秋ハゼシーズンの奥松島・宮戸島~松島湾内の釣り場2023年10月取材
2023年10月下旬、東松島市の奥松島周辺から松島町の松島湾内にかけてハゼ釣り場を巡りました。以前の取材時は釣りを出来た場所でも立入禁止や釣り禁止になっている場所がありました。釣りは立ち入っても良い場所で、ルールやマナーを守って楽しむようにしてください。
※2023年10月取材、11月掲載。取材時の情報をそのまま掲載していますので、新たに釣り禁止や立入禁止、工事中になった場合は現地の看板などに従うようにしてください。
※2024年7月追記:松ヶ島漁港は投げ釣り、リール竿の使用禁止です。
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潜ヶ浦水道(松ヶ島橋周辺)
野蒜海岸と宮戸島とをつなぐ松ヶ島橋の下、松島湾と石巻湾をつなぐ潜ヶ浦水道(かつぎがうらすいどう)は震災前に遊覧船の発着場や海水浴場の駐車場などがあったエリア。釣り人はマゴチやハゼ、カレイなどを狙っていたが、震災で大きな被害を受け、長く工事が続いていた。野蒜海岸の防潮堤工事の終了とともに護岸が整備され、一部入ることができるようになっている。
松ヶ島漁港
※ここは投げ釣りなどリール竿を使ったキャスティングは禁止です。ノベ竿の釣りのみ可能になります。
奥松島に入ってすぐ、松ヶ島橋を渡ってすぐ左手の小漁港。自然の入江を利用しているため岸壁のみからなる港で、係留されている船が多く、作業スペースも限られる。岸壁で作業をしている時など釣りをして良いか確認が必要だが、日曜など作業が休みならば空いているスペースを選んで釣りは可能。水深浅くハゼがメインの場所。
里浜漁港は立入禁止
奥松島縄文村歴史資料館のすぐ裏にある里浜漁港は大分前から立入禁止になっている。「立入禁止」と表示されているような場所には絶対に入らないようにしよう。
月浜漁港、大浜漁港:工事中通行止め、立ち入り禁止(2023年10月末時点)
2023年10月末の取材時点では、月浜漁港、大浜漁港は入り口途中にバリケードがあり、立ち入り禁止になっていた。規制がいつまでかは不明だが、立ち入り禁止は厳守。
室浜海岸
室浜漁港のすぐ手前にある、小規模ながらきれいな砂浜。季節によりカレイやフラットフィッシュの実績もある(駐車スペースに注意)
室浜漁港
取材時は奥松島で唯一、釣りが可能な場所ということで、釣り人が多く集まっていた。防波堤の付け根付近のスペースに駐車し、歩いて防波堤へ入る。ここは港内はサビキ釣りの小アジ、小サバやメバル、防波堤周りを探って根魚。防波堤先端付近は比較的に潮の通りが良いため、季節によっては青物などの回遊がみられる。
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東名漁港
東名(とうな)地区にある東名漁港(東名浜漁港)はカキの直売所などもあり、牡蠣養殖を中心とした漁業が盛んな港。牡蠣剥き施設を中心とした岸壁はフォークリフトなどの往来が多く、漁船も係留されているため作業の邪魔にならないよう気を付けたい。左手のスロープ付近など、空いているスペースを選んでハゼを中心にカレイやアナゴなどを狙うことができる。
東名運河
鳴瀬川河口内と松島湾内とをつなぐ水路「東名運河」。震災前は仙石線の野蒜駅があり、鉄路が通っていた(現在は山側に移転)。県道沿いに駐車スペースは無いが、運河沿いの細道の駐車スペース付近でハゼ釣りをする人が多くみられる。今季は良型が釣れていたそうだが、10月半ば過ぎからはハゼが深場に落ち始めてアベレージサイズが小さくなってしまったそうだ。
[東名運河・野蒜水門]
[東名運河・松島湾側水門]
名籠漁港、銭神漁港は釣り禁止、立入禁止
仙石線の手樽駅から陸前富山駅周辺の松島湾内は以前はハゼ釣りを出来る場所が多かったが、現在は立入禁止が多くなり、地域の方との駐車トラブル等も多いとのことで、釣りは厳しくなった。安全で問題なく出来る場所を選びましょう。
磯崎漁港
牡蠣剥き場のある橋から先は立入禁止で、岸壁の一部(漁船などが無く、漁業作業をしていないスペース)でハゼ釣りなどを楽しむ人がみられた。防波堤も付け根の部分に立入禁止看板があるので注意。
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