子持ちも期待!冬の仙台湾マガレイ
大型魚礁周辺のマガレイ釣りが年明けからずっと好調を維持している。数もさることながら、釣れてくるカレイは30cmオーバーの良型が多く、子持ちのメスも混じるなど、釣って食べて最高のシーズンとなっている。※2014年2月掲載の記事です。
>伊藤育男さんが仙台湾で64.5cmのナメタガレイをキャッチ!
今季の仙台湾のマガレイ船は去年の12月半ば過ぎから調子が上向き始め、1月はずっと好調を維持している。もともと北方性の魚のため、ある程度、水温が下がっても調子が落ちることはなく、今は産卵前の子持ちの良型がよく釣れている。
伊藤育男さんが塩釜港の丸洋丸でマガレイ釣りに釣行したのは1月25日のこと。やや食いの渋い条件だったため枚数は一人31~60枚と仙台湾にしては平凡だったが、30~40cmくらいの良型が多くて大満足だった。
「この日は刺身にできるサイズのアカジ(マガレイ)が一杯釣れたのですが、このアカジの刺身がうまくて最高でした。あとは定番のから揚げにして、残りは一夜干し。船長にすすめられたのが、良型をから揚げにするとき、半身を5枚におろすのではなく3枚に捌き、大きな半身をそのままから揚げにする方法。これがまたおいしくて、出来るなら毎週釣りに行きたいくらいですよ」と伊藤さん。
食べておいしい良型がコンスタントにヒット!
取材日は曇りで多少風ウネリはあるものの暖かく、寒さはほとんど感じなかった。航程1時間20~30分で大型魚礁南沖の水深45mほどのポイントに到着。朝方は食いが渋く、食い込みが浅いのかアワせても魚が抜けてしまうケースも多くみられた。初めのうちは風ウネリがあり、しっかり底取り出来るかどうかで釣果に大きな差がついたが、徐々に状況は良くなり、型揃いでコンスタントに釣れるようになった。
釣り方としては、ガンガン誘うよりは、自然なフワフワとした誘いのほうがよく食ってきた。ベイトは細くて小さいメロウド。メロウドを食いにカレイが集まっているポイントらしく、釣り上げたカレイがメロウドを吐き出すことも多かった。
「エサ付けを寒いからと面倒くさがらず、しっかりチェックしてある程度はエサのボリュームを保つようにしたほうがいいですね。釣果は60枚弱でしたが、2,000円分のエサを使い切りました」
魚礁マガレイは連日絶好調ということもあり、この日の丸洋丸のマガレイ乗り合い船は16人の満船だった。同船者の中には栃木から遠征してきたというグループも。みなさんもカレイを釣るなら調子のいい今のうちがチャンスですよ。
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10代にしてカレイ釣り大会に優勝した経歴を持つ、東北屈指のカレイ釣り職人。ここ数年は、船釣りをメインに、もっぱら楽しい釣りを追求中。がまかつフィールドテスター、サンラインフィールドテスター
※取材・解説/伊藤育男
【マガレイの料理レシピ】
マガレイの下準備
マガレイの5枚おろし
マガレイの煮付け
マガレイの唐揚げ