釣りづらく、おまけに流れ藻の猛攻により、大量のアマモが道糸に絡み付き、納竿までに100kg以上水揚げ😓
そんな中、開始から1時間半くらい経過した時、ユムシを付けて遠投&キツいカケアガリを捉えていた竿に明快なアタリがあって、リールを巻くと手前まで浮いて来ず、良型のカレイと確信!
足下に沈み根があるため早めに浮かす必要があり、やや強引に浮かせると、大型のイシガレイが水面に姿を現しました!
口元のハリ掛かりを確認し、そのまま抜き上げ!
秋シーズンの初ガレイは51cmで、まずは審査魚1匹目確保!
時合い突入!さらなる大物追加を目指す
時合いらしく、間もなく次男の竿にもアタリがあり、頑張ってリールを巻きましたが、リールを巻くスピードが足りず、足下の沈み根に引っ掛かってしまい、ハリス切れにて回収ならず。
いきなりの洗礼を受けテンション⤵でしたが、その後はそれを教訓にスーパーゴリ巻きで、30cmくらいのアイナメを数匹捕獲😅
こちらも、30~35cmくらいのカレイ数枚と根周りで同サイズのアイナメを追加し、とりあえず規定の3匹は揃ったので、あとはサイズUPを期待!
たまにエサ盗りのフグ(クサフグ&ヒガンフグ)やカニ(イシガニ)が釣れてきますが、前年のような『着底→即フグ猛攻』の最悪な状態は回避。
その後、なかなかサイズUPしないまま、間もなく納竿の時間帯に。
過去の大会に於いて、最後の最後に回収した竿に大物が掛かっていた事が数回あったので、最後まで希望は捨てません😅
※ちなみに、撤収の際、全ての竿を回収してから片付けを開始する人を見かけますが、やはり、最後の最後まで釣魚を期待し可能性を残しつつ、投入している竿以外の物から徐々に片付けを開始するのがオススメ!
すると、次男が最後の最後にゴリ巻きした竿に35cmくらいのカレイが釣れており、まずまずのサイズを3匹揃える事が出来ました!
審査会場に戻ると、他に50cmを超すサイズは出ておらず、全体的にカレイ&アイナメとも30~35cmが多い印象でした。
集計の結果、筆者の釣魚は3匹合計2.36ポイントで、首位と0.03ポイントの僅差で2位💦
やはり2~3匹目のサイズが少々足りませんでした😅
大会参加者29名のうち、上位6名が2ポイント以上獲得で、計16名が審査魚提出!おかげさまで、うちの次男も入賞しましたよ!
表彰後は、恒例の『海浜清掃』&『事故防止講習会』を開催する予定でしたが、講習会の途中で突然の豪雨となってしまい、しばし中断のあと止む気配が無かったため、残念ながら中止&解散となりました。
11月には年に一度、全国の会員がカレイ1枚の大きさを競う『第117回 全日本カレイ投げ釣り選手権大会』が開催されます。
優勝の副賞=10万円相当の釣具も気になりますが、全国制覇の称号を獲得すべく、大会本番では更なる大型カレイを狙いたいと思います!
【全日本サーフキャスティング連盟公式HP】
【使用タックル】
竿:ダイワ/トーナメントサーフPT34-405
シマノ/ホリデースピン-335他
リール:シマノ/PAスピンパワー
ダイワ/クロスキャストQD他
道糸/アトミックスライダー投(オレンジ) 3号(+力糸)&7号
針:シーフォースサーフ15号&シーフォースエボルヴ18号/まるふじ
エサ:青イソメ・岩イソメ・ユムシ
キノコ採りも楽しめる牡鹿半島周辺エリア
P.S.最近、キノコ狩りにハマっており、釣りの帰りに息子たちと雑木林へ!
※幼少期、家族や親戚と良く通っておりました😄
※山に入る時は安全第一で、くれぐれも毒キノコにはご注意を💦
【東海林誠さんの関連釣行記】
連載:東海林誠の東北投げ釣り徹底ガイド
2010年:陸から60イシ!投げカレイ大物獲りの心得
2013年:仙台周辺サーフのヒラメ93cm!
2017年:宮城の投げ釣りで60cmホシガレイ&夜アイナメ・マダラ有望
2017年:山形マダイ投げ釣り 堤防の夜釣りで90cm大真鯛撃破!
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家業である米穀店の仕事と子育ての合間にせっせと釣り場に通う、投げ釣りマスター。北は青森から南は九州四国まで、大物にかける情熱が足を釣り場に向かわせる。仙台広瀬キャスターズ所属