まだまだ好調継続中!大船渡・綾里沖のイカメタル
初夏からケンサキイカと夏スルメが好調に釣れ続く岩手三陸沿岸。盛夏を過ぎてサイズアップしてきた大船渡市綾里沖のイカ釣りの模様を取材しました。
※2024年8月取材、9月掲載記事。
砂子浜漁港・勝丸の新船で夜イカ出船
岩手県三陸の夏イカが盛期へ。夏スルメイカにケンサキイカも加わり三陸海岸一帯は連日好調をキープ中。県内はもとより隣県、遠方からも続々とイカ釣りファンが集結し当地は大きな盛り上がりを見せている。そんな8月初旬、越喜来湾砂子浜漁港の勝丸さんに伺った。その模様をお届けします。
今回、お世話になったのは7月の下旬に新船を就航させた砂子浜漁港の勝丸さん。旧船と比較するとワイドになり前方、後方デッキは快適広々。トイレも男性用、女性用に分かれており、これまた広く清潔感いっぱいで心安らぐ空間に。女性の方も安心して釣りが楽しめる仕様となっている。
8月に入り出船が17時に変更となった当地。日中のギラギラとした夏の日差しが少し和らぎはじめた頃に出船、ポイント到着後スタートフィッシングとなった。
明るいうちからケンサキイカが釣れて一安心
序盤、潮流が緩かったことから船長アナウンスのもと15号のメタルで開始。「前日はイカが元気なかったから今日はどうだろ。上向いてくれると良いんだけどな」と心配げな森下船長。しかしながら蓋を開けてみれば当日のイカはそこそこ元気。開始から20分ほどでファーストヒットとなるケンサキイカのダブル、周りも竿曲がりシーン連発で好調の兆し。期待に胸が膨らんだ。
集魚灯点灯1時間後にはボトム付近でケンサキイカ、中層30~40m辺りで夏スルメイカがヒット。サバの猛攻もあったもののリグのドロッパーの数を減らしたり、メタル単体にしてかわすなど、その後もコンスタントに釣れ続け船上は活況。
ヒットルアーはピンク、赤白、赤黄色、ブルーに赤緑が高実績。時間とともに変化するイカのコンディションに素早く反応し、マッチしたリグ、ルアーを使い分けが釣果を左右する結果となった。
途中ダブル、トリプルありで釣果倍増!
中盤から終盤はサバラッシュが落ち着き我慢の釣りから解放された。ボトムではケンサキイカ、中層では夏スルメイカと釣れるレンジが出来上がっていた。ボトムでヒットしたケンサキイカの巻き上げ時にスルメイカが乗ってくるといった場面も多く、一気に釣果倍増。時折イカのプチラッシュも加わり当日の竿頭は61杯。
竿頭の方に当日の模様をお聞きしたところ終始ボトム狙いだったそう。「集魚灯点灯後の序盤は一杯も釣れず焦っちゃったけど我慢してボトム付近を探り続けたことが良かったのかも」と満面の笑み。中盤以降、怒涛のラッシュとなりダブル、トリプルと連発し数を重ねた事が好釣果に結び付いたようだ。
前日が爆釣も当日は我慢の釣り。なんてことが多々あるイカ釣り。その日その日で海況はもちろんイカのコンディションも違うだけに前回はこのタックル、ルアーで良い思いをしたから今回もこれで爆釣間違いなし。なんてパターンが通用しないのがイカメタル釣行。当日のベストなヒットパターンを導き出すことが面白くもあり、競技志向を高めている。それがイカ釣りファンがハマる一因かもしれない。
三陸のイカ釣りシーズンは9月に入り中盤戦へ突入した。気になる勝丸さんの直近の釣果は9/6スルメイカ、ケンサキイカ混じりで多い人で120杯、9/7は同じく多い人で50杯、9/8は60杯と堅調を持続中。もちろん日ムラはあるものの今後も有望だ。これからのシーズンはサイズアップに期待出来る上、11月に入ればヤリイカも本格始動する。イカ釣りファンの熱いシーズンはまだまだ続く。
遊漁船紹介:勝丸(岩手県大船渡市砂子浜漁港)
[遊漁船情報]勝丸(岩手県大船渡市砂子浜漁港)
TEL:090-3648-1496
ブログURL:https://blog.goo.ne.jp/y0126
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